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バレンタイン

ここ最近週平均で1日1万人ほどの新規感染者が出ているイタリアです。
とはいえ、全土20州のうちほとんどの地域がイエローゾーン指定、オレンゾーン4州、レッドゾーンなしであります。
すでにローマ、ミラノ、トリノ、ナポリなどの都会では飲食店のランチ営業は行われているので、夜の人出は少ないものの通常の商業活動は復活している模様です。
現在プーリアはオレンジゾーン指定で飲食店はテイクアウト販売のみ店内でのサービスは禁止という規制がありますが、今度の日曜日のヴァレンタインデーに向けて18時までであれば店内サービスOKのイエローゾーン指定に変わる方向で調整中との報道がありました。そうなれば自粛生活に飽き飽きした人々がヴァレンタインデーのサンデーランチに押し寄せることでしょう。

イタリアでも恋人たちの日、大事な人の日としてロマンチックなイメージがあるヴァレンタインデー(聖ヴァレンティーノの日)。特にチョコレートということではありませんが、食事に誘ったり、プレゼントを渡して、思いを伝える習慣はあります。夫婦や家族で祝ったりもします。

日本のチョコレート商戦、今年はどうなのでしょう。
東京オリンピック絡みで女性蔑視の問題が大きく取り沙汰されていますが(イタリアのTVなどではニュースにはなっていない)、その昔はヴァレンタインデーは年頃の女の子が男の子へ告白できる貴重なチャンスとしてもり上がったものでしたね。職場の義理チョコなんていう習慣には個人的にはピントこないものがありました。今はいつでも女の子の方が積極的に告白するケースが多いのではと思いますが、どうでしょう。

イタリアでは男女関係は絶対的に女性に主導権があるケースが多いと思いま
す。日本でもお財布の紐は女性が握っている夫婦も多いのではと思いますが、イタリアもそんな感じです。家族経営の中小企業が多いイタリアでは夫が外向きの宣伝、営業担当で、妻が財務をしっかり握っているというケースが多いと思います。家事に関しては、料理する男性が多いのは自分が美味しいと思うもの(マンマの味と妻の味が違う)を食べたいからという積極的理由で、妻に言われて仕方がないからやるという感じはないと思います。掃除やアイロンがけなどはどちらかというと女性の仕事ですが、家に人を招くことが多かったり、身なりで人となりを見ることの多いイタリア的な社会性を考えると女性がその辺をコントロールしているという意識があります。カトリック的に特にマリア信仰が強い南部では友人たちとの食事のテーブルでも女性蔑視的な発言は女性陣から完膚なきまでの猛反撃をくらいます。男性陣からの援護射撃は時として逆効果だったりするので静観していることが多いです(笑)。頭の中で思っているだけなら自由なので、とりあえずは場所と立場をわきまえればいいということで。

大橋美奈子 Facebook
https://www.facebook.com/minako.ohashi

メール・アドレス
minako@da-puglia.com

大橋美奈子さん経歴

 演劇の勉強で欧米に留学し、欧米の料理に馴染みました。主人の
ジョバンニ・パンフィーノはスイスの有名ホテル学校を卒業後、
レストランビジネスに入り、 高級ホテルやイタリア高級レストラン
のビーチェのヨーロッパの店舗で働いた後、 東京椿山荘に開業した
超高級ホテルのフォーシーズンの高級イタリアンとして開業した
ビーチェの指導責任者としての勤務経験がある外食のプロです。
 そのジョバンニ・パンフィーノと,日本で知り合い結婚し長女を
授かり育てていたのですが、数年前に子供の教育と生活環境を考
え、主人の故郷であるイタリア・プーリアに本格的に移住したので
す。母が料理学校を主催している関係で食に興味を持ち、自ら自家
農園で野菜を育て、自家製のオリーブオイルで体に優しい料理を楽
しんでいます。現在はプーリアで生活をしながら、イタリアの情報
発信をしたり、コンサルティング、輸出入ビジネスを行っておりま
す。

 また、時々イタリアの食ツアーを開催しています。これから私が
惚れ込んだイタリア・プーリア地方の自然を堪能する食情報を
お届けします。

 ブーツの形をしたイタリア半島のちょうどとがったヒールの辺り
がプーリア州です。私たちが日本とプーリアの架け橋になろうとダ
プーリアという会社を起したのは15年前です。その頃と比べ、日
本でも随分認知度が高まったプーリアですが、この数年主に欧米人
のヴァカンス先として大変注目を浴びています。
https://www.facebook.com/1438029856464276/photos/a.1438031556464106.1073741828.1438029856464276/1523683344565593/?type=1&theater

 プーリア州の中心部にあるイトリアの谷(谷というより盆地という
方がふさわしい)にあるこの地に東京から移り住んで6年、兼業農
家的生活も板に着いて来ました。プーリアといえばイタリアの食料
庫といわれる程の一大農産地でオリーヴオイル、ワイン用のブドウ
をはじめ多くの野菜や果物がイタリア1番の生産量を誇ります。

 また、この地特有の地元でしか食べられない産物も沢山ありま
す。プーリア料理の身上は新鮮な食材をシンプルに食す事。この地
で生産されるチーズやワインもその料理と切っても切れない関係に
あります。そんなプーリアの我が家の毎日の食卓に上る食べ物、
飲み物たちをご紹介させていただきます。
 我が家では7対3の割合ぐらいで一般的に言うところのイタリア
料理(プーリアの郷土料理)と日本食、その他(私が個人的に好き
なアメリカン及びアジアンテイストな創作料理)を食べています。

有限会社ダプーリア 
http://www.da-puglia.com/

大橋美奈子プロフィール 
http://www.da-puglia.com/archives/000047.html

プーリア州の説明
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%83%E3%83%AA%E3%83%A3%E5%B7%9E

ダプーリア
大橋美奈子


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