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「革命のはじまり」(2022年1月)

●1月4日/4th Jan
新年明けましておめでとうございます。本年は大きな変革の年になりますが、生きとし生ける全てのものが幸せで、身心ともに健やかでありますように。
さて新年早々ですがご案内です。岡山県の高梁市成羽美術館で明日1月5日から、韓国出身のアーティスト金考妍さんの「息する瞳」の展覧会が始まります。金さんとは僕が敬愛する岡山の能勢伊勢雄さんとご一緒した際にお知り合いになり、今回ハナムラも金さんの展覧会の一環で、 トークイベントに登壇させて頂く運びになりました。1月15日に成羽美術館で能勢伊勢雄さん対談させて頂きますが、金さんの作品を拝見するのは初めてで、今から大変楽しみにしております。
今回は能勢伊勢雄さんとハナムラのロングトークということで、何と6時間にわたって対談することになっており、どんなことになるのか今から全く想像出来ません。しかし能勢さんのお話をお聞きするだけで、きっと素晴らしい時間になることは間違いないので、是非とも皆さまお越し頂ければ嬉しいです。金さんの展覧会は明日のアーティストトークを皮切りに、3月21日まで開催されています。間違いなく素晴らしい展覧会だと思いますので、期間中に是非成羽美術館へお越し下さいませ。

●1月5日/5th Jan

改めまして新年あけましておめでとうございます。今年からは思考ログと情報発信についての整理をしていければと考えており、Facebookとメッセンジャーをスマホのアプリから削除しました。投稿もやりとりも頻度が下がりますが、徐々にシフトしていければと思います。
新年最初の「まなざしの革命放送」をアップしましたのでご案内します。新年からめでたい話をとも思いましたが、死について話した公開収録をシェアします。人によっては重たいテーマになると思いますが、是非お聴き頂ければ幸いです。

まなざしの革命放送
Vol.018 死を意識するとどう生き方が変わるのか

新年最初の放送ですが、以前にも少し触れたテーマである「死」について少し話します。先日の公開収録の際に頂いた質問に応えながら、死の問題とそれを受けてどのように生きるべきなのかについて回答して内容です。少し短めですが、vol.006やvol.011の放送と合わせてお聴き頂ければ理解が深まると思います。


●1月8日/8th Jan
京都外大でスピリチュアルツーリズムの講義後、ドゥルーズの研究者とディスカッション、移動して京都でジャーナリストとディスカッション、夜は難波で3時間講義してそのまま近くに泊まり、ランドスケープの草本素材を造園業者と打ち合わせた後、スケッチ6枚、模型修正2箇所を終えて、ようやく帰路につく。ノンストップの怒涛の40時間ほどで目が回りそうだが、クオリティ下げたくないからギリギリまでやるも、もう若くないことに気づく。

●1月9日/9th Jan
河出書房のサイトに、「まなざしの革命」の帯付きのカバー写真がアップされました。帯には推薦者の言葉が書かれていますが、実は今回の本の推薦者は元京都大学総長で、ゴリラ研究で世界的に著名な人類学者の山極壽一先生です。ご依頼後わずか2日で通読して頂き、こんな言葉を贈ってくれました。何と感謝して良いのか。本当に幸せです。

「過剰な情報が飛び交い、民主主義の非常事態に直面する私たちに、時代の真実を見抜き、この閉塞感から解放されるまなざしを与えてくれる!」

今回は元京都大学総長ですが、実は前著「まなざしのデザイン」では、元大阪大学総長でファッション論で著名な哲学者の鷲田清一先生。ということは、次に本を出すときには元東京大学総長にお願いしないといけないのか...

●1月9日/9th Jan
首都高を久しぶりに走り、旧い知人と久しぶりに話す。言葉よりも作品にハナムラの狂気が表れているという意見から、狂気と正気の考察をしているとこんな時間に。

●1月13日/13th Jan
お待たせしました(待っていないと思いますが...)。「まなざしの革命放送」のVol.019を公開しました。先月の公開収録の後半の質疑応答からのピックアップですが、いずれも私たちが生きる上での原点というテーマと関連します。
1月20日から書籍の「まなざしの革命」も書店に並び始めます。それに合わせてこの公開収録のようなイベントも何か企画できればと考えていますので、こちらの放送で予習(?)頂ければ嬉しいです。

