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カードゲーム「moritomirai(森と未来)」体験会レポート/田辺市

こんにちは!
和歌山食と暮らしプロジェクトのわかめ(♀)です。

このプロジェクトでは、和歌山に住むみなさんと一緒に
「食」を中心としたさまざまな出来事をもとに
「暮らし」を考えるヒントを共有していく…

そんな取り組みをしています。


今回は1月14日に田辺スポーツパーク・多目的ホールにて開催された「森と未来」カードゲーム体験会の様子をお届けします!


森と私たちの今を知り、未来を考える。

カードゲームmoritomirai(森と未来)とは、持続的に森林の価値を守り、森と暮らす未来を切り開くために、楽しみながら学べるカードゲームです。


こちらのカードゲームは、
⼭梨県において産学官⺠が⼿を携えSDGsに
関わる様々なアクションを実⾏する「やまなしSDGsプロジェクト」の活動の⼀環として企画され、
陸(森)の豊かさと抱える課題を知るカードゲームとして、⼭梨⽇⽇新聞社と株式会社プロ
ジェクトデザインが共同で開発したものです。

和歌山では初めての開催となるこちらのカードゲーム!

私は子どもたち3人と一緒に参加させていただきました。

10グループに分かれてゲームに参加します。
それぞれのテーブルにカードがセットされていました。

グループごとにカードに書かれている内容が異なっています。

ホワイトボードには、まち・森の状況メーターが記載されており、こちらを参考にしながら20年間の活動を想定して、プレイヤーがカードを選んでいきます。

事前に配られているカードの中から、状況メーターや他のグループと協力して行う仕事カードや生活カードを選び、ファシリテーター役に提出をします。

「これやったらどうなるかなぁ?」
「こんなんおもしろそう!」

など、描かれている森に関する活動をみて、子どもたちもあれこれ考えます。

木を使った製品づくりや虫を育てる活動、森の見学会など、様々なイベントがありました。

仕事や生活のカードを提出することで、結果のカードを受け取れます。

結果のカードには、活動することにより得られる金銭や状況メーターに関わるポイントが記されているので、カードに従ってやりとりをします。

今回はトータル20年間の活動を想定しており、1回のカード提出が5年分の活動となります。
全4ターンで森の変化を体験することができました。

ゲームの途中で災害が起こったり、それに伴い金銭を失ったりと、
実際にも起こりうるトラブルもでてきて、参加したみなさんも段々とゲームのおもしろさと森の課題の深刻さに気づいてきたようでした。

ゲームを体験したあとは、参加者から感想シェアの時間もあり、それぞれのグループでどんなことをしていたのか知ることができました。

感想の一部を紹介します。

・きのこを食べることも森林を守ることにつながることが意外でした。

・仕事や生活のカードを提出したあと、結果のカードをみて思っていた効果と異なっていたのがおもしろかった。

・状況メーターと連動しているので、提出するタイミングで結果も変わることに気づいた。

・仕事や生活に関する知識のある無しで結果が変わることを、ゲームを通じて学べるのが良かった

・目指すゴールが役割(グループごと)によって違うということを共有できて良かった。

・今回は他のグループの目標まで考えられていなかった。役割(グループ)を変えてまたやりたい!

など、様々な感想がでました。


さいごに、

森への愛情が高いと、
森への愛情が低いと、何が起こるか。


についても考える時間がありました。

参加した方々からは、

・森に関心を持つことで、手入れや管理が行き届くようになり、結果、防災にもつながる

・森の木を使った商品や、森の食材を使った商品を売りたい気持ちと、それが価値観の押し付けになるのではないかという葛藤を抱いた

・カスケード利用(木を無駄なく使う仕組み)という言葉を知れたのが良かった。こういうことから森への愛情にもつながるとおもう


など、いろんな視点からの気づきをいただきました。

和歌山にも森林が多く存在していますが、林業の担い手の問題など様々な課題があります。

その中でも、熊野古道周辺の森林整備や紀州備長炭を使ったPR活動などが進められています。


今回、私がカードゲームに参加して感じたことは、共存ということがテーマにあるということです。

森の恵みをいただいているわたしたちは、森に対してできることを考えて行動していく必要があります。

ひとりでも多くの方にmoritomirai(森と未来)カードゲームを知っていたぢき、自分の住んでいる地域や日本の森林について関心を持っていただきたいです。

今回お世話になった
株式会社プロジェクトデザインの長瀬めぐみさん、
わかやま環境ネットワークのスタッフの皆さま、
素敵な企画をありがとうございました。

和歌山での今後の開催もおたのしみに!!


和歌山 食と暮らしプロジェクト
主催:一般財団法人和歌山環境保全公社
運営:NPO法人わかやま環境ネットワーク
NPO法人ホッピング
担当:岡部


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