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#シロクマ文芸部

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シロクマ文芸部のお題で書いた詩や小説をまとめています。
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#シロクマ文芸部

駄洒落小説 『咳をしても金魚』 #シロクマ文芸部

「咳をしても金魚」 という言葉を小学生の僕に教えてくれたのはじーちゃんだ。 日曜日の昼下…

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1年前
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『流れ星』 #シロクマ文芸部

いつも素敵なお題をありがとうございます😊 台風や大雨が落ち着くことを祈りながら……また落…

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9日前
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『奇跡の花火と手……』 #シロクマ文芸部×夏の1コマ

  花火と手ブレが起こした奇跡の写真  別の作品が仕上がりそうにないので手ブレが奇跡を起…

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3週間前
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詩小説 『夏の雲さんへ』 #シロクマ文芸部

 夏の雲の下  久しぶりに漕いだ自転車。  まあるくておっきな雲が  太陽を隠してくれたそ…

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1か月前
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ふわふわに侮るなかれ #シロクマ文芸部

 友達がふわふわ系かき氷が好きでよく食べに行っていたんです😋💕友達と友達の彼氏と私で行列…

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1か月前
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詩小説 『海の日を想う』 #シロクマ文芸部【笑撃編】

 海の日を思い出す機会が減ったのは  きっとハッピーマンデーのせいだ!  なあんていうのは…

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1か月前
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詩小説 『夏は夜』 #シロクマ文芸部【ズレが生じてる編】

※こちらは先週のお題となりますm(_ _)m  夏は夜が本番なのかな、とふと思う。  たとえば二歳頃  近所に住む母方の祖父母の家に  お泊まりした時のこと。  ゼブラカラーのアイスバーを食べ終え  ふと気づくと家のどこにも誰もいない。  もしかしたらアイスを渡された時に  「これ食べてお留守番しとくんやで」  と言われていたのかもしれないけれど  気持ちがアイスに向かっていたから  ろくに聞いてなかったんだろうな。  祖母はただ近くの田んぼの様子を  見に行って

『月曜日』 #シロクマ文芸部【時差投稿編】

 月曜日が当たり前のように来るとは限らない。それでも私は、月曜日が来ることが気がついた頃…

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2か月前
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140字小説 『好きな色の紫陽花を』 #シロクマ文芸部【花咲く一週遅れ】

紫陽花を植え咲いた花を見た娘が思っていた色と違う!と憤る。 「土壌によって色が変わるのよ…

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2か月前
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54字の物語 『赤い靴と三日坊主のクレーター』 #毎週ショートショートnote×#シロクマ…

 今回はこちらの裏お題と シロクマ文芸部さんのもうひとつのお題を 掛け合わせてみました💁…

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3か月前
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子どもの日々が楽しめますように #シロクマ文芸部

子どもの日。 大人になると忘れてしまう 子どもとして 生きてきたあの時間。 “~らしく”っ…

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4か月前
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『白くないからこその美しさ』 #シロクマ文芸部あとがき

 先日『白い靴』というお題で書いたこちら 最初は『冬の運動会』というドラマ(のタイトル)…

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3か月前
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オマージュ詩小説 『白くない靴』 #シロクマ文芸部

 白い靴を履いているぼくは  運動場を走り回るみんなの靴が  少しずつ汚れていくのを  な…

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3か月前
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とんでも8分恋愛小説 『今はまだ儚い春の夢』 #シロクマ文芸部

春の夢というものは いつだって実感が伴わない。 散りゆく桜が 必ずしも掴めるとは 限らないように。  合コンじゃなくとも、男女混合の飲み会ともなれば自ずと話題は恋バナになる。それも披露宴後の二次会ともなれば尚のこと。 退屈そうではないけれど、進んで新郎新婦のクイズゲームに加わるわけでもない彼女に話を振ったのは、なんとなく他の子達とは違う雰囲気をまとっていたからだ。 「潮見さんはどんな人がタイプなの?」 「私?うーん、そうだなあ……あくびの移る人かな?」 俺の思った通