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これだけで予約件数3倍!?個人飲食店のウェブ集客導線の考え方

効果的なウェブ集客には『お客様のウェブ導線』が必須

効果的にウェブ集客を行うためには、『お客様のウェブ導線』を念頭に置いて取り組む必要があります。

『お客様のウェブ導線』とは、「お客様がお店の情報を知ってから、来店する(来店後)までのお客様の流れ」のことです。

この『お客様のウェブ導線』をしっかり考えたうえで、情報発信をすることが効果的なウェブ集客に直結します。

『お客様のウェブ導線』は飲食店で言えば料理レシピ

この『お客様のウェブ導線』は料理で例えると、「素材が料理になるまでの一連の流れ=レシピ」のことになります。

例えばあるお肉料理を作るときの流れは、「お肉の下処理はこうやって、ここで何分寝かせておく」 →「寝かせたお肉を常温に戻す」 →「常温に戻ったら強火で一気に焼く」 →「付け合わせの野菜の準備をする」 →「お肉が焼きあがったら、お皿に盛りつける」といった内容になるでしょう。

また、レシピは一つだけではありません。

素材や料理が違えば、レシピも変わってきます。

ウェブ集客の場合、お客様が「お店の情報を知る」 →「気になるからウェブで検索してみる」 →「グルメサイトが表示されたのでそのページに流入し、お店の情報を見る」 →「魅力的な商品があり雰囲気も良かったので行きたいと思い、ネット予約できるかどうかを確認する」 →「実際にネット予約する=来店」までが主な一連の流れになります。

この一連の流れも、使用するSNSやグルメサイト、ウェブサイトの有無、お客様の検索するキーワードの違いなどによって分岐していきます。

ちなみに、上記の流れの中で「グルメサイトの掲載」が無ければどうなるでしょう?

多くの場合、別の情報源を探すか探すのを辞めて、他のお店に流れていってしまいます。

もったいない取りこぼしをしないためにも、『お客様のウェブ導線』をしっかり把握しておきましょう。

『お客様のウェブ導線』を把握するための流れ

『お客様のウェブ導線』を実際に考えるとき、以下の3つの観点から実際の状況を確認します。

① 導線図を参考にウェブ上の設定状況を把握する

ウェブ導線図を参考に、現時点でどんな設定や記載ががされているのか?を確認します。

この図では来店後のリピートまでを含めているので、来店後の流れも記載していますが、だいたい自店舗のこの内容を把握できていれば大丈夫です。
また、導線の中で足りない項目も洗い出しておきます。

ウェブ導線図

② 設定されている情報が編集可能なのかどうかを確認する

SNSやGoogleビジネスプロフィール、有料掲載のグルメサイト、ウェブサイトであれば編集は可能でしょう。

「記載されている情報は正しいか?」「可能な限り最新の情報になっているか?」「導線が途中で途切れていないか?」などお客様がウェブ上で迷子にならないような導線設計ができているかを確認しましょう。

たまに、ユーザーや運営会社が登録したサイト(食べログの無料掲載など)などは自分たちで編集できない場合もあります。

何とか編集できないかを確認し、編集できない場合は、この部分を導線から外し、お客様がなるべく使わないように導線設計をします。

③ お客様の流れをシミュレーションしてみて、違和感がないかを確認する

実際に頭の中でお客様の動きを想像してみましょう。

特に注意すべきは、「次のアクションに繋がる部分」です。

例えば、Instagramのプロフィール内のURL・GoogleビジネスプロフィールのウェブサイトURLや電話番号、ネット予約窓口はどこから閲覧できるのか?などの項目は重点的にみておくべきです。

「グルメサイトやっているから大丈夫」「SNSやっているから大丈夫」といった店舗の方は、実際にお客様の目線になってみると、予約までの道のりが遠く険しいものだと感じる場合もあります。

道のりが遠く険しいのであれば、なるべく簡単な道のりになるように導線の整備をしてあげましょう。

『お客様のウェブ導線』の構築は、コスト削減とウェブ集客増加の一石二鳥になり得る

InstagramなどのSNS、グルメサイト、Googleビジネスプロフィールなど飲食店が使える集客ツールは多岐にわたります。

ですが、その一つ一つは”点”でしかなく、点同士をつなぐことでより大きなウェブ集客を実現することができます。

僕がお手伝いする個人飲食店では、『お客様のウェブ導線』を見直しただけで次月の予約件数が約3倍にまで増加しました。

点の部分にコストをかけるもの良いですが、その前に全体を自店舗で把握しておくと、結果的にコスト削減と集客効果に繋がっていきます。

まずは、ウェブ全体を見たときにお店の情報やツール同士のつながりを把握することから始めましょう。


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