まなざしの革命放送
Vol.019 原点にもう一度帰るためには

今日の放送は先日の公開収録の質疑応答の中から「暗くならずに死と向き合うには」「革命とは原点回帰」「食べることの意味」という三つのテーマを共有します。いずれも私たちが生きている上で原点となるものかと思いますが、そこへ帰るためにはどう考えれば良いのかを話しました。

●1月14日/14th Jan
「革命前夜/the Night before our Revolutions」の映像がウェブサイトにアップされました。ポッドキャストをお聴きの方は、これまで音楽やナレーションだけでイメージされていた世界観が、ビジュアルでも感じて頂けるのではないかと思います。音量大きめでお聴きすることをお勧めします。

また、この映像の随所に「まなざしの革命」の本の内容と関係する意味のあるものが映っている「図像学的な仕掛け」が散りばめられています。映像だけでも楽しんで頂けますが、本を読みながら何度か見て頂くと、また違った発見があるかと思います。ぜひ謎解きのようにご覧頂ければ嬉しいです。

●1月16日/16th Jan
昨日、岡山県高梁市の成羽美術館で、著書「まなざしの革命」を受け取る。本日は岡山市内へ戻ってきて、cafemaimaiで、少し休憩してから能勢さんのお話しを聴きにいく。こんなカフェが近くにあったら毎日入り浸るだろうな。昨日の能勢さんとのロングトークについては、しっかりテキストにして後ほどnoteにまとめようかと。

●1月17日/17th Jan
 岡山県高梨市の成羽美術館で3月21日まで開催中の金考妍さんの展覧会「息する瞳」の、トークイベントで登壇する。敬愛する岡山の能勢伊勢雄さんとのロングトークで、朝の10時から夕方16時までという凄い時間枠。
いつもは能勢さんのお話を客席で聴く側だったが、同じ側に座るのは初めて。乗り切れるのか心配だったが、今回は能勢さんが丁寧にスライドをご準備してくれたので、その思考の流れの中で、二人でじっくりと金さんの作品を掘り下げる時間を持った。
 午前中はコンセプチュアルアートとは何かについて、日本を代表するアーティストの松澤宥の作品から読み解く時間。「オブジェを消せ」という言葉でコンセプトそのものを作品にした松澤宥からは、僕自身の作品も非常に刺激を受けたが、金さんの作品もその系譜から能勢さんによって読み解かれる。
 まず能勢さんがご準備してくれた、YouTubeの金考妍チャンネルの映像をもとに、彼女のこれまでの作品の紹介がされる。読み上げられた言葉を目隠しして利き腕でない手で描く作品、一枚の同じ手紙を海外の友人と繰り返しやりとりしたものを再構成した作品、全力で走った後で平然とした顔をして撮影する作品、自分の化粧した顔に紙を当てて塗りつけて作る作品、絵具そのものを描く作品、美術館にベッドを置いて来場者に寝てもらう作品。
 こうした彼女の作品の中にコンセプチュアルアートの文脈を読み取る。能勢さんが指摘されていたフランスのソフィ・カルとの類似点については、僕自身も思うところがあり、「盲目の人々」というソフィ・カルの作品を会場の皆さんに簡単に解説した。
 僕自身は誰かの作品を分析するときには、その人の中にある一貫した無意識を辿ろうとする。金さんの作品では、いずれも何かの「痕跡」を残すことが意識されていること、それは撫でたり擦ったり触れたりする「接触」が用いられることが特徴的だと読み取る。
 能勢さんは「膜」の観点から金さんの作品を読み解かれていたが、その接触面である膜の在り方に、内部からの力と、外部からの力の両方が均衡したり拮抗する痕跡が残るのだろう。「生命の逆鋳型」としての膜の問題は生命の定義の問題や膜宇宙理論までの拡がりがあるので、ここでは議論として汲み尽くせないが、能勢さんに論点として提示して頂いただけで十分だ。
 「白鳥のうた」に代表される松澤宥のコンセプチュアルアートでは、オブジェとしての作品が鑑賞者と制作者のコミュニケーションを逆に阻害しているという観点に立つ。だからそこで提示されるのは、コンセプトのフレームだけであり、そのフレームに沿って表現されたものは誰が表現したとしても、それは彼の作品ということになる。
 卑近だがハナムラの「ガリバースコープ」や「見立百景」「レインボーウォーク」や「データスケープ」という一連のワークショップ作品もコンセプトのフレームだけがあり、そのフレームに沿って参加者が表現するというものだ。その角度からはこれまで話したことはなかったが、実はハイレッドセンターなど芸術やそのコンセプチュアルアートの文脈で自作を語ることもできて、近年の作品である「地球の告白」「半透明の福島」では、同じ狙いで来場者に手紙を書いてもらうという位置付けになっている。これまではあまり美術業界で語ることがなかったので、「まなざし」の文脈で作品の狙いしか話さなかったが、いつか作品の中身について話してみたい。
 松澤宥の「量子芸術宣言」の話題、2004年の「消滅と未来と」「ヒロシマから59年」などに話題が移り、松澤宥本人が封印した「ψの部屋」を能勢さんが撮影した話へと展開する。能勢さんはずっと松澤さんとの交流があり、「スペクタクル能勢伊勢雄展」では、松澤宥が設定した9文字×9文字の81字をコンセプトにしたメッセージがフェルトペンで寄せられた話をされた。
 その後、松澤宥の晩年の「テレパシーアート」の制作の話、それを京都国際映画祭でテレパシーで制作した音楽と合わせた映像作品へと昇華した話へと話が展開する。
 僕とのディスカッションの中では、フロイトの思考の転移とユングの集合的無意識と絡めながら、人間が他者の思考をどのように読み取り、送り届けるのかという問題について深めあう。精神分析のために思考の転移を晩年の研究していてフロイトと、精神力動として人間の思考を捉えていたユングとの違い、そしてその中間としても位置付けられるヴィルヘルム・ライヒの話も論点としてハナムラから提示した。そんな話を展開していると午前中の2時間はあっという間に終わり、お昼休みを挟んで午後へ。吉備テレビが取材に来ていたので、インタビューにも答える、

