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【イベントレポート】上坂すみれ 5th ALBUM『ANTHOLOGY & DESTINY』発売記念イベント/デスティニー・ホールディングス会社説明会~社長の歌を聴けー!!!!!~【東京会場】

11/26(土)、11/27(日)の2日間にわたって開催された、上坂すみれ 5th ALBUM『ANTHOLOGY & DESTINY』発売記念イベントもとい【新卒採用/キャリア採用】デスティニー・ホールディングス|会社説明会。

闇の金貸し会社のごとき名古屋の部(※)、打って変わって東証1部上場といった雰囲気を醸し出す大阪の部を26日の土曜日に駆け抜け、ついに東京の部が27日の日曜日に池袋の「CLUB Mixa」にておこなわれた。

今回の記事ではその様子について、メモと記憶をもとにレポートする。
《⚠︎このレポートはメモと記憶と集合知に基づくものであるため、内容や出演者の方の発言の正確性を保証するものではありません。ご了承ください。》

ライブハウスで行われる会社説明会とは…うごご…

(※名古屋の部イベントレポート)

イベント会場概要

本イベントの会場は池袋駅から徒歩約8分のところに位置するCLUB Mixa
ミクサライブ東京という、6つの施設からなるネオ・エンタメコンプレックスにあるライブハウスだ。
撮影・配信設備を完備しており、昨今のイベント事情にも対応した新時代のエンタメ施設といえるだろう。
(現在は外部への貸出しはおこなっておらず、関連企業のみ使用可能。)

今回はフロアにパイプ椅子を整然とならべ、ミニライブのコーナー以外は着席した状態でイベントが進行していくという形式に。

機材トラブルにより開始時間が未定になるという危機に見舞われるものの、予定より30分遅れの14時には開始できる運びとなり、無事当初の予定通りの内容でイベントを開催できることとなった。

Dh採用担当・諏訪Pの登場

事前の告知のとおり14時ごろに照明が落ちると、プロジェクターに旧レーベル・スターチャイルドのそれを踏襲したような「Dh」のムービングロゴが映し出され、おなじみキングレコード諏訪Pが登場。

開始時間が遅れたことに対する謝罪ののち、あらためて
「本日は上坂すみれ 5th ALBUM『ANTHOLOGY & DESTINY』発売記念イベント、【新卒採用/キャリア採用】デスティニー・ホールディングス|会社説明会にお越しいただきありがとうございます。採用担当の諏訪と申します」
とあいさつを述べ、万雷の拍手とともにイベントが開始された。

お約束の注意事項を確認し、さっそくパワーポイントを用いての進行に。
諏訪Pの嘘経歴(生まれだけは本当)について軽く触れ、本日の流れが紹介される。

  • 代表取締役上坂すみれの登壇

  • デスティニー・ホールディングスの概要説明

  • 自社製品の紹介

  • 今後の採用フローについて

  • 代表取締役によるミニライブ

  • 名刺のお渡し

というのがイベントのおおまかな流れになるようだ。
お渡し会がお見送り会の形でおこなわれること、お渡し会の前にミニライブが存在するのが名古屋・大阪の部との大きなちがいとなる。

代表取締役・上坂すみれの登壇

流れが説明されると、諏訪Pによる紹介ととも
「会社説明会にお越しのみなさまこんにちは、代表取締役の上坂すみれだよーい」
とリボンとハートにまみれた甘々ロリィタファッションに身を包んだ上坂さんがゆるーくにこにこ登場。会場が大きな拍手でこれをむかえた。

さっそくパワーポイントをまじえながら上坂さんの代表取締役としてのこれまでの歩みが紹介される。

  • 12月19日神奈川県で誕生

  • 1946年ガンダムファイターを除籍

  • 2011年声優デビュー

  • 1960年こしあんファイナンス創業

  • 1968年ホワイトこしあんGALS創業

  • 1974年こしあんメタバース創業

  • 2013年スターチャイルドよりアーティストデビュー

  • 2014年〇〇を創業

  • 2016年スターチャイルド消滅

  • 同年持ち株会社化しデスティニー・ホールディングスに

と怒涛の経歴紹介によってみずからが不老不死の存在であること、どの時空にも偏在することを示唆するとともに、こしあんとギャル、こしあんとメタバースのシナジーについて熱く語った。
〇〇の正体については遂に明かされることはなかった。

その後は冒頭に流れたムービングロゴの話題に。
上坂さんが「音がスターチャイルドじゃないですか?」と指摘。
スタチャ時代のデータがそのまま残っており、同じ動きと音でロゴを作ったということが明らかになった。
上坂さんは「モアイが出てくるやつの次に(スタチャのロゴは)かっこいい」と絶賛。
話題は現在の所属レーベルのムービングロゴについてまで派生し、「パンパカパーン!」なロゴについての議論を交わすなかで「キング・アミューズメント・クリエイティブ!」の音声を文化放送で番組収録の休憩中に録ったエピソードなど興味深い話がいくつも飛び出した。

