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会社を作って、会社員にもなったいま、思うこと。

みなさんこんにちは。
FOOD STORY PROJECT 代表Lisaです。

私たちFOOD STORY PROJECTは食の専門家が集まるプロジェクトチームです。

食に関する専門家と言えば?

料理人、パティシエ、管理栄養士、スタイリスト、フードマーケター…たくさんある食の仕事の中で私はフードコーディネーターという肩書きで仕事をしています。

詳しくはこちらを…

メンバープロフィール


フードコーディネーターは一生続けたいと思える仕事です。

味覚だけは、五感の中で唯一保存できない感覚です。

その人だけのもの。その感覚を共有できるのは食事を囲むこと。

私は25歳でフリーランスになり、31歳の今も毎日大好きな食の仕事における生みの苦しみと達成感を味わいながら走り続けています。


そんな中、2020年にFOOD STORY PROJECTは法人化することになりました。

何度も失敗をして、やってもやっても足りない感じがして寝不足になり1時間しか寝れないみたいな生活の時もありました。
でも、ここ3年くらいはそのがむしゃらな時期を乗り越えたからこそ毎日6時間寝て全力投球して土日は家族の時間を取れるようになりました。


さらに、




7月より株式会社ウォーターマークという会社で商品開発部(ESC事業部)として参加しています。


えっ。

会社を作って会社員にもなる。

欲張りか。


フリーランスで好きな仕事をして、旅をしてを繰り返していた私がなぜ法人化、会社への参加を決めたのか。

自分1人ではできない挑戦を続けるため

食を通してwellnessな体験や企画をつくるということを
10年後も面白い人と何かを作り続けたいということ
食の仕事を一緒にやるのメンバーの背中を押すため

(ちょっといい気になってカッコ良くて大きいことを言ってみた)

フリーランスになったのは、好きなことを仕事にして稼ぎたい。

シンプルな理由でした。

食に関わる仕事がしたい。飲食業はお給料が安くて長時間働く。

この葛藤の中で、走り出しました。

3年半の現場を経てフリーランスとして

ひとつ、またひとつと関わらせていただくお仕事が増えてきました。

これまでのお仕事の一部

商品撮影

香川県での和だしの商品開発


羽田空港のよーじやカフェのリニューアル(商品開発〜メニューデザイン、食器選定から売り上げ改善)月間1000食のメニューへと成長しました。


AirbnbやNews Picksをはじめとしたオフィスケータリング事業


すかいらーくガストの全国メニュー撮影のコーディネート

これやりたい!と言い続けて楽しいお仕事をたくさんやらせていただいてきました。

いただいたお仕事でたくさんの国内外の旅に行き知らなかった景色をみることができました。その中でも4年間行き来している香川には特に思い入れがあります。(初心者向けの観光ガイドができるくらい好き)

そして、一緒に走ってくれるメンバーが増えました。

こんな時代だからこそ考えたい「食のしごと」について考えたいと思います。


***

毎日トマトを切り、バジルをちぎり、パスタを作っていた23歳の頃。

「大学まで行ったのに、飲食業界なんてもったいない」

今思えば、数千万のお金をかけてくれた親の気持ちもわからなくもないけど、そんな反対を押し切り飲食店に入社した頃の話。

小さなイタリアンの厨房で料理をしながら

”いつか食のサービスをつくりたい”

そんな野心を持ちながらトマトを切る日々が続いていました。

時計を見ると深夜2時。

毎日24時半に仕事を終えて、終電で帰宅すると自宅について一息するといつもこの時間。

厨房での調理は楽しいけど、いつまでも続けられないな…

そんなことが頭をよぎりました。

そして、私以上に働くシェフを見て飲食業の大変さを目の当たりにしました。

時間は流れ、コロナウイルスとの世界になって早くも7ヶ月が経とうとしています。

マスクをつけて生活することや、アルコールスプレーが手放せない生活になったことには未だに慣れないし、大好きだったレストランがなくなってしまう。

目には見えないウイルスで目に見えるように時代って変わるんだ…

そんな現実の中で私たちは生きています。

飲食業が長時間労働薄給で大変だ、とか

そういうレベルの話ではなく飲食店舗のあり方について考え直す時が突然、カウンターパンチを食うようにやってきました。

東京では4月7日から5月6日まで緊急事態宣言が発令され、飲食店への影響はそれはそれは大打撃。

私もオフィスケータリング、商品メニュー撮影やメニュー開発といったことを中心に事業をしていたので影響は2月くらいから感じていて3月末から4月には決まっていた仕事が全て白紙になるということを体験しました。

その中でFOOD STORY PROJECTの法人化を決めたのは他でもなく、守るためでした。

FOOD STORY PROJECTは食の仕事を通して

①食卓にコミュニケーションを生み出す

②資本主義と地球環境のバランスを循環型プロジェクトを行う

③食の専門家が集まるチームでその解決をする

未来の食への前向きな問いを作り出す


さらに、ご縁があり東京ミッドタウンの飲食事業を展開する山下シェフとの出会いがあり自分が商品開発部としてコロナ下におけるフードコーディネーターの仕事の可能性に挑戦することにしました。

「どんどんやってみたらええ」というシェフに褒めてもらえたり、気づきを言ってもらえる環境があることが、今までにない新鮮で大変でw楽しい環境です。



環境問題

社会問題

遠い国も遠い未来の話ではなく、目の前にある世界をまずは知ることから。

いろんな問題がありますが、目の前の世界が明るく楽しく笑えるように。

まだまだ、力不足でしかないですが10年後の自分が今日の自分にありがとうって言えるような日々を過ごしたいと思っています。

これからもどうぞよろしくお願い致します。


2020年8月吉日

大庭竹 梨沙

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