【夏休み企画】自由研究×食品
夏休みも中盤戦。そろそろ自由研究をどうしようなんて家庭も多いのではないでしょうか?
自由研究って悩みますよね。何したらいいかもわからなければ、特別な材料が必要だったり、そもそも研究って何していいか分からない。
そんな時こそ食品の出番!
普段何気なく飲食しているものが案外科学技術の塊だったなんてこともよくあるし、食品企業はそれを積極的に教えてくれます。
そこで、今回は私の目についた企業サイトなど、自由研究×食品をまとめてみました。
夏休みの宿題が終わる上に出来上がったものが美味しいという一石二鳥な自由研究をチェック!
調味料編
砂糖
どこの家庭にでもある砂糖。色々作れて、おいしいお菓子が出来上がるのがステキ。
塩・醤油
塩の実験は、浸透圧や凝固点降下などいっきに「化学」の様相です。メカニズムまで理解するのは難易度高いかも。
しょうゆから塩の結晶を取り出そうという、子ども心にワクワクするやつ。時間がかかるので早めに始めよう!
酸味系
お酢と言えば、酸性。やはりそこを突いた実験が多そうです。ちなみに、アルカリ性の物質としては重曹(ベーキングパウダー)なので、このあたりを組み合わせていろいろできそう。
お酢と近いですが、pHを駆使した実験が多そう。
スパイス
スパイスのいいところは、一つ一つの製品が少量かつお手頃なので、たくさん買って色々試せるのでオススメ。
またマヨネーズを作る系のサイトもたくさんありますね。
うま味
日本人が大好きなうま味。これは例のパンダを買うだけで色々試せるし、味覚にダイレクトに効いて驚きも大きいからなかなかおススメです。
このリンゴジュース+Aの素=?!は以前私もツイートさせてもらいました。
あとちょっと大変ですが、昆布だしがあればうま味の相乗効果を学ぶこともできます。
加工食品編
お菓子・乳
普段何気なく食べているお菓子。これらは様々な物性の変化を伴ってお菓子になっているので、それを体験できるのがとてもいい。
特に牛乳を起点にバターにしたりカッテージチーズにしたり、この辺りはいろんな実験や考察ができるので、私の一押しです。
発酵
レベルは高く、失敗のリスクもありそうですが、なんと微生物を培養してみようという実験。
パン
パン作りはもはやそれ自体が実験のようです
さらに、よく市場のパンは添加物でカビが生えない、などの実験を見かけますが、ぜひこのサイトを参考に色々実験してみてほしいです(難易度高)
大豆製品
大豆はいろんなものに化けるので、色んなパターンができそう
コーヒー
豆を焙煎したり挽いたり・・・コーヒーは製造工程が多いので、その分実験のし甲斐があるはず。
食材編
野菜
野菜はスーパーでもすぐ手に入るのがいいですね。
野菜を育てるのもあり
水
触媒なのでもはや何でもありかと思いきや、水特有の実験がたくさんあって楽しそう。
夏だからこそ氷に思いを巡らせるのもあり。かなりたくさんの実験が載っています。
自由研究を行うコツ
では最後に、自由研究を進めるコツを。
流れ
①テーマを決める
普段から思っている疑問、興味のあることを考えて、何に取り組むか選ぼう。
②調査
テーマに対して、どんなものなのか調べてみよう。これは企業のサイトに色々あります。
③準備
調査をして、具体的にどんな実験をするか準備をするため、スーパーなどに物を探しに行こう。
さらに実験をしたときにどんな結果になるか、あらかじめ予想しておこう。
④実験・観察
実際に実験をしてみて、何が起きたか観察しよう。絵で描いてもいいし、数字で表せたらなお〇。
⑤まとめ
結果をまとめて、予想通りだったか、違ったのか、整理してみて、必要なら追加実験もしてみよう。
学研のサイトにも似たようなことがまとまってます
ステキな自由研究になるコツ
最後に、食品だからこそやりやすくて、研究がステキになるコツを一つご紹介します。
それは「比較をする」ということ。
たとえば、
・小麦粉の種類(薄力粉と強力粉)
・有機野菜と普通の野菜
・グラニュー糖と黒糖
・スパイスの種類
・普通のマヨネーズとカロリーハーフ
などなど
比較をするためにはそれ以外の条件はそろえないといけないので、例えばカレーの実験だと、具材を炒めたり煮たりするのは一つにして、それを二つに分け、スパイスを変えてみる、のような実験を組んでみると面白いでしょう。
さらに、薄力粉と強力粉で何か違うが起きるかも?と考えるにはまずこの二つの何は違うのか、②の調査をしっかりしないといけません。
この「食材を比較してみる」を中心に全体を組み立てると、ステキな研究なること間違いなし!しかもその比較するものがスーパーで手に入るというのもお手軽なポイントです。
そして、比較をするには観察力がモノを言います。
それを表現するために結果を数値であらわすのがベスト。例えば、ゼリーが固まるのが早い・遅いではなく、固まるまでの時間を測った方がいいですね。
とはいえそうもいかないことは多いので、絵にかいてみたり、味や食感を言葉で表現したり、色々工夫しましょう。
例えば、ゼリーの固さが硬い柔らかいではなく、ゆで卵くらい、くずもちくらい、ゴムボールくらいとかですね。
最後に、企業によってはこんな感じで自由研究を募集しているところもあるので、こういう目標を持ってみるのもいいかもしれません。
1日で終わるものから2-3週間かかるものまで色々あるので、8月に入るこの時期からぜひ考えてみましょう!
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