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#企画メシ 第5回「酸素が薄い場所にて」

こんにちは、ふみです。
今日は「企画メシ2022」5回目の講義。

テーマは「チームの企画」。
第4回の講義終了時に4-5名のチームが発表され、自分たちが本当にやってみたい企画を1つ企画書にまとめる。
締切まで、約2週間。

▼企画メシ2022マガジン
講義のようすや企画生の感じたこと、想いが詰まったnoteが読めます


誤解を避けるために前置きをしておくと、提出した「お守りノート(仮)」の企画自体は本当にやりたいと思って企画できたし、カタチにしたいし、2週間でチームとしてやれるところまでやったなと思えてます!
(チームおにぎりの皆さま、おつかれさまでした!ありがとう!)

このnoteは毎回、チームではなく「私個人」の課題との向き合いについて書いているので、ちょっとメタ的というか。

今回は「不完全燃焼」という言葉をメタファー的に多用しているんだけど、私という人間の感情の動きを分析してまとめた実験レポートみたいなもので、=企画やチームが不満、ではないのでご承知おきください!

高地トレーニング

企画メシ開始当初から、この課題はちょっと怖いな〜と思っていた。
チームでやるということは、自分一人では決められない=アンコントローラブルな要素が多いということ。
「本当にやりたい企画を考える」のと同時に、「チーム自体を企画する」という2つの要素がある課題。
過去の「チームの企画」のnoteも読んでいて、苦戦するチームがあることも容易に想定できた。

実際どうだったかというと、前述の通りチームの企画としては満足。ただ、私個人としては不完全燃焼だった。

そうなるのが割と最初の方で想定されたので、今回はそことどう向き合うか?ということを個人的なテーマにしていた。

富士山、ちゃんと登りました。


不完全燃焼は、酸素が足りないことで起こる現象らしい。(燃え残ることかと思ってたら違った)

今回、不完全燃焼になると予想ができた1番のポイントは「私個人の価値基準では、納得いく企画書にはならなそうだから」だった。
私は企画書を仕上げるためなら徹夜とかでも全くつらくない人間で、でもそれは私の価値観がそうなだけ。

チームにそれを強制するわけにもいかないから、様子を見つつも折り合いをつける可能性が高いだろうなと思った。

折り合いをつけるというのは、私に限ったことでなく、他のメンバーや他のチームでもきっと起こっていた現象だと思う。
でも、全部自分の思い通りにしたいなら一人で企画すればいい。
これはチームの企画だから、折り合いの付け方すらも、自分の解釈が問われているのだと考えた。


いつも自分が当たり前にやっていることができないというのは、まさしく酸素が足りないという状態に似ている。

だからこれは高地トレーニングみたいなもの、と解釈することにした。
酸素が薄い中で、体を動かし、自身を鍛える。

酸素が薄いということは、苦しいということ。
だけど、その苦しいこと=自分にとっての当たり前や大切にしていること、のはず。だから、それを掴めたら。なんて思っていた。


私にとっての酸素

実際にチームの企画を終えてみて、自分について気づいたこと。

・企画書づくりが好きで、大事にしたい。プライドもある。
・面白いと思えたら、乗れちゃう。色んな企画に心が動きやすい
・自分の気持ちよりも企画の良さを優先したいし、優先できる
・「ここでいいや」と留まるのは苦手。ギリギリまでやりこみたい
・自分は我が強いし人に合わせるのは苦手と思ってたけど、合わせに行くパターンも結構ある

企画書の仕上がりについては、冒頭で想定していた通り私個人としての価値基準では納得いく企画書にはならなかった。

チームおにぎりは一人一人が語る言葉も、考えもしっかり持っていて、それを一つにまとめるところまでは時間的に辿り着けなかった。
だけど、それを無理矢理に急いでまとめるのは違うよね、というのを最初に話していたから、みんながそれぞれの言葉で語るような企画書になった。

おにぎりになる前の米粒状態だけど、ちゃんとおにぎりを目指してる。そんな感じの企画書。

講義内で阿部さんからもその点(まとまりについて)コメントがあって、そりゃそうだよな〜、と思った。
誰か一人がリードしてまとめたであろう、トンマナや流れがまとまった他チームの企画書を見て羨ましいなとも思った。

だけど、もしそれをやっていたらチームおにぎりっぽくなくなっていたんだろうな。


「私」はひとつじゃなくていい

チームの企画をして思ったのは、個人で企画する私と、チームで企画する私が違っていてもいいんだということ。

個人でやれるときは徹夜してでも納得いくまで突き詰めたらいいし、そういうチームなら一緒にやりきればいい。
でも、そうじゃない時にどういう向き合いをするかは、その時々で変えて良い。

そういえば、事業立ち上げをお手伝いしてる子にチームの企画の話をしたら、「メンバーのバランスに合わせてポジションニングするのうまいよね」と言われたんだった。

今回うまくできたかは分からないけど、変化できる自分、というのも発見できた。

講義の中で、阿部さんから人と組む時のポイントについてお話があった。
今回「お互いを引き出し合う」というポイントは、あんまりできなかったかも。
(過去の企画メシnoteを読んで知ってたんだけど、知ってるとできるは違うんだよなあ…)

チームの中で互いに引き出し合うには信頼関係が必要で、例えば私の企画書の腕を信頼してもらえていたら、任せてもらえたのかもしれない。

そう考えると、今の職場は意見を言えるし、聞けるし、任せてもらえる。
私にとって最高に呼吸しやすい場所。

大事にしたいなと思ったし、でもたまには、高地トレーニングするのもいいなとも思ったり。



あっという間に残り2回だ!

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