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6.無知って強いけど、恥ずかしくなる(星の王子さまを朗読して思うこと)

前回の続きです。
はじめてましての方は、よかったら最初から読んでね↓

王子さまは儚いを知らなかった

今回リテイクするのは、王子さまが初めて後悔するシーン

地理学者に出会って「儚い(はかない)」というものを知った時のセリフ

「ぼくの花は、はかない……。
 まわりからじぶんを守るのにたった4つのトゲだけ。
 ……なのに、ぼくはたった一つ置き去りにしてきたんだ」

声劇・朗読用台本『星の王子さま』前編

王子さまはずっと一人で存在してきたから、死生観がない。そのため、バラもずっとそこに存在しているものだと思っていた。バラが消えてしまうなんて考えもしていなかったのだろう

バラの事を考え後悔する

バラと一緒にいるのが辛くなって逃げ出したけど…
タネから育てて、お互い好きになって、一緒に暮らしていたのに…突然、置き去りにされたバラの気持ちは?

バラの気持ちまでは(キツネに出会う前なので)まだ理解していないけど、バラが儚い存在だと知って悪いことしたのかもと気付いたシーン

それまで、悪いことをしたと思っていなかった王子さまにとっては衝撃的な事実だったはず

でも、前回の私の芝居は「儚い」という言葉の意味を理解しただけに聞こえる。後悔の度合いが少ない。すぐに気を取り直すとはいえ、軽すぎる…

今回の朗読課題

よし!撮り直してみよう

今回リテイクポイントは
・バラのことをしっかりと思い出しながら後悔する

うん、バラの事を思って芝居できた

無知について思う事

それにしても、知らないって怖いね。悪気もなく、誰かを傷つけてしまうから。知らない方が幸せ…なんて事もあるかもしれないけど、知った時に後悔するなら、やっぱり知っておきたいかな。

まぁ…自分の芝居が下手なんて知りたくなかったけどね。気づいてしまったから地道にリテイクしてる訳だけど…これは…知って良かったなって思ってる。

成長するためには客観的な視点が必要。それが幸せかどうかは別の話だけど。楽しいと思える瞬間があるからやり続けられる。これを誰かと共感できたらもっともっと楽しいんだろうな…

また来週やろっと!

毎週木曜日更新予定。

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