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【参考】米国テネシー州のレストラン向けガイドライン(翻訳)

こんにちは、FOODIT TOKYO実行委員会/トレタの中山です。

本記事は、テネシー州で公開されたレストラン向けの(営業再開に向けた)ガイドラインを有志の方に翻訳いただいたものです。ありがとうございました。

原典はこちらです。

以下が翻訳となります。

安全のガイドライン

テネシー州(以下、州)は、CDCFDAのガイドラインと同様に、すべてのビジネスのための普遍的なガイドラインの厳格な遵守を推奨しています。さらに、州は、レストランが消費者と従業員を保護するために、以下のような対策を講じることを推奨しています。

従業員の保護について

- 可能な限り在宅勤務を認めてください。
- 出勤するすべての従業員に対して以下のCOVID-19の症状について質問し、スクリーニングしてください。
─  COVID-19 感染者と密接に接触したことがありますか?
─  咳、息切れ、喉の痛みがありますか?
─  過去48時間以内に発熱がありましたか?
─  最近、味覚や嗅覚の異常を感じたことがありますか?
─  過去24時間以内に嘔吐や下痢をしましたか?
─  従業員の検温審査
 └─ ベストプラクティス:従業員は毎日出勤時に非接触体温計で温度を測定します。
 └─ 最低限の措置:勤務前に体温を測定し、38度を超えた場合は出勤させてはいけません。
- 専用のフェイスカバーと専用手袋を全従業員が常時着用します(使い回しをしないこと)。
└─ N-95や医療用品であってはいけません - これらは医療従事者が使用するために保存されるべきです。
- 可能な限り社会的距離(ソーシャルディスタンス)を置くことを推奨しています。
- 従業員は、手洗いを頻繁に行い、顔を触らないようにし、咳やくしゃみをする際には、呼吸器のエチケットを守るなど、衛生習慣を高める必要があります。
- すべての従業員は、体調不良の場合は自宅で待機し、病気の症状を上司に報告し、従業員の家庭内でCOVID-19陽性者が出た場合は、その旨を通知するようにしてください。CDC によると、COVID-19 に特に脆弱な従業員(例えば、年齢や基礎疾患のため)は、自宅にいることが推奨されています。
- COVID-19の症状を示した従業員(すなわち、スクリーニングの質問に「はい」と答えた従業員、または発熱している従業員)は、テネシー州保健省およびCDCのガイドラインに従って、直ちに施設から退出し、医療処置および/またはCOVID-19検査を受けるように指示してください。なお、雇用者は従業員の健康情報の機密性を保持しなければなりません。
- COVID-19症例が発生した場合の対応計画を立て、必要に応じて地元の保健局職員と協力する(例:COVID-19症例の監視と追跡、施設の消毒を徹底)。
- この法律では、自己隔離やCOVID-19の症状に対する診断を求めるなどの特定の理由で、有給の病気休暇や家族・医療休暇の拡大が認められています。
- 従業員の不調ポリシーをCOVID-19の症状を含むように更新するか、「COVID-19」に特化したポリシーを作成する。全職員が署名し、確認のためにポリシーを掲示すること
- 職場に以下の文書を含む健康方針を掲示し、COVID-19のベストプラクティスについて建物内の全従業員を教育します。
─ CDC guidance to stop the spread of germs
─ CDC guidance on COVID-19 symptoms
- 本書に記載されている衛生頻度のガイダンスに常に従ってください。
- ServSafe COVID-19 トレーニングを可能な限り早くすべての食品取扱者に提供してください。

消費者の保護について

- 店内の客数を客席数の50%までに制限します
- テーブルの間隔は最低でも1.8m以上離れている必要があります。
- 1テーブルにつき6名までとします。
- 社会的距離(ソーシャルディスタンス)の基準が満たされるように、屋内または屋外の待合エリアにマークを付ける(それ以外にも、呼び出しをゲストに知らせるメッセージシステム、呼び出しシステム、または団体の場合は1名だけ待合エリアで待つことが許されるなどの方法を採用してください)。
- バーエリアは閉鎖したままにしてください。
- 生演奏は禁止です。
- レストランへの入店時に、自覚症状がないかを確認してください。
─ ベストプラクティス:下記、スクリーニングの質問に加えて、すべてのお客様の体温チェックを行ってください。体温が38度以上のお客様は入店をお断りしてください 。
─ 最低限の措置:COVID-19の症状に関する顧客への下記質問を行ってください。
 └─ COVID-19 感染者と密接に接触したことがありますか?
 └─ 咳、息切れ、喉の痛みがありますか?
 └─ 過去48時間以内に熱がありましたか?

オペレーションのガイドライン

- 社会的距離(ソーシャルディスタンス)のガイドラインを遵守し、シフトを調整することで、職場での感染拡大を軽減してください。
- CDCガイドラインに従って、少なくとも2時間に1回は高接触面の定期的な消毒を行い、職場の清掃と消毒を実施してください。
- ドアハンドル、タッチスクリーン、電話、ペン、キーボード、その他の手が触れる部分を含むすべてのフロントコンタクト面を、最低でも2時間ごとに消毒してください。
- レストランの入り口やトイレ、レジに手指消毒液を設置してください。
- 使用するたびに使い捨てできるメニューか毎回除菌されたメニューを使用してください。
- 密閉された容器に入れられたカトラリー・ナプキンを使用してください(スタッフは指定された衛生エリアでカトラリーを準備する場合は手袋を使用してください。
- 各テーブルのお客様が帰った後に、調味料を含むすべてのテーブル上のアイテムを消毒(または使い捨てのものを使用してください)
- 各テーブルのお客様が帰った後に、特に接触が発生した場所の椅子を消毒してください。
- セルフサービスのビュッフェ、複数のテーブルで使用するためのカウンター上の調味料、またはドリンクバーを提供しないでください。

翻訳は以上です。

さいごに

FOODITでは、今後も他国のガイドラインの翻訳や飲食店の経営再開に関するまとめなどを不定期に公開していく予定です。ぜひフォローして今後の情報発信もご確認いただければと思います。

最後にもういちどテネシー州のガイドライン原典を貼り付けておきます。Googleの翻訳でもだいぶ読めますし、別業界のガイドラインもありますので、ぜひリンク先もご確認ください。


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