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【読書日記】80歳でも脳が老化しない人がやっていること

「あー、疲れた」
「もう、嫌になる」
「そんなことできるわけない」

これらは老化を早めるNGワードです。

どうも
安全・安心と絆でつながる
キャリアコンサルタント
のタルイです。


突然ですが
あなたは最近「歳を取ったな…」
と感じたことありませんか?


ちなみに私は
気持ちが若いのだけが
取り柄でして

いつもまわりの世界が
新鮮に青々しく
感じている日々を過ごしております。

おじさんの青春です。



ところがですね。

つい最近知った
「片足立ち診断法」
やったときの話です。


あなたもご存知かもしれません。

これは脳の老化を
セルフ診断できるのです。

やり方もカンタンです。
その場で立ち上がって
目を閉じた状態で
片足立ちをします。

そして何秒間、
片足で立っていられるかを
測定します。


ちなみに目安ですが
目を閉じて30秒以上
片足で立っていられれば、
脳はまだまだ若い状態です。

逆に30秒未満の人は
老化が進んでいます。


せっかくなので
あなたもやってみてください。

くれぐれも転倒に気をつけて
周りに障害物がない環境で
やってくださいね。





いかがでしたか?
意外と難しいですよね。

私の診断結果は気になりますか?

発表しますね。


ふふふ。




必死にもがいて26秒でした…

プルプル(((;゚д゚;)))プルプル


はぁ…


急に私のまわりの世界が
赤茶色に見えてきました。

晩秋を感じます。


今日のテーマは『老化』です。




私にこれでもかと
現実をわからせてくれた本を
ご紹介します。


でもこれは読んでも
大丈夫な本ですよ。



著者は脳科学者の西剛志さん。

以前のnoteで
共感脳について
紹介させていただきました。




私が本書を読んで知り得た
新事実を発表します。


まず脳科学的には、
加齢=老化ではないのです。


世の中には
70歳のシニアになっても
体の不調もそれほどなく、
まだまだ元気で、
知的好奇心も旺盛な方が
たくさんいらっしゃいます。


このような超人的な
認知・身体能力を持つ人を
スーパーエイジャーと呼ぶようです。


スーパーなエイジャーですよ!


なんか強そうですね。


スーパー戦隊シリーズにも
登場しそうです。


『スーパー老人戦隊ゴエイジャー』


なんて妄想しちゃいましたw



その一方で…


「スーパーのレジ待ちの列に
 割り込む老人」

「人目をはばからず、
 店員に怒鳴り散らす老人」


まるで悪の組織から送り込まれた
怪人
のように迷惑な老人たち…


彼らは自省できないのは
脳の老化、老人脳であることに
原因があるのだそうです。


スーパー老人戦隊 ゴエイジャー
vs
悪の老化組織 ロウガイ


そう遠くはない未来に
私はどちらに属するのだろうか…



私は決めました!

どうせなら
スーパーエイジャーになりたい!


目指すところは
ゴエイジャー レッド

つまりセンターのポジションです。


これがゴエイジャーレッドだ!


この本は老人脳にならないための
さまざまな方法を紹介しております。

たしかに辛い現実を知りますが
同時に解決策も
知ることができるのです。


本書の目次をご覧ください。

○第1章 自分ではなかなか気づかない『脳の老化』
○第2章 いくつになっても老人脳にならない人はいったい何をしているのか?
○第3章 老人脳にならない運動
○第4章 老人脳にならない食事の習慣
○第5章 老人脳にならない生活習慣
○第6章 老人脳にならないマインドの作り方

