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「賢者の試験」(2023年3月)

●3月1日/1st Mar
神奈川県公立高校の国語の入試問題に、拙著「まなざしの革命」を使用した旨のご連絡を教育委員会より頂く。全く同日に過去問を作成している出版社からも掲載の許諾の書類が届いた。試験自体は2月14日だったらしい。教育委員会からの手紙にもカタカナでハナムラチカヒロ先生と書いてあるのが、ちょっと面白い。

●3月2日/2nd Mar
 また拙著「まなざしの革命」から入試問題に使用した連絡が先ほど届いた。立教大学の入試のようだが、なんと拙著の第1章「常識」の冒頭部分が使用されている。
 この箇所はパンデミックとアウトキャスティング思考について触れた箇所で、これまで世間で共有されてきたパンデミックに対する社会通念とは異なることが書かれている際どい箇所。
 設問はAからGまであって、問いもかなり踏み込んだ内容になっている。この文章が試験に出てきて混乱した受験生もいたことだろう。出題者もかなり勇気が必要だったのではないかと。誰が作成されたのかはもちろん知らないのだけど、心より拍手を送りたい。

●3月3日/3rd Mar
 研究科の2030年代の将来構想のワーキングになぜかメンバーとして入ってしまい、他領域の若手の先生方とディスカッション。大学がこれまで政治に翻弄されて改組を繰り返してきた経緯を共有してもらう。色々と苦労されていて、この手の話にはかなり疲弊されている様子が伝わる。
 国際化をはかれとか、外部資金を確保せよとかか、大学ランキングを上げよとか、当局からはあいかわらずあれこれ飛んでくる。だが、そんなことをディスカッションしている間に、社会はどんどんおかしな方向に向かっていることに気づいているのだろうか。
 目の前の課題に翻弄されると、本質的なことが当の本人たちには見えなくなる。だから大きな話をせねばならないのだが、大学の教員こそ社会との温度差がありそうなので、いま一体何が起きているのかを徐々に共有していく努力はしようかと。

●3月5日/5th Mar
 我が妹のサヘル・ローズとのツーショット。

●3月6日/6th Mar
 どういう選定基準になっているのか分からないが、また本年度の入試問題に「まなざしの革命」を採用した連絡を今日頂く。今回は福井県公立高校と中央大学の2校。
 福井県の方は神奈川県と同じ第一章「常識」からで、中央大学は第四章「情報」から。ここも結構際どい箇所だが、メディア論とか扱っている学部かもしれない。
 パンデミックから3年、出版からは1年経って、ようやく社会では何かおかしいと気づき始めたのだろうか。近しい人の方が届かないのは、社会が評価し始めてからでないと見ようとしないので、先入観なく何かを理解するには距離が必要ということか。

●3月7日/7th Mar
今夜は満月。革命放送の日です。今日はFacebookの書き込みで、取り上げて欲しいとリクエスト頂いていた「科学」というテーマについて考えてみます。

まなざしの革命放送シーズン2
Vol.036 科学的とはどういうことか

満月の晩です。今夜の革命放送は「科学」について少し話してみようと思います。現代の科学では客観的なエビデンスが求められます。しかしそこでの客観性とは一体何を指すのでしょうか。私たちが直接経験出来るものは限られていて、提示されたエビデンスを信じるしかない局面も多くみられます。そんな中で科学的態度とはどういうことなのか、そして今の科学には何が欠けていて、次の科学の可能性とはどういうものなのかについて少し考えてみます。


●3月8日/8th Mar
何かを深く理解するにつれて言葉はだんだんと少なくなってくる。言葉であれこれ言っている間はまだ理解の途上であり、その状態に自分で気づくと言葉を慎むようになる。ただ、それを経て理解が完了した時には、また自由に言葉を使うことができるようになる。

●3月8日/8th Mar
ハナムラもアドバイザーとして関わらせて頂いているAAPアシアアートプロジェクトが、3月21日に芦屋ルナホールで「GUTAIというなにか」というイベントを行います。
 今回はハナムラは登壇しませんし、アドバイザーとしてあまりお役に立てていませんが、会場でディスカッションの様子などを見守りたいと思います。大阪万博と前衛芸術についての基調講演やコンテンポラリーダンサーの岡登志子さんが演出するパフォーマンス作品、その後のトークイベントなど盛り沢山なので、是非ご参加下さい!

