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マイクロプラスチックと和歌山の海

こんにちは!
和歌山食と暮らしプロジェクト おりく(♂)です。

このプロジェクトでは、和歌山に住むみなさんと一緒に
「食」を中心としたさまざまな出来事をもとに
「暮らし」を考えるヒントを共有していく…
そんな取り組みをしています!

マイクロプラスチック問題を知っていますか?
プラスチックは自然に分解されないため、小さな粒子となったプラスチックが環境などにさまざまな影響を与えるという問題です。
特にマイクロプラスチックは海岸に流れ着くことが多く、海と隣接している和歌山県でも関係がある問題だと言えます。
では、実際に海に行ってみてマイクロプラスチックを探してみました!

マイクロプラスチックとは?

マイクロプラスチックとは一般的に直径5ミリメートル以下の小さいプラスチックの粒子、または断片のことです。
マイクロプラスチックには「一次マイクロプラスチック」「二次マイクロプラスチック」が存在します。
一次マイクロプラスチックはプラスチックレジンペレットと呼ばれる未加工の原料、洗顔料などに含まれるスクラブ剤のように、元々が小さい状態のプラスチックの小粒です。
二次マイクロプラスチックは捨てられたペットボトルなどのプラスチック製品が波や風で細かく砕かれたり、紫外線と反応し小さくなったりして生まれたプラスチックの断片です。
これらのマイクロプラスチックは魚などの海洋生物が誤って食べてしまうことにより魚を食べる動物、私たち人間にも悪影響を与える可能性があることを指摘されています。
また、地面や海に人工物であるマイクロプラスチックが混ざっていく、増えていくというのは環境に悪いイメージがあります。
すぐに人体や環境に悪影響があるというデータは少ないですが、マイクロプラスチックはその小ささから回収が難しいので、マイクロプラスチックを生み出さない、積極的に減らしていく必要があります。

マイクロプラスチックを減らす心がけ

私たちに関係あるのは二次マイクロプラスチックだけ、マイクロプラスチックを減らすためにはポイ捨てしなければ良いといった考え方になりがちですが、はたしてそうでしょうか?
私たちが捨てたプラスチック製品が、ゴミ収集などの過程において、風で飛ばされたり、カラスなどの動物に荒らされたりすることで回収されず、川に流され海に漂流する可能性もあります。
また、一次マイクロプラスチックはプラスチック製品を減らすことで原料であるレジンペレットの量を減らすことができますよね。
プラスチック製品の量を減らす、家から出るプラスチックゴミを減らすことでマイクロプラスチックが増えるリスクを軽減できるのです。
ポイ捨てをしないと言うのは当たり前ですが、ペットボトルではなく水筒を持ち歩く、食品や日用品の量り売り専門店を利用する、エコバッグを積極的に用いるといったことで、マイクロプラスチックを減らしていきましょう。
和歌山食と暮らしプロジェクトでは和歌山の量り売りをしているお店の情報も発信していますので、ぜひこの機会に利用検討お願いいたします!
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和歌山とマイクロプラスチック

一度和歌山でもマイクロプラスチックが見られるのか検証してみたい。
そんな想いから今回和歌山市の加太海水浴場に行ってきました。
家族にも協力してもらい、1時間ほどザルを使って海岸の砂からマイクロプラスチックを探しました。(ほとんど砂遊び感覚でしたが……)
その結果、マイクロプラスチックと見られる破片、粒子を13個ほど見つけました。
ハンガー?の破片やおもちゃか何かの部品の破片も見られ、これが細かくなることでマイクロプラスチックになるのだろうと思います。
探してみて、あまりマイクロプラスチックが見つからないという個人的な感覚でした。
太平洋や日本海など海外からの漂着物が流れつきやすい海岸ではないのも一因かなと感じます。
しかし、プラスチックゴミの破片や海水浴シーズンのゴミが残っているのが見られ、普段からプラスチックゴミの削減、ゴミの処理にしっかりと取り組みたいと改めて思いました。

子どもにも手伝ってもらいました!
ほとんどが砂、珊瑚の破片、貝の破片などでした
マイクロプラスチックらしき赤い粒を発見!
マイクロプラスチックの素になる大きなプラスチックの破片です
マイクロプラスチックらしき破片を13個発見しました
透明のものは判断がつかないため、色付きのもののみです
大きな破片やBB弾も見つけました
普段からプラスチック製品を減らす取り組みが大切です

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございます。

和歌山 食と暮らしプロジェクト

主催:一般財団法人和歌山環境保全公社
運営:NPO法人わかやま環境ネットワーク
NPO法人ホッピング

担当:越中

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