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マリノスだけには負けられねぇ

「マリノスには負けられねぇ」いや「マリノスだけには負けられねぇ」とは思わない私。まったく思わないんだよね私、残念ながら。同じ街にあるサッカークラブの横浜FCと横浜Fマリノスが交差する時、「あいつらにだけは負けられない」というエネルギーが確かに発生している。同じ街にあるクラブ同士が戦うことが「ダービー」で、普段は発生しないエネルギーが発生するのが「ダービー」だ。

いつだったかな、天皇杯でマリノスと「ダービー」があったね。渡邉将基選手がゴールをした試合。普段「マリノスだけには負けられない」とは全く思わない私が「ぜってぇ勝ちてぇ」と心の底から思った。そんな力が「ダービー」にはある。でもそれは対戦する時だけ。日常生活ではそんなこと思わない。

横浜Fマリノスのサポーターである「まほ」と一緒にこのコラムを始めてみよう!という今回、しかもタイトルに刺激的な言葉を使っておきながら出鼻をくじく様な自己申告で申し訳ないが、「マリノスだけには負けられない」という気持ちはまったくない。むしろ時間が合えば三ツ沢にマリノスの試合も見に行きたいくらいだ。

同じ街にありながら、それぞれ応援しているクラブが違う。その「差異」に私は興味があるし、Jリーグが好き!という共通点はあるものの、そもそも年代が2倍も違う我々の「共通点」と「違い」を明らかにしていくことはきっと興味深いはずだと思っている。それがこのコラムの狙いじゃないかな。

一部の横浜FCのサポーターの方からしたら「おっさん!なにやってんだよ!マリノスのサポーターなんかと!」という思いをされるかもしれない、そんなことは重々承知しながらも一方で、「おっさん!20歳の女子とどうやって知り合ったんだよ!しかも共同作業ってなんだよ!羨ましいじゃねえか!」という方もきっといるはずで(笑)その後者の方々のためにこのコラムをやっていきたいと思っている。

僕らが大好きなJリーグには様々な「おもしろさ」が詰まっている。しかしその「おもしろさ」がどこまで多くの方に伝わっているのか?という疑問が常につきまとう。僕らが知っているJリーグは(メディアに取り上げられていないだけで)実はもっともっとおもしろいんだぞ!。その僕らが知っているおもしろさをこのコラムで20歳の視線と40歳の視線、しかも応援するチームも違うし、男女の違いもある。その違いを活かして発信して行きたい。

普段何気なく通うスタジアムのおもしろさを改めて文章にすることは、きっと自分自身にも新しい発見があるんじゃないか。20歳の若者が一体どんな文章で自身のサッカー観を表現するのか。その20歳が書く文章に自分は一体どのくらい戦えるか。今の若者は毎日どんなことを楽しんでいるのか。ポケモンGOとかやったりするのかな。などなど知的好奇心がきっと満たされんじゃないかとワクワクは尽きない。

「まほ」は20歳のピチピチ女子だ。かなりの試合を観戦しているし、ユニフォームを纏うとスタジアムを彩る「Jユニ女子」だ。しかも若い割にサッカー界に幅広いネットーワークを持っていやがる。私、いや横浜FCサポーターのならわかるだろう、俺たちにはないキラキラ要素をいっぱい持っている。そんなことは百も承知だ。だから敢えて言わせてもらおう。

いやいやお嬢さん、おっさんを舐めたらあかんぜよ。こちとら無駄に年齢重ねてねぇからな。どんだけ長年同じチームと同じ選手を追いかけてると思ってんねん。キラキラはねぇけどギラギラとギトギトなら十分持ってるからな。苦労とシワの数だって。

ぜってー負けねぇ!まほだけには!

さて「まほ」ちゃん!君はこのコラムでなにを書きたい?聞かせてもらおうじゃないか。

WE LOVE YOKOHAMA!♥️

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