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レース動画分析② 無料モニター 50mバタフライ

聴いて速くなる、上手くなる! 09:12 ダウンロードをクリック↓

反響を頂いており、無料モニターとして2名3レースを分析させていただきました。  今回はそのうちの1名のレポートをご紹介します。秘匿性を考慮して、動画は掲載いたしません。

短水路 50mバタフライ 女子選手
34:06(15:92, 18:14) RT0:84 ターン1:30

◯分析と評価
スタート
抵抗の少ない一点入水はできている。さらに飛距離を伸ばす段階に来ている。水中ドルフィンキックの回数は2回。ターン後は1回。現状やや少ないか。

ターン
手のタッチから足離れまでが1:30 タッチしたときの足の位置(深さ)を調節できればさらに抵抗を減らすことができる。

ハイポ
スタートの浮き上がり直後はハイポ2で2回。後半はほとんどがハイポ2か?スプリントの50mレースとしては、スタート直後の息継ぎ回数は多いと思われる。必要に応じてノーブレス強化のトレーニングも行う。

テンポ
0:95~1:00 ラストは1:03 全体を通して適切。カラダはよく動いており、事前のスプリントトレーニングが効果的だったと思われる。

ストローク数
前半は水中ドルフィンキック2回と13かき、後半は水中ドルフィンキック1回と16かき。水中ドルフィンキックのスキルは、スイムに対して高いことをこれまでのレッスン内で確認済みのため、現状では4〜6回が適切と思われる。

◯対策と目標
ハイポ 優先度★★★
前半ハイポ4、後半ハイポ2を次回のレースの目標にしてみましょう。練習では、テンポを1:40~1:60まで落として50m4本2分サイクルで繰り返しましょう(水中ドルフィンキックは2回まで)。ノーブレス強化は、15秒程度の繰り返しが有効です。25m10本40秒サイクル、テンポ2:00でストローク数7〜8かき程度を目安に繰り返しましょう。

ストローク数 ドルフィンキック回数 優先度★★☆
実際に水中ドルフィンキックの回数を2, 4, 6回と3タイプに分けて12.5mのスタートダッシュ測定で再度検証してみましょう。それによって前半のストローク数が変わってきます。水中ドルフィンキックのみの0~12.5mの測定も行い、必要に応じて強化しましょう。

ターン★★☆
目標は1:30→1:00。タッチしたときに足先が水上にあるので、その後の足の引き寄せで抵抗が生まれやすいです。ターン前の最後のひとかき時はキックの蹴り幅を小さくよりコンパクトにするよう意識して、お腹とお尻に力を入れることで下半身が水中のおさまるようにしましょう。

以上の3点がクリアになることで、主に前半のタイム短縮が期待できます。加えてジャンプ力強化のための陸上トレーニング(主にプライオメトリクストレーニング)も導入していくと、スタートとターン局面でさらに有利になります。次回の目標は、前半15:60 後半17:90 トータル33:50

レポートは以上です。この女子選手は、パーソナルレッスンを数回受けていただいているので、参考材料が多くアドバイスしやすかったです。もう一人の男子選手は、レッスン未実施でしたが、50m自由形の短水路と長水路のレースを分析比較することで、課題の優先度がはっきりしました。この選手は長水路の方が速く、短水路ではターン後の壁蹴りで十分な再加速が得られていないことが予想されました。その場合は、5m蹴伸びのタイムと、ターン後の5m蹴伸びタイムを比較して、どれぐらい差があるかを見ます。FLOW STYLEのレッスンでは+0.2秒までを目標としています。

ここまで読んでいただきありがとうございます。無料モニターを、先着5名様で募集します。個人が特定されないよう秘匿性を考慮した上で、レポート内容をnote記事に掲載しても良いという方は、「レース動画分析希望」と書いていただき、下記のアドレスまでご連絡ください。

rebirth.flow.style@gmail.com


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