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なぜリーダーは「なぜ?」と言っていいときとダメなときがあるのか?|あの有名なフレームワーク「What」「How」「Why」には順番があった!

前略、温泉ランドの
コワーキングスペースより
noteを更新してます。

どうもお久しぶりです。
安全・安心と絆でつながる
キャリアコンサルタント
のタルイです。


最近はサウナで仕事した方が
10倍は捗ることを発見しました。


いま都内を中心に
「個室サウナ」が流行ってますが

私は一周回って
温泉ランドが気に入ってます。


▼もうここに出社しているようなもんです


今日もサウナで
気づいちゃったことをシェアします。

それは…


仕事は「なぜ(Why)→何を(What)
→どのように(How)」の順で考える



これはあなたも新入社員の時に
教わったかもしれません。



例えば、上司から
「この資料、明日までにまとめといて」
とテキトーな指示があったとします。



このテキトーな指示しか出せない
無能な上司の問題をどうするかは
さておき

「この資料をまとめる目的は?」と
「Why」から考える習慣を作りましょう
と言うことです。



私も長らくそう考えておりました。

でも今日サウナで気づいたのです。


「Why」「What」「How」の
順番はケースにより変化します。


・考え事をするとき
・企画書を作るとき
・議事録をまとめるとき
・部下との面談のとき
・商品のプレゼンのとき
・読書内容をまとめるとき


これらの状況により
「Why」「What」「How」
の順番は
変化するのです。


つまり、必ずしも
why→what→howの順番でなくては
いけないわけではなかったのです。



ここから説明していきますね。


◆なぜリーダーはWhyと言っていいときとダメなときがあるのか?

まず最初にお伝えしたいのは


優秀なリーダーは
部下に仕事を振るとき

 Why(なぜやるのか)
→What(何をやるのか)
→How(どうやるのか)
の順番で伝えます。


と言うのも、
優秀なリーダーの頭の中もやはり

 Why(なぜやるのか)
→What(何をやるのか)
→How(どうやるのか)


の順番で自問自答しているからです。



これは正しいと思うのですが、
弊害もあります。


その思考の癖からか、
部下に質問するときも
「Why」から始めがちです。

上司「資料作成が遅れてるけど、なんで?」

部下「すみません、間に合いませんでした
💧

上司「なんで遅れてるのかを聞いているんだけど」

部下「すみません、間に合うと思ってました
💧

上司「いや、だから、それがなんでなのかって
💦


Why(なんで?)
原因を質問したつもりが

結果、部下を問い詰めて
しまっていることがあります。



えーつまり、

本当に優秀なリーダーは

 What(何があったの?)
Why(原因は?)
How(それでどうする?)


と、部下の立場に立って
順番を変えて質問できるのです。



ちなみに、
この次の次の章で紹介する書籍

早く読めて、忘れない、思考力が深まる「紙一枚」読書法では

企画書:
What(企画の概要は?)→Why(企画の目的は?)→How(実現に向けて?)

議事録:
Why(会議の開催理由は?)→What(決定事項は?)→How(今後の対応は?)

キャリア面談
How(今後どうしたい?)→Why(その理由は?)→What(過去の経験は?)

このようにケース分けもされてました。



次に紹介するのは
優秀な人のプレゼンの順番です。


●人は、What(何)ではなく、Why(なぜ)に心を動かさせる。

ゴールデンサークル理論


「ゴールデンサークル理論」とは

Why→How→Whatの順で
想いを伝える
ことで、

相手に共感を生むことが
できるというものです。




マーケティングコンサルタントの
サイモン・シネックさんが、

2009年に「TED Talks」で 
プレゼンした

「優れたリーダーは
どうやって行動を促すのか」

の中で提唱した理論です。


この動画の中では

なぜAppleやキング牧師や
ライト兄弟は成功したのか?

その共通点が紹介されています。




まず普通のプレゼンの伝え方は

What:「我々は素晴らしいコンピュータを作った」

How:「美しいデザインで簡単に使え、親しみやすい製品です。」

Why:「一ついかがですか?」

うん。
「売りたい!」という
意気込みだけは伝わりますよね😅



ところがAppleでは
この伝える順番が違います。

Why:「我々のすることは全て、世界を変えるという信念で行っています。異なる考え方に価値があると信じています」

How:「私たちが世界を変える手段は、美しくデザインされ、簡単に使え、親しみやすい製品です」

What:「こうして素晴らしいコンピュータが出来上がりました。一ついかがですか?」

確かに🤔
この順番の説明で
私は毎年Apple製品を買っちゃってます。


参考までにAppleのHPを観てください。
本当にこの順番で商品が説明されてます。




順番を変えただけで
伝わり方まで変わっちゃう
魔法のような話ですね。


さあ、次はご紹介したいのは
優れた人の読書法です。


◆優れた読書のまとめは「What→Why→How」だった!