 お昼休みは控え室で、キュレーターの吉尾さん、金さん、映像の佐藤さんたちと、なぜか芝居の話になる。演劇や演技についてのハナムラの感覚を少し共有していると、能勢さんからピーター・ブルックの舞台についての話が提示される。やはりリラックスして話せる控室の方が話が弾むことが多い。

 午後は「天空の蛇」を皮切りにエジプト数学の話、そして連分数で表現される黄金比、射影幾何学から神聖幾何学の話へと展開していく。パッポスの定理や図形や数式が出てきて、会場が少し緊張し始めたので、適宜様子見ながら能勢さんのお話に補足を入れていくが、ここの理解が進むと一気に作品の読み解きご面白くなるので、何とか共有しようと努める。
 ゲーテ形態学の中で少しだけ語られていたテオンの逆理と成長螺旋の話や、交差レムニスカート原理の話などから、控え目にエーテルの話に少しだけ触れる。射影幾何では、三次元のものが二次元に投影される際に、シナジェティクスが起こるという特徴がある。今回の金さんの作品でも、いくつか射影されたものがあり、それについて論じ合う。
 その後、話はかつての日本女性が嗜みとして身につけていた「包結之栞」から"折る"行為について話は展開する。金さんの今回の作品では、折られた物や屏風などがあるが、死者と生者の領域を区切る境界の話や、それを行き来する再生の話へと話題は移る。
 作品の中に、三次元の立体を和紙に写し取って生まれた紋様が展示されたものがあるが、紋様がいかに生まれるのかについての能勢さんの整理が興味深い。
 一つめが、「表層からの紋様」であり、道教の経典である「道蔵」などに描かれる自然の兆図としての紋様である。滝、雲、水面、岩などの表面に現れる紋様は、意味を持った形態であり、形態そのものが読み取られるべきメッセージを内包している。象形文字である漢字にはそれが表現されており、青井貝次郎の漢字一元論の話なども紹介される。
 二つめが「運動からの紋様」で、ペンローズ図形を取り上げ、平面の充填状態の問題について解説する。水平、回転、滑り鏡映などの運動が生み出すパターンや、同心円が織りなす準周期的な平面パターン、オリガミクスや縄文土器、イッセイ・ミヤケの132.5などへと話は展開していく。実際に縄というのは回転運動が封じ込められたものであり、衣服も運動によって二次元が三次元に展開される。金さんの作品の読み解きから、段々と次の作品のヒントや補助線のような方向へと二人で話を進めていく。
 三つめは「深層からの紋様」では、寺田寅彦の割れ目の科学について紹介される。特に当時も論争になった平田森三の「キリンのまだら」問題は、僕自身も自分の生命表象学を考える上で興味深い視点だ。トークの中では話さなかったが、チューリング波からの観点でこの問題を捉える研究や、熱力学的な観点からコンストラクタルに波と縞との関係について捉える研究もあり、このあたりは一度理論同士を付き合わせて考察せねばならないだろう。 
 その後トム・ディアリングの人工生命の話やノーバート・ウィーナーのサイバネティクスなどを経て、翌日に岡山市で話されるUFOとウナリウス教団の話をチラリと触れられた。
 最後に金さんの今回の作品を写真でレビューしながら、一つずつの読み解きと、全体を通底する無意識について考察を深めた。
 午後は3時間たっぷりと話をしたが、会場でお聴き頂いた方々も長時間で大変だったのではないかと思う。能勢さんのバイタリティは驚異的で、寒い会場の中、登壇していた僕も金さんも途中でお手洗いに行くのを我慢して聞き入ってしまうほどだった。事前に打ち合わせ出来ていなかったのだが、僕自身がもう少し役割を自覚して、能勢さんのお話を回せていけたらと反省は残るが、6時間に渡るロングトークをご一緒出来たことは至福の時間だった。お声がけ頂いた能勢さんと金さん、そして会場をご準備頂いたキュレーターの吉尾さんにも心より感謝しかない。翌日は能勢さんは岡山でさらに6時間のトークをされてスライド枚数は2日で合わせて当初1600枚に及んだという。いつもながら能勢さんの活動エネルギーと知性、情熱と深い思索にはただただ驚嘆と尊敬しかない。翌日については別論稿で整理したい。

