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仲良しの秘訣って?

ドイツに来る前、最新号の『POPEYE ガールフレンド特集』を買って、同居しているカップルたちを見て、「また同居が始まる」とワクワクしていた。今回のガールフレンド特集は、特に同居している人たちにスポットが当てられていて、仲良しの秘訣とか書いてあった。中には、喧嘩はほとんどしないカップルの人がいてそんなことあり得るの!?って目を大きくして見てしまった。

数週間後、ロングヘアの男の子(ドイツ人)と同居が始まった。

そして1ヶ月後の今、
何回、話し合いという名の喧嘩が起こったかわからないくらいの状況。

結構頻繁に、「こうして欲しい」とか思った事を伝えているんだけど、それでも自分の意見を言い切れてないらしい。というか、そもそも「コミュニケーション」ができてないらしい。

私の頭の中は、こうなっている。
頭で考えたことを直接人に伝えるっていうのはリスキーなことで、クッションを置いて遠回しな言葉で伝える、または、時と場合によって言わないって決めたりする。だから「自分の意見<相手のコンディション、意見」が定義になったりする。

でも、「自分の意見」を削除するなんてできないから、無意識に貯める。
イライラを溜め込む。
次の相手の悪いアクションで、張り詰めていた糸プチッと切れる。
そして、「待ってました!」と言うかのように、些細なイライラから、大きなイライラまで、「自分の意見たち」をテーブルの上にめいいっぱい広げる。
「どうですか私こんなに不満で我慢してたんです!」って。
別に、誰にも我慢しろなんて言われていないのに言い張る。
しかも、「あなたの状況考えて言わなかったんです!」とか、恩を着せる。

これが私の悪い癖。
四柱推命で「火」がいっぱいあるせいか、急に悪い方に燃え上がってしまう。

相手は、いつも冷静に話し合いに持って行って、何が問題で、これからどうしていくとお互いにハッピーなのかを考えてくれるから本当にありがたい。
でも、私は同じミスを繰り返す・・・。

そしてやっと分かった、原因は、『感情を抑制して育ったから』だと。
日本のせいとかそういうことが言いたいんじゃなくて、
物事を遠回しに伝えたり、自分より相手の立場になって考える事が好まれる社会で育って、それが正しいと学んだから、私の硬い頭がどうしてもそう動いてしまう。
それで、自分の感情とか考え、思ったことが、時に無意識に処理されていて、それがある一定程度溜まった時に「怒り」と巨大化したものが表面上に現れる。

日本でも半年同居してた時に、こういうことは起きていて、「直接言って」がキーワードだった。それだから、自分としては、「思ったことを伝えること」を意識していたはずだった。
でも、今、感じた感情が10あるとしたら4は、私の『無意識』に食べられていたんだって分かった。

後で「あの時とこの時にイライラしていた」って分かるなら、感情は感じてはいるはず。あとは、その瞬間にその感情に気づくこと、そして、悪魔の言葉になるずっとずっと前に、優しい言葉で伝えること。この練習が必須。

彼は、いつも、「意見を直接言って」、「建前じゃなくて本音で言って」と言う。心にネガティブな感情を貯めておくことは全然ヘルシーじゃないし、どちらか一方がアンハッピーなのは、カップルとしておかしいから。
make senceすぎて、話し合いの度に「ごめんなさい」ってなる。

今、冷静に考えると、喧嘩の火付け役は私かも・・・。
彼は、いつも、何か問題があれば「〜してくれない?」って、
『喧嘩』じゃなくて、『提案』をしている。

一方的に押し付けるんじゃなくて、「私はこう思うけど、あなたはどう思う?」ってコミュニケーションをとるのが正解か!

そして、それが、仲良しの秘訣か!







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