あなたもご存知かもしれません。
社会人教育のプロフェッショナル
トヨタで学んだ「紙1枚」
代名詞の浅田すぐる先生の本です。


ちなみに私は鼻を噛むときは
「ティッシュ2枚」です。
いつか浅田先生にお会いしたら
そこのところを尋ねてみたいところですが



そんなことよりも本題です。


この本は一言20文字で言うと

「早く読めて、忘れないで、思考力が深まる読書法」です。


なぜ、この読書法が必要なのか

現代はYouTubeやTwitterやvoicyなどで

どこかの誰かが
本の解説をしてくれるから

自力で読書をしなくてもよい
ファストな時代になりました。

しかし、それは同時に
普段から「考える習慣」
奪うことになります。


そこで、考える習慣を鍛えるため

あえて
「めんどくさい」読書を
最も「めんどくさくない」読書法で
実践しましょう。

これがコンセプトです。



ではどうやってやるのかというと
このように「紙1枚」にまとめます。

私もやってみました。



▼まとめたのはこちらの本です。


紙1枚にまとめると要約も
シンプルになります。



【What】読んで何が響いた?

平気で他人をいじめる大人は3タイプ

・自分の感情をコントロールできない
 「感情型」

・自己愛が強い「自己愛型」

・他者が自分にとって使える人間か
 どうかでしか判断しない「他者利用型」



【Why】なぜ響いた?

なぜ彼らは他人をいじめてしまうのか?

「自分が正しい」
と思い込み、
「自分たちと違うから」という理由で
「同調圧力」を加えているから



【How】どう活かす?

そんな彼らとの対立の関係性は
得策ではない。

「傾聴のスキル」を持って
寄り添うように接する。



と、
「Why→What→How」の順だと
説明もシンプルです。


この読書を
紙1枚でまとめるは発明ですね!


せっかくなので、
この読書法を詳しくお伝えします。


まず本書の目指す読書法は
以下の③です。

①「作品」中心の読書法
②「作者」中心の読書法
③「読者」中心の読書法

①は学校で教わる「正解主義」の読み方
②はその作品から作者を考察する読み方


さらに
③の読者中心の読書法とは
以下の3ステップです。

1.自分がこの本を読む目的を明確にする
2.目的に沿ったキーワードを拾う
3.目的の答えとWhat,Why ,Howの
 三つの疑問を埋める

そして、まとめに使うのは
3色ボールペンです。


このように浅田さんは
「3」という数字
異様にこだわってますが

これにもちゃんと理由があるのです。



3つに制約することで
忘れなくなるからです。



例えばあの有名な書籍「7つの習慣」


私もそうですが
正直、7つの習慣の
7つをそらで覚えている人は
まぁ少ないでしょう😅


その理由は
7つもあるから覚えづらいのです。


でも、この7つが…

・「私的成功」:第1・2・3の習慣
・「公的成功」:第4・5・6の習慣
・「刃を研ぐ」:第7の習慣

3分類されていることに気づくと
覚えやすく、実践しやすくなるそうです。





また、
有名なビジネスフレームワーク
5W1H」も

まず「What」「How」「Why」
の3つを考えてから

後の「When」「Where」「Who」
の3つで考えるようにすると

使い勝手が良いのです。


なるほど🤔





3つにまとめる
改めて重要性に気づきました。



この3つにまとめるの他に、もう一つ
私が気づいちゃったことを
最後に発表します。


◆読みやすいビジネス本は「Why→What→How」の順番に書かれていた!



前述しました
「平気で他人をいじめる大人たち」
をまとめるうちに気づいちゃいました。


まず
「平気で他人をいじめる大人たち」
の目次をご覧ください。

目次
第1章 大人のいじめはなぜ起こるのか
第2章 感情をコントロールできない人からのいじめ
第3章 自分中心でないと気が済まない人からのいじめ
第4章 人を利用することしか頭にない人からのいじめ
第5章 一つの解決策としての「傾聴」


第1章は、
いじめが起こる原因について
つまり「Why」です。


第2章〜第4章は
いじめをする人の3タイプ、
つまり「What」です。


第5章は、
どうやったらいじめが
解決するかについて
つまりHowについて
書いてあります。

よって順番は
Why→What→Howの順番なんです。



気になって
他の本の目次もチェックしてみました。

こちらは前述しました
浅田すぐる先生の別の本です。

この本の目次をご覧ください。

はじめに 高校時代、私はなぜ、突然成績が上がったのか?
序章 なぜ、学んだことが身につかないのか
第1章 「学び」に関する間違い -なぜ20字にまとめると「学び」と「結果」がつながるのか?
第2章 20字でまとめる
第3章 実践編 学びを20字でまとめる
第4章 最短で仕事に直結するビジネスパーソンのための学び方

「はじめに」と「序章」と
「第1章」がWhyです。

「第2章」がWhatです。

「第3章」と「第4章」がHowです。

と、やっぱり
Why→What→Howの順番なんです😆


こう考えてみると、

売れてるビジネス本のタイトルが
「なぜ〜なのか?」

と、Whyから始まるのにも
法則性が見えてきますね。


ぜひ、あなたも
「この本読みやすいな〜」
と感じた本がありましたら
目次に注目してみてください。


草々



あっ!
そうそう…で思い出しました!



私もkindleに向けて書いてる
「嫉妬」の本も
Why→What→Howの順に
目次を変えて再執筆することにしました。

嫉妬は7タイプです。


「書きます!」
と言ってから遅々としてますが
いいかげん、そろそろ書き上げます💦


次回こそ発表します。

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