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人を惹きつける料理ブログとは?人気フーディストの5大要素

こんにちは。フーディストサービスが運営する料理ブログのポータルサイト「レシピブログ」プロデューサーの久永です。

レシピブログ」は17,000の料理ブログをネットワークする日本最大級の料理ブログポータルサイトです。アメーバブログがスタートした翌年の2005年にスタートしたサービスで2021年の夏に開設16年目を迎えます。サイト上には100万点以上のレシピが掲載されていて毎日の暮らしに役立つレシピを自由に検索できるようになっています!

前回は「料理ブログ本がヒットする理由」をご紹介しましたが、今回はどのような料理ブログが読者やファンを惹きつけるのか、人気のフーディストに共通点はあるのかをご紹介いたします。

レシピブログの人気ランキングの仕組み

レシピブログにはアメーバブログやlivedoorブログなど様々なブログサービスの料理ブログが登録されていますが、登録数が増えてくるとお気に入りのフーディストさんを探すのも大変になってきます。そこで注目されるようになったのがレシピブログにある「人気ブログランキング」です。
1位から17,000位までのブログが人気順に並んでおり、毎日順位が入れ替わる仕組みになっています。

ランキングポイントはOUTポイントとINポイントの2項目があり、レシピブログ内のレシピ検索や記事コーナーで紹介されたレシピをクリックしブログに訪れたポイント数と、各自のブログに設置された専用の応援ボタンをクリックしレシピブログに訪れた数のポイント数を合算して1日1回、更新されます。

※詳しいランキング集計方法はこちら▼
https://s.recipe-blog.jp/goto_pc?uri=https://www.recipe-blog.jp/ranking/about2#anchorFlow

「ひとり暮らし」「お弁当」「節約」…など自身が執筆しているレシピのテーマに沿ってエントリーするカテゴリを最大3つまで選べるようになっており、どのカテゴリで1位を目指すかは自由に決められます。
また、カテゴリ分けすることで読者が興味のある料理ジャンルのフーディストさんに出会いやすいような設計にしています。

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この人気ランキングは読者だけでなくテレビや雑誌などのメディアからも注目されています。
特に出版社さんからの注目は高く「上位20位以内に入ると料理本出版のオファーがかかるらしい…」なんて話もあがったりします。
事実、私宛てに編集担当者さんから問い合わせをいただくことがしばしばあるので読者からの人気度や注目度がシンプルにわかる指標になっているのかなと思います。

人気フーディストの共通点とは?

ランキングの上位になる=読者の人気が高いということになるのですが、人気のあるフーディストさんにはある程度、共通する要素があると感じています。

1、 レシピがわかりやすくて簡単!実際に作ってみてもおいしい
2、 おいしそうな写真をアップしている
3、 自身の個性やカラーがはっきりしていて、文章が魅力的である
  (節約、お弁当、お菓子、作り置き、おつまみ…etc)
4、旬の食材や流行の調味料を使ったレシピを紹介する                                         (=読者のニーズにこたえる)
5、読者に対して丁寧なコミュニケーションを確立している

もちろん全てを網羅したからと言って必ず人気になるという保証はできないのですがただ、基本としてこれらを抑えているフーディストさんはブレイクする可能性が高いのでは…と感じています。

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例えば、上記のMizukiさんはホットケーキミックスの達人としてTBS「マツコの知らない世界」にも出演されましたが、工程カットを踏まえてわかりやすくホットケーキミックスを活用したお菓子をブログで紹介しています。写真にキャプションを加えたり随所に見やすくする工夫がなされていますよね。

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また、Yuuさんは2020年の3月上旬に全国小中高の臨時休校要請が発表された際、すかさず自身のブログ上で簡単に作れる子供向けのランチレシピを取りまとめて紹介しました。世の中の動きを敏感にキャッチして読者の困りごとやニーズに即座に答えていく姿勢は目を見張るものがあります。

ブレイクするフーディストとは?

私が日頃、フーディストさんと接していて驚くのはその感度の高さと徹底したマーケット力です。特に人気の高いフーディストさんは、自身がブログの編集長であるという意識をもって料理レシピを発信しています。
ユーザーからは様々な反響が届きます。“美味しかった!”“こどもが喜んでくれた”という嬉しい声もあれば、“うまくできなかった”“代わりに使える調味料はありますか?”など多岐にわたります。

これらの声を元に自身の料理レシピを改善し、アップデートしたレシピをまたブログで発信する。私たちが仕事で行うようなPDCA(最近だとOODA?)を自然に取り入れ、好循環なサイクルを生み出しています。

「レンジで1発!とろとろ豚バラ白菜」

自身の強みもわかっていてセルフブランディングにもたけています。作りおきが得意、糖質オフの知識がある、レンチンだけでできる…など人とは異なる個性を持っていることは大切です。

そして何よりも等身大であるということ。フーディストさんは元々、会社員や主婦だったという方が大半です。料理の資格がなくても読者と同じ目線を常にもっているということは武器になります。料理を作る時、何に困っているのか、どのような悩みがあるのか…それらに寄り添えることは情報過多な現代において重要なキーポイントになります。

最後にブログは長文に向いたフォーマットで料理レシピ以外に自身のライフスタイルなど日々のストーリーを自由にふんだんに盛り込めます。
コラムのような発信から読者は自身との共通点を感じたり納得したりするので、心に深く届きます。これらの要素がフーディストさんへの絶大な共感と信頼につながっていくのです。

何より「料理が好き」という気持ちが大切!

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ここまでつらつらと多くのポイントをご紹介してきました。もちろん、これら全てを網羅できるパーフェクトな方はなかなかいないと思いますし、全てコンプリートできたからといってすぐにアクセスが伸びるといった保証はありません。人気のフーディストさんも自身でトライ&エラーを繰り返しながら少しずつ自身のスタイルを確立してきました。

またランキング順位を気にするあまり、自身の発信したいことがずれてしまっては本末転倒です。一番大切なのは「料理が好きでたくさんの人においしいレシピを届けたい」という想いです。

料理レシピを考えて写真や動画を撮って記事で紹介するという行為はとてもクリエイティブでハイカロリーな作業です。楽しいと思えなくなってしまったら続かなくなってしまいます。
もし途中で道に迷ってしまったら何のために料理ブログを始めたのか、一度基本に立ち返ってみるのも良いと思います。

さて、次回はレシピブログが毎年実施しているサポートプログラム「ネクストフーディスト」の活動についてご紹介します!お楽しみに~♪

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