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衣服モデリング×生地スキャン 結局どう活用できるのか?

NOCTASコラムのこれまで


半年にわたり「NOCTASとは?」という解説のコラムが掲載されました。
これまでのコラムはNOCTASの基本の部分を紹介しています。
3Dモデリングってなんだ?生地スキャンって何?といった最初にあたる壁を壊してくれる内容です。

NOCTASとは?ファブリックスキャナーとは?が知りたい方はこちら


今回から執筆担当が変わりまして、内容も少し変わっていきます。
皆さんに「デジタルなファッション、面白いかも!」とちょっとでも思ってもらえると幸いです。

ファッション3DモデリングとNOCTASが活躍する企画段階


これまでのコラムを読んだ皆さんは、今

「スキャンができることは分かった。でも、何に使うの?」
「うちにも3Dソフトはあるけど活用していないなあ。」

といったお悩みがあるのではないでしょうか?
今回は実際の作業動画をご用意しました。
NOCTASでスキャンしたレース生地を入れ替えたり、色を変えたりしている1分程度の動画です。
 

デジタル上で作るファッション3Dモデルは生地の入れ替えが驚くほど簡単です。
マテリアルを用意してドロップするだけです。(ここまで読んでいる方には周知の事実かもしれません。)
色も後から好きなように設定できます。
つまり、生地の現実サンプルが1色しか手元になくても、カラーバリエーションを見られるようになります。
デザイン・企画の段階であれば色や生地をあれこれ変更しながら確認することが出来ますし、柄の大きさや配置もスムーズに変更できます。
SNSで投票をしてもらって人気の色を調べることも、着せ替え人形のように遊ぶのも面白いと思います。
もし私が学生の時に出会っていたら課題を一旦この中で作って色合いの確認をしていただろうな、と思います。

おわりに


今回の動画、コラムはいかがでしたか?
動画は4倍速くらいなので実際にかかった時間は5分弱程度です。

リアルに存在する生地、存在していた過去の生地がデータのアーカイブとして存在し続けることも、アパレルを飛び出してCGの作品や海外など、いろいろなところで活用できるようになるとさらに面白くなるかもしれません。
(個人的にはイラストを描く際のマテリアルとしても活用できそうだと考えていますが、まだ妄想の段階です。)
また次の回でお会いしましょう!
リクエストやちょっとした疑問がありましたら、お気軽にコメントください。次回の参考にさせていただきます。



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