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ハリーポッター翻訳チャレンジ① 始まりのダーズリー夫妻

ハリーポッター原書を読んでいたら翻訳してみたくてうずうずしてきたので、自力翻訳チャレンジしてみました。

私が「これいけたやろ」と思って松岡佑子大先生訳の日本語版を開いた瞬間、「あーーー!!!」と叫んで爆笑する、私だけが楽しい遊びです。

※日本語版は15~20年ほど前に読んだっきりで、おぼろげな記憶があります。だからすでに松岡翻訳の影響は受けている。自力翻訳とは言い切れない。

ピックアップしたのは1巻目「ハリー・ポッターと賢者の石」(原題Harry Potter and the Philosopher’s Stone)の一番最初の2文。
まずダーズリー夫妻がどんな人たちなのかの説明で始まります。

<原文>
Mr and Mrs Dursley, of number four, Privet Drive, were proud to say that they were perfectly normal, thank you very much. They were the last people you’d expect to be involved in anything strange or mysterious, because they just didn’t hold with such nonsense.

J.K. Rowling , Harry Potter and the Philosopher's Stone

<潮永翻訳>
プリヴェット通り4番に住むダーズリー夫妻は、「私達は全く普通です、ありがたいことに」と言えることを誇っていた。彼らは奇妙だったり謎めいた出来事とは最も縁遠いと思われる人種だった。そのような馬鹿げたものは認めないからだ。

<翻訳した感想>
・”thank you very much”?なんぞこれ?皮肉っぽさ?

・全体的に固い?


正解はこちら!


<日本語版>
プリベット通り四番地の住人ダーズリー夫妻は、「おかげさまで、私どもはどこからみてもまとも、、、な人間です」と言うのが自慢だった。不思議とか神秘とかそんな非常識はまるっきり認めない人種で、まか不思議な出来事が彼らの周辺で起こるなんて、とうてい考えられなかった。

「ハリー・ポッターと賢者の石」松岡佑子 訳

<日本語版を見ての感想>

・きれいすぎて笑う。さすがプロだ。レベルが違う。小学生が読めるはずだわ。

・「人種」だけ一致してて嬉しい。

・you’d expect→you had expectだと思ったけど違うわ。you had expectedにならないといけない。多分you would expectが正しい。
なんでwouldなのかはピンと来ていないけどこれがピンと来なきゃいけないんだろうな。うん。無理。

<感銘ポイント>
・anything strange→不思議、anything mysterious→神秘

・perfectly normal→どこからみてもまとも

・nonsense→非常識

・they just didn’t hold with→まるっきり認めない 
こういうjustとかまで拾わないとだよな……justの「断固感」が違えぜ。



楽しいけど記事にする手間がかかる!いつかまたやるかもしれないしやらないかもしれない!

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