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新しい忍者食を作ってみました

エンジニアチームのtaka(@terumapy)です。

久々にNARUTOを読みました。
NARUTOといえば忍者、忍者といえば忍者食です。忍たま乱太郎でもたまに出てくるアレです。

NHK アニメ 忍たま乱太郎「忍者食の謎をさぐれ!の段」

忍者食は、DELISH KITCHENのレシピだけでなく伊賀流忍者のレシピ
(飢渇丸や水渇丸が有名ですね)が公開されています。

今回はこれらを参考にしつつ、水産物を使った新しい忍者食を想像しながら自作することにしました。

加熱前

鮪泳丸(ゆうえいがん)と名づけました。
止まることなく泳ぎ続けるマグロのように長時間の忍者活動を可能にし、かつその後の肉体回復を助ける、いわば忍者食の名を冠したお魚エナジー・プロテイン・フードというコンセプトです。

高カロリー・高タンパクだけでなく、携帯性や保存性、材料の調達容易性、廉価性、忍者活動中にも食の喜びを忘れさせないような調味などをクリアしなければいけません。
そこで、小麦粉と蕎麦粉に煮干しを砕いて粉にしたものを基本として、醤油ベースの味付けにごく少量の豚の脂を混ぜたものを、水や酒と共に練り上げました。魚介系ラーメンを指先の大きさにまで圧縮するイメージの味付けを目指します。文明の利器こと電子レンジを用いて水分を飛ばしながら芯まで加熱し、保存性と軽量/コンパクト性を実現しました。
栄養成分についてはもちろん煮干しをたっぷりと入れてあるため、お魚天国のサビで謳われるように満点です。

上記は加熱前の写真ですが、加熱後のは撮る前にうっかり口にしてしまいました(加熱しても色が抜けるくらいであまり変わりませんが)。
隕石かな?という感じですが、真面目に作っているとこうなります。実際固いですが、少しずつかじったり口の中で溶かしたりするといけます。普通に美味しかったです。そもそもの忍者食の食べ方として正しいかもしれません。粉っぽく、保存性を考えて脂っ気も弱めで、栄養面を考え煮干し粉の割合を多くし臭いが強くなってしまったためそのままとはいえませんが、奥底に魚介系ラーメンがいます(そもそも、忍者食に鰹節粉や煮干し粉を混ぜるのはよくあったそうですね)。これで、単調な忍者活動の中にもきっと食の彩りを加えられるはずです。

現代に生き、エンジニアとして働く私がこれを作ったところで、世界の何かが変わるというわけではないかもしれません。それでも、鮪泳丸を生む中で

  • 昔のものを新しく作るのは楽しいぞということ

  • 水産物を使うことの強み/弱みはなんだろうかということ

  • どういう条件を満たせば(魚)食文化が新しくできた/作れたといえるんだろうかということ(機能性?洒落やジョーク?食べる人口?時の経過?土用の丑の日は「う」のつく食べ物、というダジャレみたいなコピーがなぜ生き残り続けた?)

など、色々と感じ入るところがありました。もとい、本当は思いついたものを形にしたくてたまらなかっただけですね。

また何かピンときたら作って書きます。

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