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痛みを表現する練習

昨日今日と、順調に(?)副作用の痛みが出ている。
昨日は夜中に痛くて眠れなくなり、痛み止めを飲んだ。

といっても、2つ目の抗がん剤の1回目に痛みとともに熱が出て病院に駆け込んだときほどではないし、数日でだんだんおさまっていくということをもう知っているので、冷静に痛みを観察できている(と思っている)。

1回目のときは関節がちぎれるんじゃないかというような痛みだった。そのときのnoteを見返してみると「巨人にねじられているかのように痛い」と書いている。

今回は関節も痛いのだが、それよりも筋肉の痛みのほうが強い。
肩、脇、太ももの膝上部分、スネの横、手の平、指。

この痛みがどういう感じかなあと今日ずっと考えていたのだけれどあんまりピンとくる言葉がなくて、今痛みがやってくるのを待ってみると……。

ズキズキッ
ギリギリッ
ビリビリッ

というのがオノマトペでは近い。痛みが強くなったりそうでもなかったりが、不定期にやってくる。

一番強い痛みがくると、「うーっ」と耐えて痛みの波がひいていくのを待つ感じ。やや弱い痛みのときは、「ああ、痛みがあるなあ」と眺めている感じ。

自分のその体感とイメージを結びつけてみると、自分のなかのあちこちで小人がフェンシングをしているんじゃないかという感じであったり、筋肉が雑巾みたいにしぼられているような感じ、というと自分のなかでややしっくりくる。たまに刃物で切られるような痛みも混じる。痛みには個人差があるので、あくまでも自分の場合は、だけれども。

さらに指先はずっとしびれているが、これは低周波治療器のビリッビリッというのに近い。指の関節もずっと痛い。前回は痛みが治まることなく3週間ずっと痛かったので、これはしばらく続くだろう。

喉元過ぎれば忘れる熱さのように、3週間もすればこんな痛みは忘れるだろうから、今日はそんな痛みについてを書き残しておく。

1回目の抗がん剤のあと、こんな投稿をしている。

痛みというのは、それだけ「非日常」で。

8クールの治療は終わったけれど、これから日常を取り戻すというよりは、以前の日常ではない日常を、新たに始めたい。

って、それ、どんな日常なんだろうか。

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