AAPアシヤアートプロジェクト GUTAIというなにか

日時:2023年3月21日(火・祝)
開催場所:芦屋 市民会館 大ホール(ルナ・ホール)
参加費:2,000円 中学生以下:500円

1955年、1956年にGUTAI は、芦屋公園を会場に野外美術展を行いました。野外という過酷な条件の中でメンバーたちは創作に挑みました。そして1957年、1958年には、舞台を会場に美術展を行い、舞台という特殊な空間での作品を構想し舞台の特性を活かして、行為を作品化することにも至っています。それに並行して絵画作品の創作も行い、野外や舞台での経験の中で自由で強靭な精神を鍛えながら、それぞれ独自に作品創作の世界へと昇華していったのです。第二部では、1957年にGUTAIが行った「舞台を使用する具体美術」など活動初期の作品や資料から想を得て、GUTAIが試みた舞台空間へのオマージュ作品の試演会を行います。基調講演及びトークセッションでは、終戦直後の混沌とした社会の中で、ひたむきに創造活動の可能性を追求し1970年大阪万博にGUTAI が参加するまでの軌跡と周縁に焦点をあてます。2025年に開催される大阪・関西万博に向けて時代と表現の接点を検証すると共に、GUTAI とは一体何だったのかを掘り下げ、芦屋発祥の美術家集団GUTAI の新たな価値を示唆できればと考えています。

プログラム
▷第一部: 12:10~13:00|基調講演
「1970年大阪万博と前衛美術 −万博といかに関わるか、前衛の分岐点̶− 」講師:乾健一(茨城県近代美術館学芸員)

▷第二部: 13:20~|「GUTAIが試みた舞台空間」へのオマージュ作品
「大きな大きな大きな広がりの中へ」試演会
構成・演出: 岡登志子
参加メンバー: Antonia Stäcker 、糸瀬公二、櫻井類、桑野聖子、古川友紀、松村有実、野村王雅、他
舞台監督:大田和司 照明:岩村原太 音響:西川文章 音楽協力:Fritz Sitterlé

▷第三部:14:00~16:00|トークセッション06
「1970年大阪万博と具体」  
パネリスト 今井祝雄(美術家、元具体美術協会員)
富井玲子(美術史家) 
乾健一(茨城県近代美術館学芸員)
加藤瑞穂(大阪大学総合学術博物館招へい准教授)
司会進行 加藤義夫(AAP実行委員)

●3月9日/9th Mar
教育新聞でハナムラが連載中の「現代アートの見方を知れば世界の見方が変わる」はもう第9回まで来ました。文中では作品解説はしていませんが、第8回の「自分で価値を決める」という回ではジャン・デュビュッフェの作品をイメージとして取り上げました。ちなみに第7回の「客観的に観察する」ではオラファ・エリアソンで、第9回「能動的に関わる」ではマリーナ・アブラモビッチをイメージとして取り上げています。

●3月10日/10th Mar
自分の人生で最も重要な対談を来週に控えて、この1ヶ月間はずっと緊張しっぱなしだった。何か準備が必要なわけでもなく、時間がないわけでもないが、ずっと落ち着かずに過ごしていた。それが今日、智恵が降りて来て心が少し軽くなった。
 結局のところ自我を捨てた時にしか智恵も慈悲も現れない。自分のために何かをすることを放棄した時に、勇気とアイデアは湧いてくるものだ。無常に心より感謝。

●3月17日/17th Mar
 スマナサーラ長老との三日間に及ぶ対談を終える。スリランカのテーラワーダ仏教の大長老で、これまで個人的に瞑想をずっとご指導頂いていた恩師だが、この度は僕自身が一人の研究者として長老との対話の場を持つ機会を皆さまにご企画頂いた。
 三日間に及ぶ長い対話の中で、仏陀が解いた真理に対する僕自身の理解と仮説を確認し、二人で宇宙の仕組みを語り合い、今の社会の課題を分析し、人としての生きる道を言葉にした。この時代で生きていくための大切メッセージから、この時代の科学ではまだ到底理解できないようなスケールの話題まで全方位的な知見を出し合って話を紡いだ。
 ここで話された全てをそのまま世に出せるわけではないが、こんな激動の時代の中で指針となる貴重な記録となったことに、長老には感謝の念しかない。次の新しい科学と新しい社会の構築に向けて、時代の流れを見ながら適切なアウトプットを色んな形で考えていこうと思う。
 この対談が実現したのは、ご企画頂いた皆さま並びに対談場所をご提供頂いた誓教寺の皆さまの御尽力の賜物だ。皆様に心より感謝致しますとともに、生きとし生きるものが幸せでありますようにと誓願いたします。

