マガジンのカバー画像

短編小説集

12
歩いてる時 なんとなく 頭に浮かんだ文章を書いています お暇なときの お暇つぶしに(笑)
運営しているクリエイター

記事一覧

缶コーヒー

私は人間が嫌いだ。 強く意識したのは 幼稚園の時だった。 皆が慕っている先生に あんたは嫌…

fmkopenopen
2週間前
2

今日 蝉の鳴き声を聞いた。 梅雨が明ける前に 起きてきてしまった 蝉。 一気に 夏が来たこと…

fmkopenopen
2週間前
1

大根

キッチンに 買った覚えのない 大根が置いてあった。 そろそろ 煮物が食べたいのか・・・ そ…

fmkopenopen
2週間前

マティーニ

幸せってもっと簡単なものだと思ってた。  そう言いながら眼鏡越しの綺麗な目。  僕がいる…

fmkopenopen
2週間前
5

知覧

『知覧』 親は探しとおした。 たった一晩 相手になってくれる人を。 大きく言えない 一晩 …

fmkopenopen
2週間前
9

蜘蛛の糸

小さなころ 散々悪さをしたのだけれど ただ一匹の 蜘蛛を殺さず 助けたというだけで、 地獄か…

fmkopenopen
2週間前
6

乱れ狂う桜

また春が。 桜が・・・ 君が泣いたときも 君が嘘をついた日も 君が・・・ 僕の心は 毎年咲き乱れる桜を見ると ただ、 何もできなかった自分と 儚いけれども 見るものの心を奪う 忘れられない。 小さなころから 僕の横で 小さく笑う 君は凄くかわいらしくて 透明だった。 可愛くって ただ可愛くって。 大切な思い出。 高校まで一緒だったが 彼女は 東京の大学に行くことになった 本当に・・・ 一緒に行けばよかった。 ごめんね。 幼馴染だっていうだけで 辛い思いさせて・・・

結婚式

『結婚式』 なんだか 虚しくなっちゃったのよね いつも明るい友人。 ふと、時の隙間で 表情…

fmkopenopen
2か月前
5

たばこの吸い殻

『たばこの吸い殻』 誰かの揚げ足を取ると 自分も 取られてしまうのは 世の常で 仕事をして…

fmkopenopen
4か月前

なんだか神のような 生活していますよね。 接待を受けながら 取引先の若い青年が ぼそっと呟…

fmkopenopen
5か月前
2

死別

私、まだ… そうやって また僕を遠くに追いやる それって、 無理なんじゃないか? 友人と飲…

fmkopenopen
7か月前
3

ソープ嬢

『ソープ嬢』 長く東京に出ていた友人が 地元に帰ってきた。 垢ぬけてるかと思ったら すっぴ…

fmkopenopen
7か月前