生鮮流通に新しい循環を創り出す 〜いきなりプライベート編@ホーチミン〜
こんにちは。フーディソンCEOのTohru(トール)です。
「世界の食をもっと楽しく」をミッションに、「生鮮流通に新しい循環を」創り出すことをビジョンに経営して今期で11年目になりました。
「世界の食を〜」と言いながら、海外旅行経験はハワイ、グアム、シンガポール、タイ、香港、バングラディシュ、とバングラを除けばTHE観光地ばかりで、英語力もないし、世界の幅がまったく広がっていない状態でした。
ということでフーディソンの5年後10年後を見据えて、プライベートで月に1回、英語学習も兼ねて海外視察にいくことを4月に決意しました。
1ヵ国目はホーチミンへ
理由は我々が日本で提供している魚ポチと類似する企業がホーチミンにあって、経営者とアポが取れたから。ホーチミンには何も縁がないので、この縁を頼りにするしかない!
今までの人生も、人との出会いと縁に導かれてきたわけで、今回もこの出会いから始まる現地の縁の広がりを楽しみたい、細かいことを考えず、agodaでベトジェット往復を予約。実は国内旅行往復とそんなに変わらない金額感でホーチミンに行けることに驚きました。。
横断歩道がめちゃくちゃ怖い、でもその先にある一体感がイイ
結構太めの道路でも横断歩道に信号がありません。めちゃくちゃ怖いです。
渡る時のポイントは”ゆっくり動くこと”。そうすれば車もバイクも避けてくれます。
どうしても日本の常識で考えてしまうので、バイクと車が大量に走っている中に1歩踏み出すのは、勇気が要りました。
ベトナム料理について
とのこと。
ベトナムの歴史
ベトナムは北部と南部で統治の歴史が違い、文化が違うようです。ホーチミンは経済の中心地。北部の中心地はハノイですが、街の雰囲気もかなり違うようです。私はホーチミンにしか行ってないのでよくわかりません。
カウンターの寿司店 MAGURO studioへ
カウンターで寿司ランチを食べながら、ホーチミンの食材調達事情などを教えてもらいました。いくつかポイントがありそうです。
豊洲市場は、水産業界の統一世界チャンピオン!
品質の良い魚は日本の市場の信頼は高い。豊洲や個別で作り上げた日本各地のネットワークから調達をするのが一般的だそうです。世界から情報が集まってくる豊洲市場は、水産業界の統一世界チャンピオンだなと再認識しました。
店内には魚の熟成機もあり、鮮度だけじゃなくて熟成を楽しみ始めているのも驚きました。
日本食の人気は高く、もっと大きな箱で2店舗目の日本食レストランもオープンしたとのこと。
昼から現地の方が寿司のフルコースを食べていて、満席状態。ホーチミンに行くときに自分がホーチミンに持っていた印象とは全く違いました。
経済の発展とともに、富裕層がとんでもないスピードで増えているんですね。
現地のサプライチェーン事情の今後
海域の違いによる品質の違いは当然ある前提ですが、ベトナム近海でもメバチマグロが水揚げされるようです。ですがコールドチェーンが整えば、現地での調達が可能になり、コスト的にも、フードマイレージの短縮によるCO2排出など環境負荷的にも改善が進む可能性があります。
そのために取り組むべきことは以下の2点です。
コールドチェーンのインフラ整備
現地の商品の価値形成する市場機能整備
1、2は同時並行で整備が必要ですが、現状は、2の整備が進んでいない状況のようです。
日系企業が冷凍設備付きの船を現地の漁師に無償提供する事例などは出てきているようですが、単発の取り組みで成果につながっていないとか。
ビジョンへのインプット
海外需要者にとっても日本の水揚げ情報は重要 日本で創り上げた、サプライヤーネットワーク、市場の権利、などは海外に向けても活用できそう。
長期的には、海外からの豊洲調達が海外現地での調達に変わる可能性あり
現地調達に変わる際には、価格形成する市場機能が必要で、欠けているピースになっている。そのピースは我々が担いたい。
生鮮流通に新しい循環を創り出す旅は続く
まだ1カ国に行っただけですが、フーディソンの長期ビジョンのアップデートができたこと、日本を海外から視ることでより客観視が進んだことなど、プラス要素が大きく、継続して取り組んでいきたいと思っています。
一緒に働くメンバーも募集中です!