●3月22日/22nd Mar
アドバイザーとして関わっているAAPアシヤアートプロジェクト「GUTIという何か」が終了。2025年の大阪万博を前に、1970年の大阪万博を振り返って、そこでの具体美術協会の関わりを検証する内容。
 基調講演には茨城県近代美術館の学芸員の乾健一氏を招いて「1970年大阪万博と前衛美術」のお話を提供頂く。第二部ではAAPの実行委員でコンテンポラリーダンサーの岡登志子さんによるGUTAIが試みた舞台空間へのオマージュ作品「大きな大きな広がりの中へ」の公演。
 第三部では元具体美術協会の今井祝雄さん、NYからお越しの美術史家の富井玲子さん、基調講演の乾さんに、具体研究者の加藤瑞穂さんを加えて、加藤義夫さんのコーディネートでトークセッション。
 吉原治良を中心とする具体美術協会の18年間の活動の中でも、万博との関わりについてはあまり全容が明らかになっていなかったが、今回よく理解することが出来た。具体は絵画をベースに出発しているが、その表現の幅は絵画におさまらず、彫刻やパフォーマンスに至るまで多岐に渡っている。そのためカテゴリーや全容などが把握できずにいたが、今回皆さんのお話の中では、彼らが「人間と物質」との関わりにフォーカスしていたことが取り上げられていた。

僕自身が感じたのは、吉原が着目していたのは「人間」というより「身体」であり、さらにいうと「物体」としての身体だったのではないかということ。吉原がポロックに影響を受けていたことからも、人間の身体という物体が運動する痕跡や軌道に着目していて、身体を物質と同等な「素材」として見ていたようにも思える。
 岡さん演出の具体へのオマージュ作品でもバウハウスのオスカー・シュレンマーを彷彿とさせるシーンもあったように、具体の関心としては、身体そのものの表現というよりも身体の拡張によって空間全体を作品化するところにあったのではないかと推測する。個人的には1970年大阪万博の社会ムードの中で行われた万博への批判運動、通称「反博」のことをもう少し知りたかったのと、次の万博をどのように捉えるのかの議論がもう少し弾めば良かったと感じた。

●3月22日/22nd Mar
今夜は新月。革命放送の配信日です。3月13日からマスク着用が個人の判断という政府の発表がありました。多くの人がマスクを外すのかと思っていましたが、意外とそんな感じでもなく、街の風景はあんまり変わっていないように思えます。その是非について議論する前に、なぜ日本ではそういう感じになるのかを考察する方が興味深いようにも思えます。そのヒントをこの国を支配している「空気」という観点から考えてみます。

まなざしの革命放送シーズン2
Vol.036 空気に飲み込まれないために

新月の今夜の革命放送は、この国を支配している「空気」について少し考えてみます。私たちが判断する時の基準は決して論理的なものではなく、その場の空気というものが大きく影響しています。この空気というものは一体なんなのか、そしてその空気によって意志を表明せずにいる結果どうなるのか。今話題が持ち上がっている緊急事態条項を含む憲法改正案のことにも少し触れながら空気について考えてみます。

●3月23日/23rd Mar
9月に神奈川県の桐光学園で中高生に向けて講演した内容がおさめられた書籍「21世紀の突破口」が左右社から出版された。この学校では大学訪問授業として、名だたる研究者や社会で活躍している著名人たちを学校に招いた名物講義があり、10年以上毎年書籍として出版している意欲的な取り組みをしている。
 今年も「まなざしの革命」の帯の言葉を頂いた山極壽一先生や、岡山ペパーランドで鼎談した松村圭一郎先生はじめ錚々たるメンバーが選ばれているが、そのの末席にハナムラも加えて頂き大変光栄なことに感謝する。
しかしズラリと並んだ帯の著者の中で、ハナムラとドミニク・チェンさんだけがカタカナなので、目立ってしまっている...。
 ハナムラの話はいつもの延長だが、他の方々のお話も今の時代を捉える上で、大変示唆に富む内容なので、書店等でお見かけされた際には是非手に取ってお読みください。

●3月24日/24th Mar
 経済学研究科の社会人大学院の修了式。本年は6名の修士を送り出す。本年度から大学統合に伴い、観光・地域創造分野はクローズとなるので、この代が最後の入学生だった。この枠組みで新しい入学生はもう居ないので、後は博士含めて何人かを送り出すだけになった。
 この領域で社会人大学院の修論指導を始めてもう10年。教え始めの頃はまだ自分も若かったので、若い教員として軽く見てくる年配の学生も居た。そういう場合は学ぶ準備をしっかり身につけてもらうために徹底的に論破するのだが、歳をとってきて学生の方が若いケースが増え始め、そういうこともだんだん減ってきた。
 学ぶということは本当に大切で、そのためには謙虚でなくてはいけない。自分が全てを知っているわけではないし、誰かから何かを教えてもらう時には、ひとまず素直に言われたことをしてみることから始めねばならない。それは幾つになっても変わらない。修士論文を書き終えた皆さんのスピーチを聞きながら、2年間で随分と変わったと感じた。人が変わるのに年齢は関係なく、素直さと謙虚ささえあれば人はいつでも変わることが出来るものだと改めて実感する。