●1月17日/17th Jan
 来週から書店でリリースされる拙著「まなざしの革命」とリンクする映像、「革命前夜 The Night before our Revolutions」がYouTubeに公開されております。映画仕立てにしておりますが、ポッドキャストをお聞きの方には、お馴染みの感じになっていると思います。

映像のあちこちに本の内容に関係する図像学的な仕掛けを入れております。本を読む前に映像を一度ご覧頂き、また本を読んでからもう一度映像をご覧頂くと、違った発見があるかと思います。映像の世界観と一緒に是非お楽しみ下さい

●1月18日/18th Jan
満月の今夜に告知させて下さい。
拙著「まなざしの革命」が、今週からAmazonで、来週から書店に並びます。そのタイミングで、刊行記念イベントを行いたいと思います!
日時は次の新月の晩、2月1日19時からで(画像は間違ってますが、「2022年」の2月です!)、場所は東京青山ブックセンターです。基本は来場していただいた皆さんに直接お話しするスタイルでやりたいと思っていますが、一応オンラインでもお聴き頂けるようにしております。
でも来場頂いた方だけに、漏れなくサインも差し上げます(別に欲しくないとか言わずに...)。当日はどんな感じでするかはまだ未定ですが、ポッドキャストと同じようなスタイルでするかもしれませんし、演劇風な演出を入れるかもしれません。
もしくは新しいスライドを用意して新しいプレゼンテーションをするかもしれません。何が飛び出すか分からない状態ですが(まだあまり考えていない...)、多くの方にお会いできればと思いますので、是非足をお運び下さいませー。

●1月19日/19th Jan

「まなざしの革命放送」のVol.020を公開しました。テーマは「お金に縛られずに生きるには」「愛と承認欲求」などについて話しています。もう20回も放送したかと改めて感慨深いです。
 そのタイミングで新刊本の「まなざしの革命」も今週末より発売になります。全国各地に届くまでは何日かかかりますが、是非手に取ってお読み頂ければ嬉しいです。
 本日の公開放送では先月大阪で行った公開収録イベントの最後の質問への回答とともに、2月1日の新月の晩に青山ブックセンターで刊行記念イベントの告知もしています。まだどんな感じでイベントするかは思案中ですが、公開収録のような感じで進めるのもありかなと思っています。ということで是非、今日の放送もお聴きください。


まなざしの革命放送
Vol.020 お金に縛られずに生きるには
私たちが生きていく上でお金は必要なものです。一方で私たちはお金に縛られてしまい、お金がないと何もできないと思い込んでしまいます。先月の公開放送の質問にあった「お金に縛られずに生きるには?」という質問から、私たちが生きることを少し掘り下げてみます。

●1月20日/20th Jan
いつの間にかマネに撮影されている...。まだ当日にこれ使って話するかどうかは未定だから、内緒ですよ!