太字にしましたが
老人脳は後天的なものであり

日々のさまざまな習慣の
積み重ねによって
変えることができるということです。


私が数えたところ
本書には40通り以上の
老人脳対策が書いてあります。

全部はムリなので、
私が新たに実践出来そうなのを
3つだけピックアップしました。


ここからは
●老人脳とは何か?
●なぜ老人脳になってしまうのか?
●私の老人脳対策3つ

以上を紹介します。



◆老人脳には5つのタイプがある


そもそも老人脳の定義は
ひとつではありませんでした。

全部で5タイプです。



本書にチェックリストが
ありました。

A
□新しい場所に行くのが億劫。
□集中力が続かない
□最近流行ってる曲を聞いてもわからない
□新し食べたいと思えるものがあまりない
□新商品には興味がない
□昔と比べると本を読まなくなった
□昔話や「あの時代」がいかに良かったかばかりを話す。
B
□人の名前や顔が覚えられない
 (アイドルが同じ顔に見える)
□同じことを何度も言うことがある。
□約束の日時や場所を忘れる。
□何度も忘れ物がないか確かめる
□用事があって、その場所に行っても何をするか忘れてしまう
□ものをどこに置いたか分からなくなる。
□同じものと気づかずに買ったことがある。
C
□ 考えて買うより感覚で買うことが多くなった
□ 情報を鵜呑みにしてしまう傾向がある。
□ 同時に2つの作業ができなくなってきた
□ スケジュールを甘く見積もって遅れてしまう
□ 料理・計算・運転でうっかりミスをすることがある
□ 過去の成功体験に縛られて同じ選択をしてしまう(同じメニューを頼む、いつも同じ人と付き合うなど)
□ 衝動的に行動することが多くなった。(待てなくなった)
D
□ 他人の意見に共感することが少なくなってきた。
□ 服装に気を使わなくなってきた
□ 人の話をあまり聞いていない
□ 批判されても気にならなくなってきた
□ 店員さんにタメ語をよく使う
□プレゼントをあげても喜ばれなくなってきた
□ 気づいたら相手を傷つけていることがあった
E
□ 名前をよく聞く間違える
□ ボリュームを上げないと聞こえにくい
□ 騒音の中では、会話や電話がしづらい
□ テレビや音楽の音が大きいと周りから言われる
□ 音がどこから聞こえてくるか分かりづらい
□ 早口で喋られると理解できない



尚、この老人脳自己診断は、
自分の認識が間違っている
危険性もあるので、

家族や友人など
第三者にもやってもらい、

自分の診断と
第三者の診断を比較すると、
より正確に判断できるとのことです。


5タイプの特長です。

A.やる気脳」の老化
やる気がなかなか出なくなる。
脳の報酬系とも言われる線条体
加齢ともにスイッチが入らなくそうです。


B.「記憶脳」の老化
「 人の名前を覚える」
「顔を覚える」
これらピークは20〜30代でした。
記憶に関する脳の海馬
機能低下しています。


C.「客観・抑制脳」の老化
すぐにイライラしたり、
自分の感情を抑えられない。
オレオレ詐欺に
引っかかってしまう人もいる。

脳の司令塔と言われる
前頭前野が衰えている
可能性があります。


D.「共感脳」の老化
老人だけでなく他人に対して
失礼な人は共感脳がやられてました。

共感脳に関わる脳の部位は
いろいろとあるそうで
その中でも大切なのが
前帯状皮質と島皮質だそうです。


E.「聴覚脳」の老化
認知症の最大の危険因子は
「聴力低下」です。
耳が聞こえづらくなると
脳は視覚野や体感覚野を使って
補いだし脳に変性が起こるそうです。


いかがでしたか?

私は以上A〜Eで
特に「記憶力」がやばいです。


正直、
福士蒼汰さんと
中川大志さんの
見分けがつきませんw

https://ameblo.jp/nakagawa-sd/entry-12065826671.html


老人脳対策としては
特に注意したいこととして
書き残しておきます。


「客観・抑制脳」
「共感脳」ダブルの老化

切れやすい
クレームをよく言う
頑固になる
昔のやり方にしがみつく

などの特性があらわれ

場合によっては周りから
「老害」と見なされやすい
とのことです。


私たちは悪の老化組織ロウガイの一員に
ならないためにどうしたらいいのか?


ピックアップしました。


◆なぜ老害をやってしてしまうのか?


その前にまず前提として
人間は老化は避けられません。

本書によると

●情報処理能力のピーク18歳  
●人の名前を覚える力のピーク22歳  
●顔を覚える力のピーク32歳
●集中力のピーク43歳
●相手の気持ちを読む力のピーク48歳


