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「だが、情熱はある」を観て

今日で最終回を迎える「だが、情熱はある」

観る人たちが口を揃えて大絶賛する彼らの演技に引き込まれて、気づけば彼らの演技の虜である。

そう、若林役の髙橋海人と山里役の森本慎太郎。

何がすごいって彼らの演技にかける想いが熱いこと。まさに情熱がある。
多くの人が思っていた生きている人の実写をすることは大きな覚悟が必要だったはずである。ともすれば、大批判に繋がって彼らのファンから怒られてしまう。1話が始まる前、
ジャニーズだから、アイドルだから、
彼らの本職からネガティブでマイナスな意見が多く見受けられていた。では今はどうか、

オードリーの敗者復活戦フルの動画を覗けば、絶賛するコメントばかり。その凄さは再生回数が物語っている。

ストーリーも面白く、一人一人の役者、制作に関わるスタッフのかける思いに反して見ている人が少ないように思う。もっと多くの人に届くべきで、もっと評価がされていい作品で、もっと盛り上がるべき作品なのである。
つまらない、興味がないと思ってる人にこそ見てほしい作品なのだ。一度見たら沼、何話からでも参戦できるほどには面白いのである。

ストーリーは、山里と若林の芸人人生そのものを描いているがこれが本当に面白い。水卜アナの単調なナレーションも魅力のひとつなのである。また、2人の家族や恩師など出てくるキャスト全てが彼らを優しく包んでいるのである。にも関わらず、2人は卑屈でネガティブで後ろ向きで嫉妬、劣等感、プライド、自己が強い。生きやすい環境にいるにも関わらず自らを苦しめて成功してきた人たちなのである。

山里はわかりやすく劣等感や嫉妬、他人と自分を比べることで自分の良さを見つけて成功を勝ち取った人なのだと感じた。しかし、これまた皮肉なことにストーリー全体がオードリー若林の方が面白いのである。それがまたこのドラマの良いところなのだと思う。

2人とも、自分の大事なこと、好きなことに一直線で周りの人への感謝を大切にして与えられた環境で求められる以上の結果を出すためにもがき苦しみ、人間の言うなれば醜い部分で輝く人たちなのだと思う。とにかく、2人はかっこいい。

何が言いたいのか上手くまとまらないが、主人公の2人も、演じる2人も、2人に影響された音楽家の2人も
落ちているチャンスを見逃さないために、いつも全力で生きているのを感じれる、そんな素晴らしいドラマに出会えた。

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