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旅行記|静岡 #2

○1日目

 朝もいつもより少しゆっくりめに起き、荷物の最終チェックをして10:00頃には出発しました。
 東京外環自動車道に乗ってまずは東名高速道路を目指します。下道はよく走るものの、高速道路はかなり久しぶりだったので緊張もしたのですが、程よく混んでいてゆったり流れていたのでうまく合流できました。
 このまま穏やかに行ければいいなーと思っていたのですが、しばらくしたら渋滞で動かなくなってしまいました。夏休み最後の週末とはいえ、平日の昼間なのでそこまで混まないだろうと予測していたのですが甘かったです。

 標識に従って進むこと2時間、本来であればもう神奈川県を抜けて静岡県内にいるはずだったのですが、東京すら出られずにいました。その後も流れては止まり、ゆっくりになり、進み出したと思ったらまた渋滞、といった様子でなかなか上手くいきません。
 ようやく神奈川に入ったもののすでに12:00を過ぎていたので、どうやっても1時間では静岡に行けないし、お腹もすいたので海老名SAで昼食を摂ることにしました。
(ここもすごく混んでました。お昼時なのもあったでしょうが、明らかに観光客が多かったです。「有名なところなのかな」とパートナーに聞いたら「有名なところだよ。テレビでもよく出てくるよ」って言われました。全然知らなかった)

 その後はあまり混むこともなく、大井松田ICを抜ける頃にはすっかり空いていたので、遅れを取り戻すように静岡を目指しました。

富士IC付近でちょこっとだけ見えた富士山?(撮影:パートナー)

・魔法のティータイム ヴェルベナ

 とはいえ実際に到着したのは15:00を過ぎてからでした。次の予定のことを考えるとかなり押していたのですが、もう仕方ないので普通にゆっくり楽しむことにしました。

お店の外観。商店街の一角、ビルの1階に突然現れるのでびっくりする

 メニューはデザートとしてのパンケーキだけでなくご飯系のパンケーキもあったのですが、お昼を食べてきてしまったので今回は甘い方のパンケーキを頼むことにしました。私は「パンケーキ 森」を、パートナーは「ヴェルベナパンケーキ」の「ネココウモリ研究セット」を頼みました。ドリンクはそれぞれレモネードとクリームソーダにしました。
 注文が入ってからパンケーキを焼くため、少なくとも20分はかかると言われました。出来上がるのが楽しみです。

お店の内装もとてもこだわっていました。この世界に迷い込んだみたい

 パートナーが頼んだネココウモリ研究セットは、試験管に見立てた容器にキャラメル、チョコ、イチゴのソースとクルミが入っていて、これをパンケーキにかけることで味の研究ができる仕組みになっています。

もともとついているメープルシロップとバターももちろん美味しい

 私が頼んだパンケーキ森は切り株のような見た目でした。ガラスの透明な蓋をされた状態で提供をされるのですが、中は煙で充満していて、開く時に香ばしくていい匂いがしました。

 切り株風の外側はパイ生地になっていて、切るたびザクザクと音がします。ふんわりとしたパンケーキとサクサクのパイを一緒に食べるととても幸せな気持ちになります。
(パートナーの実験を手伝うため、こちらの方にいろいろソースをかけてみました。クルミ+キャラメルがとても美味しかったです。スタバの秋のフラペチーノを飲んでるみたい)
 事前に提供されたドリンクもどちらとも美味しかったです。レモネードは酸味が強くスッキリとした味わいでした。クリームソーダもアイスが溶けると濃厚で、満足感があります。
 食事系のメニューも魅力的なので、いつかまた食べにきたいですね。

・Glamping&Port 結

 パンケーキを満喫して外に出るころには、もともと予定したチェックイン時間が近づいていました。フロントに1時間程度遅れる旨を伝え、ナビを頼りに向かいます。

 途中、窓から見える茶畑がとても綺麗でした。近隣に住んでいる人からしたら当たり前の景色なのでしょうけど、見慣れない私たちからするととても特別なもののように思えました。