●3月26日/26th Mar
 大学時代の恩師の一人の最終講義と記念祝賀会に。今の所属の先生方だけでなく、懐かしい方々との再会もあり同窓会的な空気もあった。「ランドスケープとわたし」というタイトルで38年の教員生活を振り返られていたが、自分のルーツの学問の歴史を再確認させて頂く。
 都市内の緑地空間と人間行動の関係、里山の生態系保全と緑地管理、庭園及び屋外空間のデザイン、植栽計画と景観演出、街並みの景観保全など、緑地計画と景観学というランドスケープデザインの本流をずっと継続されてこられた先生方に敬意を禁じ得ない。
 それと同時に感じたのは、この学派の中でおそらく僕が学問的に最も遠いところまで旅をしているのだろうということ。専門の本流をしっかりと守ってくれる先達がいるので、自分は遠くを旅することが出来ているのだなと。常にオルタナティブを求めていく自分の性分では、王道を受け継ぐ役割は担えない。だが、王道があるからこそ自分は気ままなトリックスターでいさせてもらえるのだと改めて感謝したい。

●3月27日/27th Mar
ハナムラが教育新聞で連載していた「現代アートの見方を知れば世界の見方が変わる」の最後の記事が掲載されました。タイトルは「日常をアートとして見る」とし、イメージ写真には自分の作品を掲載させて頂きました。
 元々ランドスケープデザインから入った自分が現代アートに関わり始めてから20年近くにはなるが、現代アートについてまとめて自分の考えを述べる機会はこれまで無かった。
 アートに関心があるが、どうやって見ていいか分からない中高の先生方を意識して書いたが、今回の連載が何かのインスピレーションになったなら本望だ。この内容をブラッシュアップさせていつか書籍化したい。

●3月28日/28th Mar
3月27日は父親の命日。父は誕生日が僕の1日後で、その誕生日の34日後に亡くなった。そして今年は僕自身が父が亡くなったのと同じ年齢になる。だから今年のこの日が過ぎ去ったことは自分の中ではちょっとした節目だ。
 14歳で父を亡くした時に、自分は父が亡くなった年齢を越えて生きることが出来るだろうかと、常に意識させられて生きてきた。10年前に亡くなった僕の弟は父の年齢までも生きることが出来なかった。
 父の命日を終えて、父よりも年齢を重ねることが出来た今、後は母より少しだけでも長生きすることが一つの区切りになる。ここまで自分の命を支えてくれた全ての生命に心より感謝。

●3月29日/29th Mar
タイのチュラロンコン大学との国際シンポジウム「What can we share? For the future of Arts&Culture」にて発表。チュラロンコン大学はタイのトップ大学で、その芸術学部と、本学の都市科学・防災研究センターの共同。僕自身はセンターの兼任研究員もしている。
 本学での開催だが、かつて大阪市大だった杉本キャンパスに久しぶりに訪れる。僕自身は府市の大学統合前から市大の都市文化研究のアートユニットで10年ほど客員研究員をしたり、文学部で教えたりしていたのだが、最近はご不沙汰していた。
 タイでの社会包摂とアートの取り組みについていくつか拝聴し、こちらからも病院のプロジェクトを紹介したりと有意義な時間。久々の英語プレゼンで不安はあったが、先方には好評で、来年3月にタイでのシンポジウムでキーノートスピーカーで来てほしい、とありがたいオファー頂く。
 最近はめっきりアート方面からの引きが減ったが、やはりこの領域でもできることがあるなと再確認した。中川先生のアジアの芸術研究ネットワークをうまく引き継げるか分からないが、主に仏教圏での芸術と社会包摂の関わりについては自分なりに模索する必要もあるのだろうと改めて感じる。

●3月31日/31st Mar
拙著「まなざしの革命」が知らない間に、また入試問題で使われていたようだ。新潟県公立高校の国語のようで、これで今年の入試問題としては五つの学校で使われたことになる。
 おそらくもうこれ以上はないだろうが、出版から一年で、五つも入試問題に取り上げてもらえたのは大変ありがたいこと。目に触れて知った高校生の中で興味を持って本書にたどり着いてもらえればと願う。
 新聞等の書評で取り上げてもらったのは、四国新聞の一社のみで、その他の媒体でまともな書評を書いてくれたのはゲンロンαくらいだった。だからむしろ大人の方が本書の存在を知らないだろう。
 本書で予想していたような社会にまさになりつつあるが、これまでの常識に囚われる大人たちよりも、本書を読んで大人のウソを賢く見抜く若者たちが育って行くことの方が希望が持てそうだ。

●3月31日/31st Mar
ちょっと信じられないのだが、さきほどまた新たに本年度の入試問題で「まなざしの革命」を取り上げた連絡が入った。大谷大学の入試問題で、第5章「広告」からの出題だ。今朝の投稿で、今年は5校の入試問題に取り上げて頂き、もうないだろうと呟いたところだったのに滑り込みで、ちょっとびっくりした。心より感謝。

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