組織図と展開する事業のご紹介

つづいてデスティニー・ホールディングスについての詳しい説明へ。
傘下企業として

  • デスティニーしょうゆ塗り株式会社
    …磯辺焼きの独占生産販売を手掛ける

  • デスティニー北海道株式会社
    …さ っ ぽ ろの事業を展開

  • デスティニー生命保険株式会社
    …運命の不具合に関する保険業務を担う

  • デスティニーいぶりがっこ株式会社

  • デスティニー吸血鬼派遣会社
    …個人法人問わず1時間5,000円~で吸血鬼を貸し出すサービスを展開

の5つを挙げた。

企業理念は資料によれば文字化けをおこして判読することはできなかったが、上坂さんは
「お客様の笑顔を第一にサービスを提供するのが我が社の理念」
と曇りなき眼で語った。

会社情報

自社製品(5th ALBUM『ANTHOLOGY & DESTINY』)のご紹介

いよいよ話題は5th ALBUM『ANTHOLOGY & DESTINY』の紹介に。
2年9か月ぶりのアルバムの完全限定生産盤は上坂さんが「どこに仕舞ってるの!?」と心配するほどのボリュームとなった。
フォトブック・Blu-ray・トランプとさまざまな特典が付属しているが、なかでも諏訪Pのイチオシはトランプ
ヤバい〇〇の際に「テキーラ大富豪」なる危険遊戯が制作チームで流行したことがトランプに異様な執着を見せる原因となったようだ。

そしてなによりも今回のセールスポイントは上坂さんが作詞を担当した楽曲が多いこと。
ライブツアーを進行させながらアルバム制作をおこなうというハードスケジュールによってさまざまな締め切りに追われることになったものの、ボキャブラリーを磨くよい機会となったと語る上坂さん。
「女性声優に歌詞を提供して感謝されたい」
「レコーディングに作詞の先生ヅラをして立ち会いたい」
「わたしの書いた歌詞を何テイクも録るさまを見たい。興奮する」

と鼻息をあらげて野望を標榜するものの諏訪Pはこれをすげなくスルー。
自身の作詞スタイルについて、
「ヒロインをひとり登場させ、それについてのストーリーを作っていくことが多い」
と振り返った上坂さんの作詞家としてのキャリアにも今後注目したい。

話題は移ってアルバム恒例の1曲目のinstrumental、『予感』について。
『予感2.5』のようなナンバリングで復活する可能性もあるとしたうえで(上坂さん自身は2.5の存在を失念しており、同志が見た幻かなにかかと思っていた)、今作『趣味者のテーマ ~ underground heaven!!』ではプロレスの入場曲を強く意識したバンドサウンドに仕上げたとこだわりを語った。

諏訪Pは今回のアルバムについて、
「アルバムでリリースするのは(上坂さんの)らしさが出せる」
としたうえで、
「本人リソースをたくさん使ったことによって結果として濃くボリュームのある内容にすることができた」と総括した。

社内制度と福利厚生のご紹介

注目の福利厚生だが、

  • お中元争奪ビーチバレー大会

  • コールドスリープ

  • 東京デスティニー・メタバースの年間パスポート

など奇妙で独特なものが並ぶなかでも特に目を引くのが

  • 年間休日447日

  • 県民割

のふたつだ。
働き方改革を意識した休日制度、神奈川県民は生活費が8割引されるという地域に密着し貢献する姿勢はデスティニー・ホールディングスを語るうえで外せない要素になるだろう。
そのほかいんせんてぃぶや社内に熱波師を招くなど社員のモチベーションを上げる取り組みも紹介された。

新製品(13th SINGLE『LOVE CRAZY』)のご紹介

話題は今後発売される自社製品の紹介に。
13枚目のシングルとなる『LOVE CRAZY』の発売決定があらためて発表された。
オフィシャルTwitterアカウントのアイコンがあたらしいアーティスト写真に差し替わったことに「アカウントを乗っ取られたかと思った」と茶々を入れ、バッジ付きアカウント名前変えられない問題に言及。
南條愛乃さんがアカウント名に告知を入れていたばかりに12月にアルバムを出し続けることになった例を引き合いに出し、諏訪Pと口々に「ヤバい」と危機感をあらわにした。

新シングルのアピールポイントとして

  • ジャケット写真の運命のジャッキーカルパス(赤い糸)

  • 上坂すみれ史上最速のBPM235

を挙げた上坂さん。
限定版と通常版のジャケット写真のデザインを、つながる運命の赤い糸(ジャッキーカルパス)に注目しながら絶賛。
曲の内容についても「誰に演奏させるつもりなのか」「なにと戦っているのかわからない」と自身最速BPMを茶化しながらも、
「『EASY LOVE』とはちがった切り口で長瀞さんの魅力を伝えられる素晴らしい曲なので、はやく聴いてもらいたい。ぜひ予約したうえで買ってほしい」
と新シングルの紹介を締めくくった。
『LOVE CRAZY』のサビの一部は現在『イジらないで、長瀞さん 2nd Attack』第二弾PVで聴くことができるので、そちらも要チェックだ。

(OP&ED同時購入特典あり)

(『LOVE CRAZY』は0:57~)

