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ネットショップには売れない時期がある?その概要と対策について

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近年、多くの業種・業界でネットショップが開業されています。しかし、「開業したのはいいものの、思うように売れない」と悩む人も多いようです。

ネットショップには売れない時期があり、その時期にはさまざまなケースや理由があります。売れない時期は、その理由を明確にして適切な対策を試してみることが大切です。

今回は、ネットショップでよくある売れない時期や売れない理由について解説します。また、それらの適切な対策法ついても紹介しますので、ぜひご一読ください。

ネットショップで商品が売れない時期にはどのようなものがある?

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ネットショップで商品が売れない時期には、商品数が十分ではない時期とネットショップの認知度が低い時期の2つに分かれます。

この項目でくわしく解説します。

商品の品ぞろえが不十分なとき

ネットショップで売れない時期のひとつに商品数の少ない時期があります。商品数の少ないネットショップはどこか寂れた印象があるため、「運営がうまくいっていないのではないか?」「何か問題のあるネットショップではないか?」とお客さまを不安にします。

ネットショップに限らず、売れているお店は売れている雰囲気があるからこそ売れるのです。

売れている雰囲気を作るには、実際の商品数のほかに商品を魅力的に見せる工夫も必要になります。しかし、運営当初は運営者がネットショップの機能を使いこなせていないケースが多いため、慣れるまで少し時間が必要です。

商品数を充実させ、ネットショップの機能に慣れるにそれなりの時間がかかります。あせらず取り組むことが大切です。

ネットショップの認知度が低い時期

ネットショップで売れない時期のふたつめは認知度が低いときです。認知度が低いネットショップは、待っているだけではお客さまが来ないので集客活動は必須になります。

ネットショップの集客活動で一般的なのはSEOでの集客です。競合に勝つためにもSEOでの上位表示は欠かせません。ただ、SEO対策は結果が出るまでに3~6か月かかります。この時期は我慢の時期ととらえるべきです。

ネットショップ設立当初のような認知度が低い時期は、売れない時期だと割り切ってSEO対策に注力しましょう。

ネットショップでよくある商品が売れないその他の原因

Photo by Ashim D’Silva on Unsplash

この項目では、時期以外で考えられるネットショップで売れない理由を解説します。

  • 集客施策がうまくいっていない

  • 商品のコンセプトが悪い

  • リピート顧客がいない

集客施策がうまくいっていない

ネットショップで売れない理由のひとつに、集客がうまくいっていないことが挙げられます。あつかう商品がどれだけ魅力的であっても、お客さまがショップに来てくれなければ売上は伸びません。

集客がうまくいかない主な理由は以下のとおりです。

  • 適切な集客施策を行っていない

  • 競合との差別化がうまくいっていない

  • サイト情報を更新していない

ショップサイトの情報が古いままだと検索エンジンに評価されにくくなるので、上位表示されなくなります。また、サイトの情報が古いままだとお客さまが不安になり、客離れの原因にもなります。

競合との差別化がうまくいっていないことも集客がうまくいかない大きな要因です。競合に対する分析不足により、差別化が曖昧になるケースは非常に多いです。自社の強みと弱み、競合の強みと弱みを正しく比較し、自社の強みが生きる施策を考えて実行する必要があります。

商品のコンセプトが悪い

商品のコンセプトが悪いこともネットショップで売れない理由のひとつです。商品のコンセプトが悪いとは、ネットショップの品ぞろえに統一感がなかったり、販売ターゲットが明確でなかったりすることを言います。

明確なコンセプトもなく、これも売りたい、あれも売りたいと仕入れてもネットショップで商品は売れません。商品数の充実は確かに重要ですが、ターゲットの設定が曖昧であったり、お客さまに伝えたいメッセージがハッキリしていなかったりすると、あつかう商品のジャンルがバラバラになります。

商品のコンセプトを考えるときは、「どんなお店にしたいか」を戦略的に考える必要があります。

リピーターを確保できていない

リピートしてくれるお客さまが少ない、もしくはまったくいないこともネットショップで売れない理由のひとつです。ネットショップで売上を向上させていくためには、リピートしてくれる既存顧客を増やしていく必要があります。