●1月21日/21st Jan
明日からAmazonと書店で発売される「まなざしの革命」。正直、どのように受け止められるかは不安ではある。これまでの僕の講演を聞いていた方々の中には、全く響かない人もいるだろう。なぜなら、ハッピーな話だけが書いているわけではないからだ。むしろ、どちらかと言うとそんなこと知りたくなかったというようなことばかり書かれている。

だから今回は慎重に慎重に言葉を選びながら書き進めたが、書いては消して、また書いては消してを繰り返していると、こんな量の紙束になった。捨ててしまったものもたくさんあるので、おそらくこの2倍から3倍は書いていると思う。

それでも誤解されて伝わることは避けられないし、どのような受け止められ方をしても、それは甘んじて受け入れねばならないと覚悟している。既に献本した方々には届いている頃だが、まだ誰も読んでいないし、感触は全く分からない。だが、どのような読まれ方をしたとしても、読んで頂いた方々のまなざしが願わくば自由になりますように。

●1月22日/22nd Jan
 本日より書店に並んでいる拙著「まなざしの革命」。河出書房新社のウェブサイトに"はじめに"の全文を載せてもらいました。これを読まれて何か感じるところある方は、是非、本書の方もお読み頂ければ嬉しく思います。
 2年続くパンデミックに、多くの方々がそろそろ疲れてきた頃合いに、この本を出すことに自分としては大きな意味を感じています。僕自身はパンデミック宣言の一ヶ月にwireless wireNewsで「パンデミックをつくったのは誰か」という論考を発表して以来、この話題については積極的に取り上げては来ませんでした。でも今回、この本が出ることで否応にもその議論の中に参加させられてしまうことになるかもしれないとは思っています。
 ただ、自分の中ではそこには焦点はなく、何かの主張に巻き込まれないように気をつける意識を常に持っておきたいと考えています。
 今、社会には不寛容さが蔓延し、大きな分断が生まれています。そちらの方がよほど問題であり、私たちのまなざしが何かに捉われ、盲点が生まれやすい状態になります。そんな今だからこそ冷静に、事態を見つめるまなざしが一つでも増えることを願ってやみません。
 「はじめに」が掲載されている河出書房新社のウェブのリンクをコメント欄に貼っておきます。今、社会で一体何がおきていて、その背後にどのような思惑が渦巻いているのかを知りたい方は、本書を手にとってお読み頂ければ幸いです。

山口の誓教寺の藤本晃御住職が、有難いコメントで拙著をご紹介下さった。心より感謝。

●1月23日/23rd Jan
 丁寧にお読み頂いていること、大変嬉しく思います。どうぞ最後までお読み頂ければ嬉しいです。

●1月24日/24th Jan
拙著、アトレ恵比寿の有隣堂さんに置いて頂いているようです。嬉しい!
再度、イベントの告知です。二月一日の新月の晩19:00から青山ブックセンターで、「まなざしの革命」の刊行記念イベントを開催します。会場には70名、オンラインでは300名まで参加可能ということのようです。
 まだどのような感じのイベントにするかの詳細は詰まってませんが、何となくこんな感じかなというのは見えつつあります(来週なのに...)。本を既にお読みの方も、そしてまだ読もうかどうか迷われている方も、多分読まないよという方も、ご参加頂ければ幸いです。
 そして、もしまだ買われていないという方は、当日、是非青山ブックセンターで購入頂ければありがたいです。その場でサインも差し上げます!(欲しいですよね...?!)。当日、会場で革命旗の前に座ってお待ちしておりますので、是非お会いしましょうー

●1月25日/25th Jan
拙著「まなざしの革命」本日から書店に並んでます。地元の旭屋書店なんばシティ店でも置いて頂いていたので、ご担当の方に革命旗のオリジナルポップをお渡ししました。
革命旗のポップは山添さんオリジナルのイロムラ印刷という特殊な印刷で、かすれた感じの印刷が素敵な、いい感じの仕上がりになっています。

嬉しかったのはビジネス書の棚に置かれていたこと。前回は「デザイン」の棚で、色見本帖の横とかに置かれていたのだけど、前著、本書ともにおそらくビジネスとか社会とか、思想や哲学の棚に来る方には響くと思う。
今回は緊急事態であまり講演ができないので、こういう感じで、地道に本屋さんに訪れて、小さな場所から革命を起こしていければと思います。我が町の本屋さんへ、と思い当たる方は是非ご紹介下されば、オリジナルの手書きポップを本屋さんへお送り致します。どうぞよろしくお願い致します。

