見出し画像

日本での不妊治療

こんにちは。ベトナムのハノイ市の妊活戦士です。この妊活日記をはじめてから早くも2年経過….。いまだに妊娠できていないわたくし。
こんな日記残して何になるのか。わざわざ日記を残して「妊活やってる感」出してるくせにこの人全然妊娠しないやん。なんの参考にもなってないのでは、、、と更新もするのも憚れるような不妊具合ですが、でもいつか自分で日記を見直したときに頑張ってたな、妊活してよかったな、妊活の結果、子どもを授かれて育児につかれるときが来てもあの時あんなに毎日切望していたということも記録に残しておくことで思い出せる気がするので、日記を続けようと思います。

たまたまこの日記を見つけて通りすがりに覗いてくれる方がいて、ハノイで奮闘しているやつがいると思ってもらえたらいいか、と思います。

私はたまに幸せそうなファミリーを見るたびに「自分だけなんで、、、?」と泣きそうになることがあるので、あなただけじゃないよと言いたい。

前回の人工授精1回目の後、再度2回目にチャレンジしました。
1回目の記事はこちらから☟

2回目の人工授精もあっけなく「(妊活的にはありがたくない)陰性」で終わり、これからいよいよどうするかという話になりました。
いつものサバサバX先生は「3回目をやってもいいけど、確率的には低いし、もう体外受精にステップアップした方がいい。」とステップアップの説明に入る。
ビンメックの体外受精のやり方を聞くと、日本のように部分麻酔を選択できるなどはなく、「静脈麻酔」で寝ている間に処置が終わるらしい。
また精子を採卵した卵胞にふりかけて受精を行う体外受精ではなく、基本的には「顕微授精」といって卵胞に直接精子を入れる授精方法をとっているらしい。なぜならその方が成功率が高いから。なんとも合理的なベトナム。

体外受精とはいえ、精子の質はそこまで悪いわけではないから顕微授精ではないやり方がいいな、、、あと静脈麻酔って少し怖い。。本当に麻酔が切れた後起きることができるのだろうか。。麻酔している間に、先生と看護師でわちゃわちゃ「あの資材ないやん」「あ、手がすべった」とかやってたりしないのだろうか。。などマイナスのイメージしか膨らまず、とりあえず考えてからまた体外受精するかどうか連絡するということに。

ちなみに2回目の人工授精の時は土曜日ですごい混雑していて、8時に受付をしたにもかかわらず、12時頃の処置であった。(その間にたぶん3人くらい処置室に入っていった)私の番の時には資材がいろいろなかったらしく、膣に器具を入れられて、大きく足を開いた状態で足りない資材を看護師が別室に取りにいくなどわたわたした時間があった。(その間、大きく足を開いた先にいる先生と私は非常に気まづい雰囲気の中、無言で向き合っている)先生が気を遣って「Relax~!」とか言ってくれてたけど、「こんな恥ずかしい恰好のままRelaxできるか~い!あと資材は準備してから処置に入ろう?」と涙目になりながら思っていた。(その日はビンメックの日本語通訳さんがお休みでおらず、何も伝えられず…)
まぁもはやこんな状況にも慣れたし、いいんですけどね。いいんですけどね、、、!

こんなわちゃわちゃな不妊治療も嫌いじゃないと思いつつも、日本で治療していたら成功率とか高かったりするのかしら、、?と考えたりもする。

まずベトナムの人工授精では大量の薬や注射をするけれど、日本で人工授精をしている方のツイッターやブログを読み漁ってもそんなことはなく、タイミング法に近い自然なやり方をされている方が多い。

4月から保険適用になったので、費用もお安い。(私は住民票抜いているので、どちらにせよ全額負担だけど。。)

夫をベトナムに置いて、私だけ不妊治療のために日本に帰国するのもありかな?ということも考えつつ、日本に一時帰国するタイミングでまずは検査と治療の相談をしに、日本の不妊治療専門クリニックを予約しました。

