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やってみた!「カフェイン断ち」実際に身体に起こった3つのこと

みなさんは毎日コーヒーを飲みますか?
PCに向かって仕事をすることの多いこのごろ、コーヒーの香りを楽しむのは至福のひと時ですね。
私も大好きです。
ですが、ジェニファー・ロペスさんはアルコールもカフェインも摂らないそうです。理由は「自分を大切にするため」。
そして勝間和代さんも「カフェインレス生活」をすすめています。理由は「何にも依存しない日々のため」です。

ずっと気になっていた「カフェイン断ち」を試してみたので、その様子をお伝えします。


カフェイン摂取量とその利点

そもそも私たちは毎日、どのくらいのカフェインを摂っているのでしょうか。
何にどのくらいのカフェインが含まれているのか調べてみました。

※すべて100mg中の数字です。

・粉から抽出したコーヒー:60mg
・紅茶         :30mg 
・緑茶         :20mg
・ほうじ茶       :20mg
・栄養ドリンク     :32mg-300mg(種類によって差がある)
・ハイカカオチョコレート:84mg(板チョコ1枚はだいたい50g)

では普段摂っているカフェインの量はどのくらいなのでしょうか。

・午前中 コーヒー2杯(1杯150ml)
・日中 ペットボトルのほうじ茶1本(500ml)
・午後 紅茶1杯+板チョコ半分
・夜 緑茶2杯(1杯150ml)

これで1日に406mgのカフェインを摂取しています。
カフェインの1日の摂取量は400mgまで、一度に摂る量は200mgまでというのが一般的な見解のようです。

習慣的カフェイン摂取量が400mg/日以下であれば、妊婦を除く成人に安全性の懸念は生じない。(欧州食品安全機関 EFSA)

https://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu04270080149

ご存じのようにカフェインには利点もあります。
すぐに思いつくのは「眠気覚まし」「疲労回復」「リフレッシュ」ですね。
その他、鎮痛効果もあるそうです。
あなたも運転中にカフェインでシャキッと目を覚ましたことや、仕事や勉強で煮詰まったときにコーヒーの香りでリラックスしたことがあるのではないでしょうか。
エナジードリンクを飲んで勝負の日を乗りった人もいると思います。
実はカフェインの適量な摂取は、身体と精神のどちらにもよい効果があると言われています。
認知症予防、メタボ予防にいいと言われたのも記憶に新しいですね。
そしてカフェインの適量摂取は、一時的ですが記憶力や論理的思考力を向上させることも分かっています。

それでもなぜカフェインをやめようと思ったのか 

私は、普段から疲れやすいのが悩みでした。
起床時の元気が昼までもたない。
10時を過ぎると頭がボーっとしてきて肩が凝ったり目が疲れたり……
そこでコーヒーを飲むと一瞬シャキッと頭が冴えて、何とか午前を乗り切っていました。

午後になるとさらに疲れが溜まってきて、2時、4時と何度もコーヒーを淹れて気分転換し、夕方までがんばって仕事や家事をしていました。
疲れを感じると飲む、というサイクルです。
でもそのうち2つのことに気がついたのです。

1. コーヒーを飲んで元気になっても、以前に比べてその元気がだんだん続かなくなってきている

2. コーヒーの効果が切れた時に、前にもまして泥のような疲れを感じる

毎日の家事や仕事はカフェインに支えられていることに気づき、思いきってその依存から抜け出すことを決意しました。


やってみた「カフェイン断ち」の実際

カフェイン断ちは、二日酔いに似た頭痛を伴うという記事をインターネットで見たので、十分休みが取れる日程を選びました。
そしてコーヒーはカフェインレスコーヒーにし、後はハーブティーを準備してスタートです。

1日目:午後ちょっと疲れを感じましたが、普通に1日を終えることができました。

2日目:昼頃からジワジワと頭痛がしてきました。
鉄分不足を思わせるような重痛い感じです。
夕方になると頭痛がもう少しひどくなり、同時に吐き気も覚えるようになってきました。
ベッドに入って映画を観たり本を読んだりしてやり過ごしました。

3日目:頭痛は続いており、さらに食欲がなく夕食はほとんど食べられませんでした。
でもここでカフェインを摂ってしまったらせっかくの努力が水の泡になると思って、ただ時間をやり過ごすことに集中していました。
お風呂に入ったり頭を冷やしたり温めたりして過ごしました。

4日目:朝、頭痛はありませんが頭が重い感じが残っており、でも午後になると一気にスッキリ感が。
そして夕方には頭痛はすっかり消えていました。

5日目以降:頭痛や不調は全くなく、何だか細胞が生まれ変わったかのような清々しい気分で過ごせています。


カフェインをやめて起こった変化3つ

1.  昼間に深い疲れを感じなくなった


 疲れる→カフェインを摂る→元気になる→カフェインが切れてもっと疲れる→カフェインを摂る・・
というサイクルがなくなり、いつも同じ状態でいられます。
もちろん朝は元気でも、午後になるとだんだん疲れが溜まってきます。
でもそれが自然な感じで、カフェインですごくシャキッとすることもないけれど、カフェインが切れてぐったり疲れることもなくなりました。


2.  目覚めが爽やかになった


 寝つきがよくなり、睡眠アプリの点数を見ても深い睡眠がとれていることがわかりました。
その結果、朝の目覚めの何と爽やかなこと。
ああ、十分寝た、と思える幸せな朝を迎えられるようになりました。


3.  自己肯定感が爆上がりした


カフェインに「依存」しない暮らし。
これは思った以上に自分の自信になりました。
多分私はカフェイン依存症だったのでしょう。
そしてそれを自分でも薄々感じていたのだと思います。
依存症というのは、それがあって初めて普通の状態でいられるということですから、それがないと普通未満になってしまうんですね。
何かに依存していない状態というのは気分的にとても爽やかです。
これは予想していなかった意外な変化でした。


まとめ

カフェインレス生活を始めて本当によかったと思います。
3日間の頭痛を経て手に入れた穏やかな日常ですから、もう手放したくありません。
何にも依存していないという自信に支えられた爽やかな毎日です。
カフェイン依存症かも、と思ってこのページに来てくださった方は、一度試してみてください。
ただカフェインが身体から抜けるまでの離脱症状は結構大変でした。
大切な仕事や約束がない日を数日確保してから始めるのがいいと思います。十分な休みが取れる日程で挑戦してください。
そして後で聞いたことなんですが、鎮痛剤はカフェインの入っていないものなら使えるそうです。
成分を確認して使ってくださいね。


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