昨日までの私、さようなら。そして今日からの私、よろしくね。

夢を見ていました。
とても絶望的で、救いがなくて、悲しい夢を。 
ああ、私は母から理解してもらえなかった。
私を一番愛しているふりをされていた。
本当は私のこと、どうでもいいくせに。
私のことより、主人のことが好きなくせに。
私のことより、兄が好きなくせに。
私のことより、父が好きなくせに。
私のことより、娘が好きなくせに。
ああ、どうしてあなたと私はいつも噛み合わない、わかり合えないのだろう。

こんなにも、こんなにも私はあなたのことを想っているのに。

でも、やっと夢から覚めた。

夢の中の私も、苦しんでいた。
彼は、それが分かっていたから父に連絡してくれたんだね。
私を愛してくれていたからこそ、助けてくれたんだね。

きっと、母は私のことなんか本気でどうでもいいのだろう。
陰では悪口ばかりを言って、どうしてあんな子があんなに素敵な人と一緒になれたんだろうと言っているだろう。
それは、自分が後押ししたからだと。
私のおかげなんだと。
私に感謝しろと。
心の奥底では、そう思っているはず。

もう、さよならしよう。
心に蓋をするように。 
母に激情を持つことをやめよう。

もう、私には主人がいるから。
娘がいるから。
もしかすると、他にも子どもが出来るかもしれないから。

私を産んで育ててくれてありがとう。
いつも話を聞いてくれてありがとう。
本当に感謝しています。
ありがとう。
そして、永遠にさようなら。
私の一番大切だったあなた。

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