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旅行記|静岡 #3

○2日目(前半)

 朝はテント越しの太陽の光で目が覚めました。朝7時、いつもはまだ寝てる時間です。
 朝ごはんは昨日のグリルと支給された器具を使ってホットサンドを作ります。食パンにハム、チーズ、スクランブルエッグを挟み、ホットサンドメーカーに挟んで加熱していきます。。火加減がなかなか難しかったのですが、いい焼き色になりました。

とても美味しそうにできたホットサンド
力加減を間違えて台無しになったホットサンド

 この後の目的地は10:45にオープンのため、10:00ぐらいには名前を書きに行ければいいかなーと予想し、それまではのんびり過ごすことにしました。朝シャワーもしてスッキリ。登校日に早く着き過ぎたみたいな気持ちでした。いつも通ってるはずなのに、誰もいない学校がまるで自分の知らない世界みたい(幻覚)。
 初グランピングはとても楽しかったです。ただ虫がどうしても排除しきれなかったので、今度は冬に来たいですね。

・さわやか

 程よい時間になったので、泊まった場所から比較的近い場所にある店舗に行きました。開店1時間前だったのですが、ツーリング客がいるくらいで駐車場はガラガラ。拍子抜けしつつ店内の発券機で番号をもらうとすでに6番でした。でもこのレストランの規模なら、開店と同時くらいに案内してもらえそうです。

チェーンのレフトラン、って感じです。

 とはいえそれまでずっと車にいるのも暇なので、近くの文房具屋さんで時間を潰してました。文房具とファンシーグッズとキャラクター商品がギュッと詰まった、ある意味田舎を感じるお店でした。

 開店時間が近づいてきたのでお店に戻ると、駐車場は車でいっぱいになっていました。店内の待合も券を持った人でごった返しています。
 オープンと同時に1番が呼ばれ、そのまま順調に進みほとんど待たずに6番が呼ばれました。
 注文するのはもちろんげんこつハンバーグ。目の前で焼いてくれるのでわくわくします。関東にも似た形態でハンバーグを提供するフライングガーデンがありますが、そこどんな違いがあるのかも楽しみです。

 油はね防止の紙を配られ、しばらく待つとついに来ました。提供時にお肉を半分に切り、断面をプレートに押し当てて最後の仕上げをします。そこにソースをかければ完成です。

いい匂いもするし美味しそうな音もする

 私はミディアムが好きなのでほどほどに焼いてから食べました。切るときの弾力もすごいです。少し赤みが残るお肉を食べると、肉汁と風味が口の中を満たします。とっても美味しいです。お肉がギュッと詰まっている感じで、旨味が濃縮されているようでした。付け合わせのさつまいももとても美味しかったです。

 250gなのでどれくらいお腹いっぱいになるかはわからなかったのですが、じっくり味わっていたら程よくお腹にたまりました。これはお祝い事とか、特別な時に食べたいものですね。満足です。

 とはいえお昼前には食べ終わってしまいました。あとは浜松に行くだけだったのですが、「せっかく静岡に来たんだしお茶を飲みに行く?」という話になり、道中に寄れる場所がないか探しました。
 静岡のお茶を飲みつつ、ソフトクリームなどのデザートも食べられたらいいなー、なんて思いながら探していると、20分かからないところにお茶のいろいろを楽しめる施設がありそうだったので、追加でそこに行くことにしました。

・KADODE OOIGAWA【追加】

 ここでは近隣の農作物やそれらを使った食事などを楽しめる施設で、道の駅のような場所でした。近くには本当の駅もあり、そこにはSLが展示されていました。
 施設の中で一際目立っていたのが、奥の方にそびえ立つ茶柱です。

遠くからでも良く見える茶柱。それぞれに茶葉が陳列されています。

 これは茶葉の蒸し具合と火入れ具合をそれぞれ4段階で評価し、それらの組み合わせで分類した表にリンクしています。

画像は公式HPより

 近くのタブレットで緑茶診断をすると、自分に合ったお茶を提案してくれます。
 ちなみに私は「る」、パートナーは「ぬ」でした。

 この近くでうろうろしていると、近くのカウンターでお茶の飲み比べをしていました。様子を見るに、どうやら何かのツアーをやっていたようです。

画像は公式HPより

 自分が茶葉に変身して「蒸す」「揉む」「火入れ」の工程を体験しながらお茶が作られる工程を学ぶツアーとのことで、緑のビニール製のポンチョをかぶっていろいろ遊べるとのことだったので参加することにしました(参加費は500円)。
 スタッフの「レッ茶(チャ)ゴー!」の掛け声と共に製茶工場のアトラクションに入ります。それぞれの部屋では大量の霧が吹いてきたり、突風で揉まれたり、じんわりと温められたり。私も立派な茶葉になることができました。
 ちなみに映像のナレーションは声優の浪川大輔さんなのですが、浅蒸しの柔らかボイスや深蒸しの渋ボイス、よく火入れした強ボイスなどいろんな浪川さんを堪能することができます。

 その後は各お茶の試飲をしていきます。先ほどの図の四隅、「い」「に」「わ」「た」を飲むことができます。色に合わせて味の濃さが違うので、薄いものから飲むといいと言われました。

いっしょに揉まれた茶葉くん達。蒸しと火入れで色が異なる

 「い」はお茶の風味がふんわりと鼻を抜けていきますがとてもあっさりしています。
 「に」は風味もさることながら味に少し深みが出てきていておいしいです。
 「わ」はたくさん蒸されているので少し渋みや苦味が出てきますが、1番お茶を飲んでいる気持ちになります。
 「た」は苦味もありつつ香ばしさもあり、甘くてしっとりしたものと一緒に飲むとよりおいしいだろうな、と思いました。
 個人的には「わ」が好みでした。おそらく1番飲み慣れた味だからというのもあると思います。
 このツアーの体験者だけにプレゼントされる小さなお茶碗もかわいかったです。

お酒飲む時に良さそう

 そのあとはお互い好きなお茶を買いつつ、煎茶ソフトクリームを食べました。お茶の風味が広がるとても美味しいソフトクリームでした。

濃いめのソフトクリーム。それよりもさらに濃いものも売っていました。

 お土産として地元のフルーツを使ったクラフト酎ハイを買いました。どれも美味しそうだったのですが再封できないタイプだったので、帰ってからゆっくり飲むことにしました。

つづく

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