日本のクリニックを探していた時、コロナ禍のご時世もあって「海外からの一時帰国患者の受け入れお断り」などがあり、場所的にも第一希望のクリニックには行けませんでした。

オンライン予約やLINEでの受診相談ができるなど便利なクリニックがたくさんある中、初診は電話でしか予約を受け付けていないクリニックしか条件的に行けそうなところがなく、ベトナムから電話で予約。電話でしか予約できないにも関わらず、なかなか電話が通じなくて5日くらいトライしてやっと通じる。電話が通じた喜びで少しテンション高かったためか、受付のお姉さんがものすごく塩対応でかなり不安に思いながらもとりあえず予約できたのでよかった。

一時帰国して(簡易検査でコロナ陰性を確認後)、あこがれの日本のクリニックを初受診!
噂には聞いていたけど、やっぱりとてもきれいで静か。
待合室にたくさん人がいたけれど、話している人はいない。みんなロングスカートをはいている。やば、ベトナムのノリで診察時に替えのスカートに履き替えればよいと思ってパンツルックできてしまった。

たくさんの部屋があり、プライバシーに最大限配慮された空間。診察券の番号で各部屋に案内され、たくさん人がいてもスムーズにそれぞれ部屋に流れていく。

ベトナムとの違いに感動しながら待っていると私の番号が画面に映し出され、まずは不妊治療のことについて看護師さんと相談する。
一時帰国であることやこれから本帰国して治療に専念するかもしれないことを伝え、今回はとりあえず初診の検査をすることに。

また少し順番を待ってエコー検査。下を脱いでこちらに座ってお待ちください~とややチッとした感じで看護師さんに言われる。
ベトナムだといったんトイレがある個室にいって病院の検査用のスカートに履き替えるのですが、どうやら検査用のスカートはないらしく、普通に恥ずかしい姿で検査用の椅子に座る。(タオル掛けてくれた。恐れ入ります。。。)こんなにたくさん患者さんが待っているにも関わらず、様々な工夫でさくさく検査が進んでいるのに、パンツルックなんかでくる人のせいでペース狂うよなぁ、すみません~。とか思いつつ、「日本すごい」と感動。

噂に聞いていた通り、自分と先生の間にはカーテンがあり、先生の顔は見えないし、椅子が自動でウィーンとあがり、足が開かれ、膣エコーの器具入れた?ってくらいの速さで検査が終わる。はやいし、まったく恥ずかしさがない!「日本すごい」

そういえば、事前にそのクリニックのことを調べていたときにGoogleMapのクチコミで「待ち時間が長い」とたくさん書かれていたけど、初診だったにも関わらず検査もいくつかして2時間程度で会計まで終わった。ベトナムは会計は先払いだから爆速だけど、検査結果出るまで待つのがざらで半日コースとか当たり前だったからほぼ「待ち時間」というものを感じなかった。

その後血液検査などもした後、先生と今後の治療計画を相談。
このクリニックでは男性の検査もすべて終えないと体外受精はできないとのことで、また夫が一時帰国したタイミングで検査を受けて、体外受精の準備に入るということに。
ただ、採卵から移植まで3カ月は最低日本にいてほしいとのこと。
3カ月か。

今後どうするかまたいったんベトナムに戻ってから再検討することに。
日本の安心感たっぷりの環境で体外受精を受けるか(その場合はしばし夫婦別居)、ベトナムでわちゃわちゃした中えいやで体外受精をするか(不安はあるけど、夫婦でずっと一緒にいられるし、医療的には丁寧さや薬が違えど、そんなに違いはないかな?)

ビンメックの医療通訳さんは「日本の方もたくさん体外受精していますよ?」と言ってた。こんなに不妊期間が長いのに、ぐだぐだ悩んで拗らせているわたし。。年齢リミットは刻一刻と過ぎていく。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?