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【NOCTASコラム Vol.4】オパシティマップって何?

NOCTASコラム第3回目は、オパシティマップについてご説明します。

例えば、ガーゼのように目の粗い素材では糸のある部分とない部分の区別が必要になります。
オパシティマップとは素材の透け感を表現する際に必要なマップになります。

左:オパシティなし 右:オパシティあり

CLOでは「不透明度マップ」に適用するマップになります。
この時、[ALPHA]か[RGB]が選択できます。

[ALPHA]はマップの画像そのものに透過情報が入っているときに使います。
jpegは背景透過できないので、png背景透過ファイルを入れる必要があります。
元の.pngデータの透明度がマップとして反映されます。
画像にALPHAチャンネルを掛け合わせると、透明度が高い部分は見えなくなり、透明度の低い部分だけが見えるようになります。

[RGB]はRGBカラーの画像を白黒のグレースケールに変換し、0-255の256段階の数値を濃淡に置き換えた情報を使用します。

白(255)が不透明、黒(0)が透明になります。
グレーは半透明になります。
画像の作りによってどちらを選択するか決まる、というわけです。

ちなみに、目の詰まった薄い素材の場合は、糸と糸の空間を透けさせるのではなく生地全体を透けさせる必要があるのでCLOではマップではなく不透明度の強度のパラメーターで調整します。

総合的に考えると、「メッシュや粗い組織の向こう側が抜けて見えるものの時にはオパシティマップが必ず必要になる」ということを覚えていれば大丈夫です。

アパレル業界では聞きなれない言葉が多いファッション3Dモデリングですが、よりリアルな生地感を表現するために、マップの理解は最も重要なポイントの一つとなります。
みなさんもめげずに頑張って覚えていきましょう。

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