ご予約はこちらから

南條愛乃さんのTwitter

南條さんソロ10周年アルバム&MV集はこちらから

今後の採用フローについて

説明会もいよいよ大詰めとなり、今後の採用フローについて。
「わたしの思いつきがいろんな人のトラウマを刺激してしまったようでもうしわけない」
と謝罪したうえで、
「ちゃんと書けば受かるザコ会社なので!内定して蹴ろう!」
と励ます上坂さん。

  • 一次選考
    …本説明会参加者は通過

  • 二次選考
    …エントリーシートの提出(12/18中)

  • 三次選考
    …Webテスト(二次選考通過者にのみ1月中旬をめどに通知)

  • 最終選考
    …内容未定

というスケジュールで進行し、名古屋・大阪の部に参加した同志からはすでにESの提出もあったとのこと。
画像でもPDFファイルでも提出可能だが、Outlook以外のアドレスから送信するとエラーが出ることがあるという注意喚起がなされた。
(エラーが出るだけで受信はできているので安心してほしいとも)
提出されたESは諏訪Pが直接すべてチェックし、一部は上坂さんもチェックするとのこと。
「前略プロフィール帳くらいのテンションで書けば大丈夫です」
と上坂さんは二次選考の間口の広さをアピールした。

好評だった今回のパワーポイント資料は折を見てなにかしらの形で公開したいとのこと。筆者も諏訪Pの経歴など細かい部分を見落としてしまったので、今後に期待したい。

「このあとは社長のミニライブ!」
と上坂さんが準備のためにいちど退出し、拍手で送りだして説明会は終了となった。

突然始まる社長の余興(ルビ:ミニライブ)

セットリスト

  1. Car♡Wash♡Girl

  2. 海風のモノローグ

  3. MC

  4. 霊幻!!きょーしきょーあい

  5. 筐体哀歌

ミニライブは大ボリュームの4曲構成に。
前半戦では対照的ともいえるアイドルソングふたつを『Car♡Wash♡Girl』はキュートで活発に、『海風のモノローグ』はどこか憂いを秘めた表情で妖艶に歌い上げる。

MCでは「突然始まる社長の余興!」とおなじみのトークが炸裂。
忘年会のシーズンをいたわったり、
「(ペンライト持ってない人は)肩を回してください。肩だけなら厄介じゃありませんから」
と軽妙なトークで会場を盛り上げる。

今回のリリースイベントが会社説明会になった理由についても言及。
「バーバパパというCGクリエイターの方の『デスゲームエンタープライズ株式会社』の会社説明会の動画にたいへん感動して。デスゲームやるにはたしかに会社必要だよなあと」

そして今後のグッズ展開について
「80年代アイドルソングが増えてきましたから、すみぺ法被を作りたい」
と展望を口にした。

MCを挟んで後半ブロックでは『霊幻!!きょーしきょーあい』『筐体哀歌』を連続で力強く歌い上げる。コールこそできないが、筆者は会場に「メーデー(愛で)!」と労働者の権利と愛をさけぶ群衆を幻視した。

重大告知!2023年ライブ開催決定!

ミニライブの熱量もそのままにプロジェクターに告知映像が流れる。

「社長の余興はこのライブの伏線だったのだよ!」

話は聞かせてもらった、人類は滅亡する!

映像にあるとおり『SUMIRE UESAKA LIVE 2023 TALES OF SUMIPE 運命の書/同人の書』と題して、2023年3月18日(土)、3月19日(日)の2日間にかけてのライブを開催することを告知した。
場所は立川ステージガーデン、2022年11月28日(月)の正午よりファンクラブ「すみぺれんぽう」会員の先行申し込みを受け付けている。
『運命の書』『同人の書』と分かれていることに対して上坂さんは
「コンセプトちがいでどちらに行っても楽しめるようになっているので、立川が遠くないという方はぜひお越しください」とコメント。
どちらにも足を運んでその真相をみずからの目で確かめる必要がありそうだ。

最後のメイン、社長による名刺お渡し会

ここまでボリュームたっぷりのトークにミニライブ、そして告知とメイン料理がずっとお出しされ続けるようなイベントだったが、最後のメイン料理であるお渡し会が残っている。
「わたしはこのあと名刺を配ります!またね!」
とイベントを締めくくると、規制退場とお見送り会のかたちで整理番号順ではなく後ろの列からお渡し会が始まる。
上坂さんとの間には飛沫防止シートがあること、お渡しは直接ではなくトレー方式であること、お見送りなので普段よりひとりずつの持ち時間が少ないという制約はあったものの、それぞれ上坂さんに感謝や感想を伝えたり、エールをいただいたり、さまざまなかたちでお渡し会を楽しんだようだ。
筆者は準備しすぎたあまり準備したことは何も話せなかったが、上坂さんに「ライブも来てくださいね!」と直接目を見てお言葉をいただいたのでそれはもう素晴らしい時間を過ごしたのだった。

師走も過ぎれば2023年。
ついに上坂すみれ・アーティストデビュー10周年がやってくる。
アーティストとして大きな節目をむかえる来年は、上坂すみれさんからますます目が離せない1年になりそうだ。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
よいお年をお過ごしください。
<文・ふぉい>

イベント後のツイート

名古屋の部

大阪の部

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