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ただの日記 in Germany week 2

トンネルの先

ドライブが好き。車から人、自然、いろんな物が見えるから。でもドライブでつまらないな〜と思うのは、トンネルの中。真っ暗で殺風景。トンネルに入ると、早く早くと心が急ぐ。早く色のある景色をみたいと思う。

ヨーロッパに来て、2週間が経った。
出発前の1ヶ月はいつもより働いていたから、忙しくてまとめられなかった日記(A4のコピー紙に印刷した2021年のiPhoneのメモ📃)をスーツケースに忍ばせておいておいた。今日の課題は、その分厚いメモを分類すること。

日記を読み返すのは、タイムカプセルみたいに一度穴に埋めたアイディアや思い出を掘り起こすことになって楽しい。けど、奥底に埋めたネガティブな思い出も出てくるからできるだけ後回しにしていた。でも、アイディアが浮かばないという問題に直面したこともあって、仕方なく掘り起こすことに決めた。

2021年の頭、私は苦しんでいて、春に自由になった。でも、問題があって上手くいかない日々が続いた。もちろん楽しいこともあって、特に2021年は大好きな自然と近くて幸せだった。秋になって、心が治癒したと思ったと思ったら、なぜか体が崩れていった・・・。でも、友達といろいろ深い話をして、アドバイスと元気をもらって、自分のことも改めて知って、復活した。そんな2021年の一年だった。
ってことを改めて思い出した。

それで、自分が密かに深く苦しんでいたことを知った。それを考えたら、今は、去年の目標というか夢(ドイツに行くこと)を叶えているから、トンネルを抜け出した先の、白くてまばゆい世界にいるんだと実感した。だって、日記に書いてある「不安」なんて入国できた時に全部消え、気づいたら、真新しい白紙のページが始まっていたから。

でも、今こうやって、「トンネルの先の世界」に立っているとまだ何も持ってなくて、得ていなくて、また先にトンネルが見える気がする。

トンネルを抜けてまた次のトンネルへ。

夢を叶えたってことは、レベルアップしたってこと。
でも、階段を一歩登った先は、未知の世界だから、無力さを感じざるを得ない。

さて、次の目標や夢は何だろう?

色々冒険して、乗り越えて、次へ次へと強くなっていく。
リラックスしながらまた頑張っていこう。 


営業時間

私は、以前から、日本の労働に関する全ての事が腑に落ちないでいる。今まで、外国のことを勉強して来て、なんで日本は変わらないんだろうって本当に不思議に思っている。例えば、労働時間をちょっと変えれば、人の心にゆとりが生まれて、仕事にも人のメンタルヘルスにも良い影響を及ぼすはず。

ロングヘアの男の子とワークライフバランスのことを話す時がある。ドイツは、日本よりも格段にワークライフバランスを上手く保てている国だから、彼の口から出る言葉は、まるで夢の国。フルタイムで働かなくも良いという選択肢、残業は無し、時間になったらみんな帰路へ・・・。

「本当なの?」って半信半疑だったけど、ドイツに来てみて納得。コロナの影響のあるかもしれないけど、お店の営業時間をみると、平日の半日しか開いてないところもある。場所によっては、ランチタイムは店舗自体が休みになっていて『10:00-13:00,、14:00-17:00』ってなっていたり。

行く側としては、不便だと思うかもしれないけど、それでみんなが休みとか休憩が取れているんだって、むしろハッピーな気持ちになる。欲張りすぎないで、色々効率が良い。

日本ももう少し早いスピードで変化していって欲しいな。

イタリアンレストランに入りたい

今日は雰囲気の良いイタリアンレストランに行く予定。初めての外食になるからワクワクしてた。

夜のドイツの街も素敵。
街頭が石畳みに輝いている。

狭い道に入って、建物の入り口のライトの下でタバコを吸う女の人が2人。
彼女達の横を通って建物に入る。
そして階段を登って店内へ。

ワクチン証明のQRコードを見せる。
普通ならこれでokもらって席へ。

でも、2人とも入店不可に!

なぜかというと、少し前から飲食店等のお店(制限が2G +のマーク)には、3回目のワクチンが終了しているか、PCRの陰性証明書を見せる必要があるから。

店主も困った顔をして「入れてあげたいけど、入れてしまうと罰金を払わないといけないから〜」と。

残念!
また今度👋

帰りにスーパーで冷凍ピザとワイン買って、気持ちイタリアンレストランごっこをした。キャンドルなんかつけちゃったりして、笑って過ごした良いイブニングだった。

ellen 

(P.S. 帰り道、道端に小鳥がいた。) 


鮮度

3回目の水曜日、朝の散歩に加えてガーデンを見に行くことに。

ガーデンに着いたら、入り口の木製の小さなゲートが閉まっていることに気づく。
ロングヘアの男の子は不思議がってて、侵入するのもあれだから、電話をかけてくれた。
返答は、「入って構わないよ!」ってことで、ドイツらしい建物が3棟あるガーデンに無事入ることができた。

冬ってこともあって、冬眠してる植物がほとんどだったけど、冬に咲く球根類の植物が少し、あとクリスマスローズがいっぱい咲いていた。町のガーデンなんだけど、思っていたよりも広く て、春はもっと楽しめるだろうなって思った。
今回は建物の中には、入らなかったけど、今度は見てみたい。
久しぶりに植物に囲まれて、そして青空で、心地良かった。

帰宅して、今朝の写真をインスタに投稿した。
友達から、「絵本の中みたい」ってコメントが何件か着て、「絵本の中・・・?」って不思議な気持ちになった。

なぜか考えたら、「絵本の中」って、私が最初の数日に感じたことだった。

外に出るたび、窓から外を見るたびに見ているのが絵本の中のような建物だから、良くも悪くも見慣れてしまったことに気づいた。
外を歩くたび、行動範囲を広げるたび、「この建物好き」、とか「綺麗」って思うのには変わりはないけど、どこか見慣れてしまってるんだろうって少し悲しくなった。

これから気をつけようと思ったことは、感動した瞬間からできる限り早いうちにメモに書き留めること。鮮度が高いうちに。



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