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ターンは再加速できる唯一のボーナスタイム。

音声配信ではより詳しく解説しています。ダウンロードして聴いてみてください↓

パーソナルレッスンの中でも、ターンは飛び込みと同じぐらい需要があります。タッチターンを評価する方法として、つぎの3つのタイムを計測します。
A:手のタッチ〜足離れるまでのタイム
B:足離れ〜頭が5m通過までのタイム
C:AとBの合計タイム

を計測して比較しています。あと本人の感覚をヒアリングしながら。

一般的にターンの速さというのはAに相当します。しかし、実際に多くの人に実施してもらうと、「AとC」よりも「BとC」」のほうが強い相関が見られます。ターン自体の素早さよりも、しっかりと壁がけれているほうが、合計タイムが速いのです。バケットターンではさらに顕著に表れます。

ターンそのものの速さを追求しすぎると、足の付く位置が不安定→浅い位置で蹴る→その後斜め下方向に潜る→減速の流れに。減速したところからスイムを泳ぎ始めると当然スイムのスピードにも限界があり、疲れます。

競泳は減速していくスポーツですが、ターンは唯一再加速できる瞬間です。ターン動作は素早さよりも正確性を優先して練習しましょう。ちなみにレッスン内でよく確認してもらうポイントは、
・頭とお尻の位置関係
・どこに手をつくか
・どこに足をつくか
・目線

ただし例外もあります。小学低学年ぐらいまでは、浅いところで素早くターンして、潜らずにすぐに泳ぎ始めたほうが、Cの合計タイムが速いです。カラダが軽く潜りにくい場合は、ターンの素早さ重視でOKです。

FLOW STYLE のレッスンでは、このように細かい測定方法や、対象者の違いによる場合分けに則り、作業的にレッスンを進めていきます。見た目や本人の感覚も参考材料ですが、やはり最後は数字(タイム)です。これはターンだけでなく、スイムでも同じようなことが言えます。今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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