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私の願い

NHKドラマ10「ディア・ペイシェント」が終わった.
NHKについていろいろ言う人も居るけれども,わしはNHK好きなんよ.小さい時から.小学生の時の初恋は連想ゲームの檀ふみだったぐらいにNHK好き.
この「ディア・ペイシェント」もめちゃ良いドラマで,こんなに丁寧にドラマつくることが出来るのも,NHKだからこそ,という面もあると思う.

まぁドラマ評語ってたら長くなるのでそれは置いといて.
昨日最終回だったんだけど,最終回のタイトルが「私の願い」.
最後の最後に,主演の貫地谷かほりがめちゃ刺さること言ってて.

「治療の場を争いや対立の場にしたくない
 真摯に患者さんと向き合いたい
 誠実であり続けたい
 病院をいつもあたたかい言葉で満たしたい
 そしてこの場所が,
 全ての人の癒やしの場所であります様に」

これ,学校もそうだよね(いや,学校だけじゃなくて他のどんな職種でも職場でもそうなんだけど).
わしが願ってること,考えていることをドンピシャで言うてくれたわぁ,と思って.観てる途中から涙が止まらんかったけど,最後の最後でまた泣いて.
学校を争いや対立の場にしてはあかんのよ.
真摯に子どもや保護者と向き合い,誠実であらねばならんのよ,教員は.
教室や学校を「あたたかい言葉」で満たし,子どもや保護者を励まし,横に並んで共に歩き,
ほんで学校が全ての子どもや保護者の「癒やしの場」にならんとあかんと,本気で思うんよ.
子どもたちが,家や社会で何かむしゃくしゃすることあっても,嫌なことあっても,イライラすることあっても,落ち込むことあっても,
学校に来たらなんか落ち着くとか,家には居たくないけど学校には行きたいとか,そういう場にしたいんよ.
保護者が,子どものことで困ってることや悩んでいることを共有して共に考えていける場にしたいんよ.
学校って,そういう場じゃないんか?そういう場じゃろ.そういう場にせにゃいかんじゃろ.

そのためには,何と言ってもそこで働く教員が明るく元気に働けることが必要だと思うわけで.
教員の思いや尊厳が最大限尊重され,教員同士が互いの良さを認め合い,互いの自由を尊重する様な,そんな職場をつくらにゃ,と思うわけで.
それをつくるのは,そこで働く教員はもちろん,やはり一番大きな役割を果たすのは管理職だよな.
管理職次第で学校の雰囲気,教員の働き方はかわるじゃろ.
校長,教頭,副校長になった人らに改めて,
今自分はどんな学校づくりしてますか,それは胸を張って保護者や地域に言えますか,
と聞いてみたい.
管理職の役割は大きいよ,本当に.

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