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最高の状態でレースをむかえるには

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競泳にとっていよいよ重要な大会が続くシーズンに突入してきました。最高のパフォーマンスが発揮できるように以下の書籍を参考にしてみてください↓
「ピーキングのためのテーパリング」 河森直紀 著

トレーニングや練習をすれば、体力や技術が高まります。では、すぐにそれがパーフォーマンスアップとして数値に表れるのでしょうか?実際はそうではありません。トレーニングによって疲労が蓄積し、怪我のリスクもあります。練習によって一部への意識の集中で全体のバランスを崩すリスクもあります。トレーニングの量を減らしていき、少し体力が低下してきても、疲労が抜けていることのほうがプラスに働きやすいです。最高の状態で、最高のパフォーマンスを発揮するためには計画性が重要となります。

パーソナルレッスンはこの計画性を持つ良いきっかけとなります。個人によってレッスンの頻度やゴールの時期が異なるため、以下の事項をヒアリングし、その時の状態をより正確に把握するよう努めています。
・直近のトレーニングや練習内容
・疲労の状態
・本人の課題意識

さらに実際の泳ぎを見て、見極めていきます。特に重視しているのはウォーミングアップです。50m3回ディセンディングでは、テンポ・タイムがコントロールできているかを見ています。「50mの中でテンポが不規則に変化している」「テンポを上げてもタイムが上がらない」という場合は要注意です。必要であればウォーミングアップの内容をより細かく設定し時間をかけます。スプリントができないぐらい疲労が蓄積していると判断した時は、姿勢の確認やドリルを実施します。

「いま自分がやりたいこと」と「いまやるべきこと」は違う場合があるので、そこは科学的根拠をもとにしっかりと説明して、セーブしてもらうのもパーソナルコーチの役割です。

テーパリングの一般的な考え方は「スピードは維持・向上しながら量や頻度を減らしていく」です。ただし競技や種目や距離によって詳細は変わってきますし、個人の特性も考慮されるべき事案です。手探りにはなりますが、毎シーズン計画性を持って臨むことで、よりテーパリングの精度が高まってくるはずです。ジュニアの時期からそのような意識を持ってレースに臨んでみてください。大人の方ほどテーパリングは重要になってきますで、レース前に不安になって、とにかくたくさん泳ぐようなことは避けましょう。量的負荷はオーバートレーニングの一番の原因です。今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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