新規のお客さまを自社のネットショップに呼び込むためには、SEO対策や有料広告を使うといったコストがかかります。

対して、リピートしてくれる既存顧客はすでにショップの存在を知っており、かつ好意的に見てくれているためコストをかけて来店を促す必要がありません。

リピートしてくれる既存顧客の存在なくしてネットショップ運営は成り立たないと言えるでしょう。

商品が売れない時期に取り組むべきこと

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ネットショップで売れない時期にまずやるべきことは、売れない理由を明確にすることです。理由を明確にし、適切に対策することで売れない状況を変えることが可能です。

この項目では、ネットショップで売れない理由でよくある3つの種類と、その対策例について解説します。

  • 対策例:集客力が弱い

  • 対策例:商品のコンセプトが悪い

  • 対策例:リピーターがいない

まずは売れない理由を明確にする

先述のとおり、ネットショップで売れない理由は主に3つあります。売れない状況を変えるには、自社が抱える売れない理由を明確にすることが大切です。

  • 十分な数の新規のお客さまを呼び込めているか?

  • 商品のコンセプトがまちがっていないか?、販売ターゲットに合っているか?

  • 一度利用してくれたお客さまはリピートしてくれているか?

上記の問いから売れない理由を探してみましょう。

集客力に問題があるとき

商品の売れない理由が集客力の弱さであるなら、すぐに改善する必要があります。ネットショップの集客は、SEOでの集客をメインで行うのが一般的です。自社のネットショップのSEOを強化するために、あらゆる施策を駆使して検索上位表示を目指しましょう。

ただ、SEO対策が検索結果に反映されるには3~6ヶ月かかります。この半年ほどの期間は自社ネットショップにとって我慢の時期になります。

しかし、ただ待っているだけでは時間の浪費になるので、この期間は有料のネット広告を使って集客するのがおすすめです。

有料のネット広告には主に以下のような媒体があります。

  • リスティング広告

  • Googleショッピング広告

  • リターゲティング広告

また、現時点で自社ネットショップのSNSアカウントを持っていない場合は、すぐに作成することをおすすめします。なぜなら、SNSアカウントは無料で作成でき、運用も基本的に無料で行えるからです。SNSアカウントを育てていけば、SNSを見たユーザーが自社ネットショップに興味を持ち、訪問してくれるようになります。

商品のコンセプトが悪い場合

商品のコンセプトが悪いことも、商品が売れない原因になることがあります。この場合、コンセプトを見直し、改善していかない限り商品が売れるようになることはありません。

商品のコンセプトを改善するには、ターゲットをもう一度見つめ直す必要があります。このターゲットを見つめ直す行為は、「自社ネットショップが現在扱っている商品は、自社ネットショップの販売ターゲットに本当にマッチしているか?」の観点をもつことが大切です。

この観点を持って「販売ターゲットが本当に求めている商品は何か?」を突き詰めることで、自社ネットショップの商品コンセプトと販売ターゲットの属性がマッチしていきます。

リピーターが少ないとき

ネットショップの売上を向上させるには、リピーターの存在が欠かせません。なぜなら、リピーターは自社ネットショップを何度も利用してくれるありがたい存在だからです。

彼らは自社ネットショップの商品やWebサイトを好意的に見てくれます。そして、自らの意志で自社ネットショップを訪問し、買い物をしてくれるため、新規客のような集客コストもかかりません。

このようなファン化したリピーターをいかに多く作れるかが、ネットショップ運営の肝と言えるでしょう。

もし、現時点で御社のネットショップのリピーターが少ないなら、以下の方法を試してみることをおすすめします。

  • 商品購入時にお礼のメールを送信する

  • 商品発送時に手書きのメッセージカードを入れる

  • 梱包を丁寧に行う

  • セール・キャンペーンを定期的に開催する

  • セールやキャンペーン情報をメルマガで知らせる

リピーターを作るコツはお客さまに好印象を与えつつ、関係を途切れさせないことです。リピーターを増やすには時間がかかります。じっくり腰を据えて取り組みましょう。

まとめ

Photo by Clay Banks on Unsplash

今回はネットショップの売れない時期の解説と対策例について解説しました。

ネットショップの設立当初は、商品数も少なく認知度も低いため我慢の時期と言えます。SEO対策や広告運用を行うと同時に、商品数を充実させていきましょう。

また、設立当初以外の売れない時期に関しては、集客力を高めてリピーターを増やす努力が欠かせません。その上で、商品のコンセプトが悪いようならもう一度設定し直す必要があります。

売れない時期や状況にはさまざまなケースがあるので、まずはその理由を明確にするところからはじめてみましょう。









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