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foodskole講師ご紹介vol.1 /酒井里奈さん(ファーメンステーション)

現在受講を悩まれている方や、foodskoleに興味を持っていただけている方に向けて、個性豊かな講師のみなさんを紹介していく企画。

今回は、校長の平井巧がご紹介します。

講師のご紹介/酒井里奈さん

授業タイトル:発酵でつなぐ都市と地域。

酒井里奈さんが代表を務める株式会社ファーメンステーションは、岩手県奥州市の休耕田で栽培された無農薬・無化学肥料のオーガニック米を発酵・蒸留してエタノールを製造しています。残った発酵粕も化粧品の原材料に使用するほか、鶏や牛の餌に活用し、さらにその鶏糞や牛糞は畑や田んぼの肥料にするなど、ごみを出さない循環型でサステナブルな取り組みを実践されています。

由来がわかるものをつかって、ごみを無くし、未利用資源を活用することを実現しているファーメンステーションさんですが、酒井さんがもうひとつ大切にしているのは、その商品を生活者が「楽しく使えること」。環境のことだけではなく、使う商品の機能性がよくて、性能も抜群。使用するときの気分も大事に考えているとのこと。

事業性、エンタメ性、そして地球の持続性。どの分野にも言えますが、これらをすべて考えてビジネスにするのは本当にむずかしいものです。「合理的ではない」とまわりから言われても事業をやりつづける、酒井さんの動機とモチベーションはどこからくるのか。

地域、都市、食、環境、暮らし、そして生産と消費。すべてにとって良い活動とは。本当にそんな理想はあるのか。酒井さん自身、経済活動の中で、環境や社会貢献に配慮することは必要とわかっていながらも、悩みながら取り組まれているそうです。

授業では酒井さんの活動に触れながら、みなさんといっしょに、エシカル消費をテーマに話し合いたいと思います。

(foodskole校長/平井巧)

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酒井里奈
株式会社ファーメンステーション代表取締役。大学卒業後、都市銀行、外資系証券会社などに勤務。発酵技術に興味を持ち、東京農業大学応用生物科学部醸造科学科に入学。2009年3月卒業。同年、株式会社ファーメンステーション設立。研究テーマは地産地消型エタノール製造、未利用資源の有効活用技術の開発。第1回Japan BeautyTech Awards特別賞、EY Winning Women 2019 ファイナリスト、ブリティッシュ・ビジネス・アワード(BBA)2014 Community Contribution 等を受賞。

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