【014FP-9】MONTBLANC 342G
こんにちは、漂流です。今回は1950年代モンブランから廉価ラインの300番台より、342Gを紹介します。
概要についてですが、主は50年代モンブランに関してあまり知識が無く誤っている可能性があることを先に断っておきます。
1950年代のモンブランはメインに主力のマイスターシュテュックである1xx系、セカンドラインに2xx系を据えていたと思われます。2xx系に関しては過去に1本取り上げて記事にしているので読んでいただければ幸いです。
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そして今回紹介する342Gはおそらく廉価ラインとして設定された3xx系に属する物と思われます。
他2シリーズに比べるとクリップ等も非常に質素でコンパクト、あまり主張しない控えめな万年筆です。
基本スペックは全重量16g、キャップ無しの本体重量10g、キャップをした状態の全長は127mmでキャップ無しの場合116mmになります。太さは1番太い所で11mm、首軸で9mm程と、万年筆の中では細めです。主素材はセルロイドで、機構は現代の万年筆でも採用されているピストン吸入式です。
インク窓は青色に染色されており、またキャップにMONTBLANCとこの時代に特徴的な刻印がされています。
そしてペン先。14Cや585の表記からも分かる通り14金のペン先です。
ペン芯は薄く、側面から見るとペン先にほとんど隠れてしまいます。また254の記事の方には写真を載せていないのですが、254のペン芯も似たようなものになっています。
そして肝心の書き味について。字幅はM、ニブは良くしなるタイプで所謂ヴィンテージ万年筆らしい柔らかさがあります。書き心地についてはやはりモンブラン。その名に恥じない素晴らしい書き味です。またペン先に対して縦に書いた場合と横に書いた場合で線の太さが違うので楽しくもあります。インクフローは気持ち多め、海外の万年筆であれば一般的な感じだと思います。
ここまでお読み頂きありがとうございました。342Gの他に鉄ペンバージョンの342もあり、ebayなんか探すと結構転がっています。主が記事を書いている時点ではヤフオクにも出品があるので興味のある方は落としてみては如何でしょうか?
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