山は見慣れているけど、茶畑は写真でしか見たことがなかったです

 そしてこの点在している俯いた扇風機、何のためにあるのか全く想像つかなかったので調べてみたところ、空気の循環をさせている機械だそうです。またひとつ賢くなりました。

その名を「防霜(ぼうそう)ファン」と呼ぶのですが、茶の新芽に霜が当たらないように、高いところから風をあてて地表付近の冷え込む空気を動かし、凍霜害を避ける為に使われるものなのです。

東京都茶協同組合 
八十八夜と「茶畑に立つ扇風機のヒミツ」
(2023/08/30閲覧)

 細い道を抜け、たどり着いた場所は学校でした。ここGlamping&Port 結は、旧島田市立湯日小学校跡地に作られたグランピング施設で、各所にその面影が感じられるようになっています。

テントのある校庭側から撮った校舎
体育館も当時のまま
教室を改装したプレイルームでは卓球、ビリヤード、ピアノ、ダーツが楽しめます

 お風呂やトイレは新たに作られていて、とても清潔感がありました。古い学校の怖い感じはなかったです。

 放送室を再利用したフロントに声をかけてチェックインをします。施設の利用方法について聞き、夕食の配膳時間についても打ち合わせしました。食事付きのコースだったため、夕食と翌日の朝食についてはスタッフさんが持ってきてくれます。地元の食材を使ったBBQがテント前のグリルでできるので楽しみです。
(素泊まりプランでもグリルは使えるようでした。テント内には冷蔵庫もあるので、そこに保管もできそうです)

 テントに着き、荷物を置いて校内探索へ。プレイルームでひとしきり遊んだ後、自分たちの場所へ戻って夕飯の準備をしました。
 ちょうどそのころスタッフさんが食材を届けてくれたので、朝食に使うものはテント内の冷蔵庫にしまい、夕飯に使うものは出しておきました。

グリル周りはこんな感じ。ビニールカーテンは通常雨除けとして使うようですが、私たちは虫が苦手なので常時閉めていました。

 いざBBQ開始です。夜ご飯の時間中は校庭中央のドリンクバーでソフトドリンクとアルコールが飲み放題になるので、ビールを飲みながらお肉を焼きました。それだけでもとても楽しかったです。

美味しそう

 お肉と一緒に提供されたマグロの生ハムと、冷製スープがとても美味しかったです。魚の生ハムは初めて食べたのですが、程よい塩味とともに溶けるような舌触りがいいですね。

 ご飯が食べ終わった後は、フロントに戻って薪を買いました。キャンプといえば焚き火、ということで備え付けの台を利用して火を起こしていきます。大きなマシュマロも一つもらえるので、焼いていきます。

\コンニチハ/
焼き過ぎて焦げたマシュマロ

 せっかくマシュマロを焼いたのでスモアを作れるようにチョコとクラッカーを買ってきたのですが、BBQお腹いっぱいになってしまったので普通にマシュマロを食べて終わりました。
 ゆるキャン△の曲を流しながら火を眺め、ゆったりと時間を過ごしました。

 その後はお風呂に入りました。大浴場は校長室を改装しているのですが、小さな銭湯みたいな感じで親しみがありました(元が校長室だから厳かな感じかと思ってました)。お風呂も長く入れそうな穏やかな温度でした。
 部屋に戻り、空調の効いた過ごしやすい部屋でのんびりします。

テント内の様子。モンゴルのゲルみたい

 眠くなるまでNAZO STOREさんの謎解きゲームであるBURGER SHOP SURPRISEで遊びました。結婚記念日を間近に控えたバーガーショップの夫婦のすれ違いを、バーガーショップ・ディテクティブ(バーガー屋さんに入り浸る探偵)が解決していくストーリーです。解きごたえもありつつ、温かい気持ちになれるエンドでとても満足でした。

 つづく

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