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#シロクマ文芸部

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シロクマ文芸部のお題で書いた詩や小説をまとめています。
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#創作大賞2024

駄洒落小説 『咳をしても金魚』 #シロクマ文芸部

「咳をしても金魚」 という言葉を小学生の僕に教えてくれたのはじーちゃんだ。 日曜日の昼下…

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1年前
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140字小説 『好きな色の紫陽花を』 #シロクマ文芸部【花咲く一週遅れ】

紫陽花を植え咲いた花を見た娘が思っていた色と違う!と憤る。 「土壌によって色が変わるのよ…

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4日前
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子どもの日々が楽しめますように #シロクマ文芸部

子どもの日。 大人になると忘れてしまう 子どもとして 生きてきたあの時間。 “~らしく”っ…

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1か月前
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『白くないからこその美しさ』 #シロクマ文芸部あとがき

 先日『白い靴』というお題で書いたこちら 最初は『冬の運動会』というドラマ(のタイトル)…

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1か月前
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オマージュ詩小説 『白くない靴』 #シロクマ文芸部

 白い靴を履いているぼくは  運動場を走り回るみんなの靴が  少しずつ汚れていくのを  な…

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1か月前
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詩小説 『桜色』 #シロクマ文芸部

桜色のおくるみに包まれた我が子。この子を守るためなら、どんなことだって乗り切ろうと心に決…

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2か月前
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3分小説 『朧月よ、朧月よ』 #シロクマ文芸部

「朧月よ、朧月よ」 『おぉ、どうしたんだ?』 ぼくが問いかけると、すぐさま返事が届く。 「黄色いお花みたいなものがちりばめられたケーキを売ってるお店はどこにある?」 『うーむ、難問だな……』 「どうして?」 『あのケーキが売られているのは3月8日だけなんだ』 「え、そうなの?」 慌ててカレンダーを見ると、もう一週間も経っていた。もっと早く気づけば良かったという後悔とまだ叶えられるチャンスを考える。 「朧月よ、朧月よ」 『なんだい?』 「そのケーキはぼくでも作れる?」

インタビュー風小説 『あなたにとって布団とは?』 #シロクマ文芸部

 布団から出たくない人が爆発的に増えているらしい。そこで駆け出しのライターの俺は老若男女…

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4か月前
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毎日が新しい日 #シロクマ文芸部

新しいも古いも 老いも若きも関係なく 誰にとっても 今日が生まれて初めての日。 過去に戻っ…

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5か月前
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詩小説 『そのまんまでいいんだよ』 #シロクマ文芸部

 読む時間  それはきっと空気を読む時間。  そう思いながら  私はこの広くて狭い世界を生…

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9か月前
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駄洒落小説 『愛は犬に宿る』 #シロクマ文芸部

 愛は犬に宿るという。  そんな噂を聞いたからだろうか。  道路を挟んだ向こう側に  三人…

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9か月前
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