なんだか神のような
生活していますよね。
接待を受けながら
取引先の若い青年が
ぼそっと呟いた。
その上司は笑いながら
お前はまだ若いな~
苦労されてこられたんだよ
そう言いながら
場を濁した。
食べたいものを食べ
飲みたいものを飲み
機嫌を取られ
愛想笑い。
そのまま
タクシーで家まで。
ネコが二匹
それが俺の家族だ。
俺は
そう思っていた
俺の家族だ。
静かな部屋で
猫におもちゃを投げる
静かな部屋に
足音が響く
猫は
おもちゃのネズミを
そっと銜えて
静かに
俺のそばに置き
じっと俺を
下から伺うように見る。
家族だと思っていたのに・・・・
お前も・・・・
お前も俺の言うことを聞くのか。
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