●1月26日/26th Jan
拙著「まなざしの革命」の各章の抜粋を順次、WirelessWireNewsで紹介してもらえることになりました。読もうかどうか迷われている方は、ご参考にしてもらえれば幸いです。

WIrelessWireNews
風景異化論から捉えたパンデミック
2020年4月、本サイトにて「パンデミックをつくったのは誰か」の論考を公開したが、筆者が「モノの見方をデザインする」という立場から実践研究してきた「風景異化論」という理論に基づき、今回のパンデミックについて改めて整理した。本稿では、2022年1月25日に上梓された拙著「まなざしの革命 世界の見方は変えられる」より一部抜粋しお届けする。

●1月26日/26th Jan
来週、2月1日に青山ブックセンターで、「まなざしの革命」の刊行記念イベントを行いますが、質問にお答えしながら話をする時間を設けたいなと考えております。それで、もし事前にハナムラに何か聞いてみたいことなどお持ちの方は、Twitterの方にメッセージで寄せて頂ければ、嬉しく思います。その中からいくつかピックアップしながら、当日お答えしていければと思います。どうぞよろしくお願いします

●1月27日/27th Jan
「まなざしの革命放送」のVol.021が公開されましたのでシェアします。今回は「どのように選択すればいいのか」というタイトルでお送りします。
 そして昨日より本が書店に並び始めました。それにれ伴いまして、今回のvol.021でひとまず放送の方は区切りとなります。この先は本の方が引き受けてくれるので、ぜひお読み頂ければ幸いです。
 皆さまとは、来週2月1日の新月の晩19:00より、東京の青山ブックセンターの刊行記念イベントにて、直接あるいはzoomにてお目にかかれれば嬉しく思います。
 先程の投稿でもお伝えしましたが、その際に皆さんからの質問などにお応えしていければと考えています。ですので、もし事前にハナムラに何か話してほしいことや、訊ねてみたいことなどがございましたら、Twitterにお寄せ頂ければ幸いです。

まなざしの革命放送
Vol.021どのように選択すればいいのか
これからの人生において何を選択すれば良いのか迷いが多いですが、そんな時にどのようなことに気をつけて選択すればいいのかについて、考えてみました。そして、昨日より書店に書籍「まなざしの革命」が並んでおります。

これまで続けてきたこの放送ですが、本の出版に伴いまして、ひとまずこの回で区切りになります。また皆さんとは、2月1日の青山ブックセンターでの刊行記念イベントで、会場あるいはzoomで皆さんにお会い出来ればと思います。どうもありがとうございました。

●1月27日/27th Jan
書店に並んで2日しか経ってしかないのに、吉田牧生さんから、もう最後までお読み頂いた声を聞かせて頂きました。そのスピードに驚きです。心より感謝。

●1月27日/27th Jan
2月1日の青山ブックセンターでのイベントの際に、「ハナムラに何か話してほしいことや聞いてみたいことありますか?」と昨日投稿しましたが、Twitterの方にすでに質問が寄せられてきております。

本を読んでの質問でもいいですし、抽象的なことでも、具体的なことでも、今悩んでいることでも、些細なことでも、なんでも構いませんので、もし何かお訊ねになりたい方は是非どうぞよろしくお願い致します。

●1月28日/28th Jan
七五書店さんの方でもご入荷頂いたようです。心より感謝。もし書店さんさえ良ければオリジナルデザインの手書きポップ送らせて頂きます。Twitterでは何人かがレポートしてくれておりますが、書店によって置かれている棚が全く違うのが面白いです。そこで、どの棚に置かれるのが良いのかのアンケートをTwitterで行っておりますので、もし良ければ皆さん是非教えて頂ければ嬉しいです。

