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4年間自家用車を持つ生活を経験して思ったこと

社会人になり車がないと生活できない地域に引っ越した。

最寄りのコンビニまで徒歩1分。
最寄りのスーパーまで徒歩15分。
ここまではいい。

ジムまで徒歩30分。
温泉まで徒歩30分。
勤務地まで徒歩1時間。
バスを使用してもバス15分、徒歩20分。

今思うとバス通勤という手もあったが、勤務地で車通勤していない人がいないため人生で初めて自分で車を購入する運びとなった。


背景

もともとミニマリストかじっていたのもあり、なるべく車は所有したくなかった。
理由としては

  • 維持費がかかる

  • メンテナンスの必要がある

からだ。
とはいえ、無いと生活できないと思っていた。

なのでどういった車がほしいかを考えてみた。

  • 小さい(ミニマリストかじってたので)

  • かわいい

  • なるべく安い

車を買う

これらに当てはまるものは中古の軽だろうということでネットで探し、
ダイハツのミラジーノを探し当てた。
相場は20万くらいからあり、見た目もどタイプだった。
近所の中古車屋で実物を確認し購入。
安いといえど、地味に自分が購入したモノの中で一番高価だった。

スペック

中古で21万。
買った時点で走行メーターは10万5千キロ。
かわいいがボロボロ気味。

約25年前くらいの車なのでがたがきているのもあり、
メンテが結構必要だったので追加で10万くらいかかった。

車を持ってから

通勤に使うのももちろん、遊びの幅もそれなりに広がった。
富士サファリパークにも行った。
猛獣エリアを通る際に窓ガラスが勝手に開くトラブルが発生し、後輩に必死におさえてもらった。危ないところだった

意識の変化

最初は持ちたくなかったが愛着は湧いてくる。

最近バッテリーが上がったのでyoutubeで勉強し自分で交換してみた。
しかし翌日職場に行った後、またバッテリーが上がった。
調べてみたところブレーキランプがずっと点灯していたらしい。
手がかかる。

手がかかるがかわいい。
自分で好きだと思った外見のものを選んだのはもちろん、
アクセルを踏み込むと一生懸命な音を出して走ろうとしてくれる姿勢が嬉しい。ゆっくりだけど。

登り坂で60 km/hくらいしか出なかったり、
下り坂でゴジラみたいな鳴き声を発したり、
逆にやたらとブレーキの効きが良かったり。
でもそんなところすら愛おしい。

意識の変化2

そんな気に入っている我が車だが手放したいと思っている。
理由は運転自体がそんなに好きじゃないからというのと、
やっぱり車を所有すること自体が嫌だからだ。

前者について、運転するというのは事故するリスクがめちゃくちゃ高い。
運転中は気をつけているが毎日出勤で使っている。往復30分。
車を使わずに通勤するよりは桁違いで事故に合う確率が高いと思っている。

後者についてはあまり変わらずだ。掃除するのも意外と面倒くさい。
所有しているとすぐ使えるというメリットがあるが、通勤以外ではそこまでポジティブな理由で使わない。
週末くらいしか遊びに使わないし、そうなったらレンタルでもいい。

車がなくても生活できるところで暮らしたい。

意識の変化3

そう思っていたがふといい点があることに気づいた。
それは車は持ち運びできるパーソナルな空間だということ。
乗り込んでしまえば一瞬でカラオケボックスに変わる。
荷物をたくさん載せればキャリーバッグに、
目的地で時間が余った場合は仮眠室に、
さらに複数人で乗れば喫茶店にもなる。

案外出先で落ち着ける場所があるというのはありがたい。
常に安心感はある。

逆に車に乗っていくことで制約も発生する。
アルコールが飲めないのはもちろん、
運転中は読書や映画鑑賞など目で楽しむコンテンツが味わえない。

今の気持ち

メリットとデメリットを戦わせるとやはり手放したい方が優勢だ。
お金もかかるしメンテの必要もある。
なにより事故のリスクが跳ね上がるところがいただけない。

車を使わずに生活できるところ、例えばカーシェアリングサービスなどが充実している地域。
またはそもそも車を使う必要がないライフスタイル。
そういったところに住んでみたい。

思えば実家も車がないと生活できないところであった。
人が多く住んでいることで公共サービスが充実していくため、今の自分にとっては都会に住むのが最適解なのだろう。
でも人が多い地域は苦手だ。
緑がたくさんあって公園と図書館とジムが近くにあって車を使わずとも生きていける場所、
さらに都会にも少し近い、でも都会すぎてはいけない場所。

そんなところに住みたいなあ。

車を持つというライフスタイル

こういうのも車を持つことで気づいたからいい経験ではあった。
また、今後家族を持つみたいなことが発生すればまた価値観も変わるのだろう。

ただ、今の自分にとって車を持つということによるステータスは特に必要なかったことがわかった。

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