これでいくと
もう私はすでに
ピークを超えております。


仕方がない。
これは現実として
受け入れましょう。


特に老害に関連するとして
「相手の気持ちを読む力」
が深く関与します。



まず、
相手の気持ちを読む力が衰えると
着るものに影響が出るそうです。

若いときは
近所のコンビニに行くのにも
ちゃんとした外着で行っていたのが、

50代、60代になると
着替えるのも
だんだん面倒になり、
部屋着のままで外出したりとか

さらに進むと
寝間着のままで行ってしまったりと

どんどん人目が
気にならなくなっていくのです。

これは私も実感あります。
オシャレは他人のため
を忘れてました。


問題はここから

さらに
「相手の気持ちを読む力」
が衰えていくと

いわゆる失礼な老人、
キレる老人になっていくことも
あるのです。


家族に横柄な態度をとったり、

お店で店員さんに
乱暴な言葉を使ったりと

自分の思い通りにならないことに
キレまくりなのです。


著者いわく
48歳を超えたら
「相手の気持ちを考えること」
に意識を向けていくと
覚えておいてください。


はい、私も気をつけます。



▶︎欲のある人のほうが長生きしやすい



食欲や性欲のやる気ホルモンである
ドーパミンは加齢と
ともに直線的に減っていくそうです。


禁煙に断酒にカフェイン断ちと

私は日々の修練の末に
『煩悩』が減らせたと
喜んでいたのですが…

これはどうやら
ただの老化でした


さらに困ったことに
ドーパミンが減少すると
長生きできないそうです。


これまた悩ましいですね。

煩悩は減らしたいが
長生きはしたいです。


何事も中庸ですね。


一方で、
加齢とともに
ドーパミンが減るが

愛情ホルモンと呼ばれる
オキシトシン
むしろ増えるそうです。

オキシトシンは
人や動物と「つながった瞬間」
出るホルモンです。


これはつまり
若い時は生理的欲求
強いのですが

加齢によりバランスが変わり
社会的欲求の割合が増えていく

この社会的欲求から
社会貢献につながることを
考えると、

人はマズローの五段階欲求説どおりに
成長している。


このことが
最新の脳科学で証明された
と著者は述べています。


詰まるところ
これに反する生き方をすると
幸福度が上がらず

おまけに老人脳も
進行しやすくなるそうです。



ここからは本書を読んで
いま私が取り組んでいる
老人脳対策をご紹介します。



◆【老人脳対策①】 記憶力向上には神経衰弱


こういうときの
スマホゲームって便利ですよね。

著者もデジタルツール
積極的に活用せよと述べてます。

なぜなら、
老人脳になりやすい人の
特徴のひとつに
「新しいことに挑戦しない」
があるからです。

パソコンの趣味のある人は、
認知症になりにくい
というデータもありました。

またSNSを利用すると、
世代や男女間を超えて繋がれるため、

知り合いができやすくなったり、
つながりを感じやすくなったりする
メリットもあります。


ただしスマホの使い方として

・寝る前に見ない   
・1日の使用時間を決める   
・姿勢に気をつける。座りすぎにも注意

以上があります。



◆対策②運動は片足立ちトレーニング

目を閉じて片足立ちする鳩


過去30年間の運動と脳に関する
さまざまな調査を
網羅的に分析したところ

認知機能の向上に
最も高い効果があったのは
コーディネーション運動
と呼ばれるものでした。


コーディネーション運動とは
複数の動きを同時に行うトレーニング
です。


ウォーキング、ランニング、
筋トレだけだと、
コーディネーション運動には
ならないそうです。


具体的には
バスケのドリブルが良いそうです。


老人×バスケ

「アンクル・ドリュー」を目指すのか…

残念なことに
これには気持ちが乗ってきません。



もっといいのがダンス
これは脳活の極みだそうです。


老人×ダンス


マツケンサンバを踊ってみるか…

…これもムリだな。



私は熟考の結果、前述しました
目を閉じて片足立ちトレーニング
を極めることにしました。

実はこの片足立ちも
コーディネーション運動だったのです。

平衡感覚は、目を閉じて
視覚野を完全に遮断すると、

「本当の身体のバランス感覚」
で立とうとします。


この
「本当の身体のバランス感覚」が
脳の状態と比例していたのです。


よって
このトレーニングをすることで
脳活にもなるのでした。


これならカンタンに実行できます。

何事も頑張らないを
モットーとする
私にピッタリです。



◆対策③NGワードを打ち消す「でも」を活用する

歳をとるとどうしても
「疲れた。」
マイナスの言葉が出てしまいます。

そんな時も安心。

脳は、文章の一番最後に来た情報を
印象に残しやすい
という
性質があるそうです。

よって

「疲れた。でも頑張った」
「疲れた。でもいい疲れだ」
「疲れた。でも寝れば回復するだろう」
「疲れた。でもその分成果が出た」


とマイナスの言葉の後に
「でも」を付け加えるのです。



性格が悪く見えてしまう言葉に
「でも、だって、どうせ、だから」
の頭文字を取った4D言葉があります。

「でも」はそのひとつなんですが

脳には良かったのです。



◆【最後に】歳を取っても向上する脳力があった!


50代以降も伸びる能力がありました。

それは「語彙力」です。

なんと語彙力のピークは67歳です!

私にもまだ伸びしろがあるのです!


著者の言葉を借りると
昔は長老と呼ばれる人が
周りの人から尊敬される
存在だったのは、

歳をとっても言葉の力
老いることがないからだそうです。


これは勇気づけられますね

こうやってnoteで読書日記書いていると
優れた著者の表現を真似ることで
自分自身の語彙の上達も感じます。


こうやってまとめてみると

老化もそんなに悪いこと
ばかりではありませんね。


だって順調に老化すれば

スーパーエイジャーになれるのですから。



「 最近、何をするにも億劫で、
 やる気がしない」


もしも
そう感じていましたら

やろうと思っていることを
20秒だけやってみる



という方法もありましたよ。

脳には、作業興奮と言う性質があって、
やり始めるとそのままやってしまう
性質があるそうです。

例としては
掃除をやろうと思うと面倒ですけど
「20秒だけやってみよう」と思うと、
結局、しばらく掃除してしまう
ようにです。


私たちは
大きなことをしようと思うと
なかなか動けません。

でも小さなことだと
やってみようと思うのです。


この本はその小さなきっかけが
たくさん書いてあるので
オススメします。



最後までお読みいただき
ありがとうございました。

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