●1月28日/28th Jan
来週の火曜日、2月1日の新月の晩19:00から、青山ブックセンターにて拙著「まなざしの革命」の刊行記念イベントを行います。なかなか足をお運びにくい時期ですが、そんな時だからこそ皆さんとの直接お会いしてお話しできればと思います。
 もちろんzoom参加も可能ですが、少しだけ空間の設えや演出が入るので、会場でしか体験できない空気感がzoomでは伝わらないかもしれません。ですので、もし東京にお住まいでイベントにご関心ある方は、是非会場でお会い出来れば嬉しく思います。お申込みは青山ブックセンターのウェブページで、リンクのアドレスはコメント欄に貼っておきます。ぜひお申し込みのほどよろしくお願い致します。
 当日は、スライドも一応用意して行きますが、会場の様子を見ながら、受け付けました質問にお答えしながらお話する時間を持ちたいと思います。これまでにポッドキャスト「まなざしの革命放送」をお聞き頂いた皆さまや、本をお読みになった方、あるいはまだお読みで無い方でも、どなたでも結構です。
 どんなことでも結構ですし、どなたが質問されたのかはオープンには致しませんので、もし何かハナムラに訊ねてみたいことや、聞いてみたいことなど有れば、Twitterのアドレスにダイレクトメッセージを頂ければ幸いです。日常のささいなことや、誰に訊ねたらいいのか分からないようなセンシティブな疑問、個人的に悩みや、どう考えればいいのか分からないようなことでも、ハナムラが一生懸命考えて、何かお答え出来ればと思います。数がたくさんある場合は、その中から少し選んでお答えしていければと思います。何卒どうぞよろしくお願い致します。来週、皆さんにお会いできることを楽しみにしておりますので、どうぞよろしくお願い致します。

●1月29日/29th Jan
拙著の第1章をお読み頂いたようで、ありがとうございます!
早速のシェアありがとうございますー!そして来週2月1日のイベントのシェアまで頂き恐縮です。ご感想書いて頂いた方が、まさか書店の方とは知らずに、この偶然のご縁に驚いております。
今回の本は、出来るだけお読み頂く方々に本屋さんでの本との出会いを大事にしたいと思っており、革命旗デザインの手書きポップなどをお渡しして、書店さんで是非ご購入頂けるように頑張ろうと思っております。

●1月29日/29th Jan
芦屋のジュンク堂書店さんでは、「人権・国際協力・女性問題」の棚に置かれてました!書店によって置かれる場所がバラバラなのが面白いですね。

●1月30日/30th Jan
そろそろ気づいたらいいのにとは思うけど、気づいてしまうと、それまでの自分を否定することになる。だから目を背けるか、気づいていても知らないフリをしてやり過ごす。自分に都合の悪い見方など起こしたくないから、まなざしに革命など起こらないのだろう。メインストリームに近いほどそうなる。
 その反対に、ここぞとばかりに指摘し攻撃する者には、それまでメインストリームに乗れなかった恨みが見え隠れしているので、分断を拡げるばかりではないか。ではどうすればいいのか。その葛藤がそのまま本になっている。自分なりに答えを出したつもりだが、双方にどう響くのだろうか。
 献本した方々はの多くは名のある方々なので、メインストリームと言えるだろう。だが、そうした方々は忙しいし、おそらく本を開くことはないと予想される。そもそも送られてきた本は読まないものだ。読んだとしても自分のまなざしを変えることもないだろう。
 それよりも、本当に読んでみようと思い、素直に読んでみて理解し、まなざしに革命を起こす普通の市民の方がよほど可能性があると思う。本の最後の方にも書いたが、普通の市民がごく当たり前に真っ当なことをする方が、学者や著名人や知識人が言葉を振り回すより力を持っている。
 それっぽく唱えられたことと、本当にリアルなことの区別がつかないと、自分の頭で考えているようで、世間の評価を日和見して自分が判断していることに気づけないだろう。 もっともらしい理屈になびいて、自分が受け入れられそうなことだけを評価することに、一体何の意味があるのだろうか。

●1月31日/31st Jan
明日、2月1日の新月の晩19:00から青山ブックセンターで「まなざしの革命」の刊行記念イベント。そのために今、いつものごとく動く紙芝居を100枚ほど用意はしたものの、これを見せるかどうか思案中。
 コロナ禍で人があんまり集まっていないこともあるし、対面でないとインパクト弱いこともある。人が少ないのをいいことに、危ない話をするのもありかなとか。諜報機関の話やハイブリッド戦争や、みんな大好きな陰謀の話など、来場者の感じ見てコアな方向に振ってもいいかもな...とか。来ている質問は哲学的なことが多いし、都合の良いハッピーな話しか聞きたくない人が多いようなら、あんまり突っ込まずに大人しくするか。


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