妖精王の憂鬱【縦書き版】
こんにちはギーの代筆者ナマケモノです。
さっそくですが、かねてよりベラゴアルドクロニクルの「縦書き版」を制作していまして、その第二弾となります。これからも各物語を順次リリースしていきたいとおもいます。
とはいえ、縦書きをnoteさんで公開するのは不可能みたいなので、ファイルのアップロードという形になります。前回親切な方々から、しっかり読めたというご報告を頂いているので、少し自信がありますが、それでもやはりダウンロードという形を経て、それでも読んでみようというような人は、もの凄く希有で物好きでブッダでクライストでアッラーで鍾馗様でオーデンでアフラ・マズダでククルカンで天照大神なので、そんな方は生半降臨することもないので、ひたすらな自己満足になるかとおもいますが、よろしくお願いいたします。
因みに第一弾、「小鬼と駆ける者」はこちらでダウンロードできます。↓
と言うわけで少しだけ内容紹介いたします。私的にはこのお話を一番応援したい気持ちもありますが、手短な紹介となっております。なにとぞよろしくお願いします。
「妖精王の憂鬱」は、妖精と旅芸人の少女の冒険が描かれ、前作とは打って変わり、柔らかいお話となっております。このお話はわたしがギーの声を聞き、三日くらいで書いたので、そのぶん縦書き版を編集する際、かなり加筆した箇所もあります。(それでもたぶん誤字はなくならない)
このお話で最も気に入っているシーンです。当初は物語を進めたい思いがいっぱいで、キャラクターたちのパーソナリティにあまり注視していなかったように感じます。短いですがこういう場面こそ、物語の大切な部分が含まれているのではないかと感じます。noteさんで連載していた時は、一話ぶんの展開と文字数を気にしてこういった人間模様を省いていましたが、徐々に文字数も増えそのぶん、キャラクターたちの関わり合いを少々丁寧に描くようになっていったと思います。縦書きで一冊に面付けしてみると、もともとの横書き一話ぶんのせせこましさや横書きでの改行、レイアウトの『間』といいましょうか、黙読の呼吸といいましょうか、とにかくそのようなものがかなり違うように感じました。
ガレリアン・ソレルと違い、不真面目で自堕落なストライダ、バシリ・アルベルドが登場します。ここで物語的な順を追えば、ストライダは幾人か存在するということが分かり、その個性も様々だということも分かります。そんな物語です。このお話を含めたはじまりの短編5編は、ばらばらな時間軸で織りなされ、すべてが「竜の仔の物語」につながる群像劇となっております。様々な環境で様々なキャラクターたちが「竜の仔」の物語を結び付けていきます。
思えば、みんなに優しい魔法使いメチア様がアルベルドだけに厳しいのも、きっと彼に期待しているからなのでしょう。このシーンの前後、少しだけ「竜の仔」の話題が出て来ます。当時のわたしは、アルベルドが言う“あいつ”がどんな奴なのかを知らず、その関係性もまったく知りませんでした。シリーズがはじまった当初、魔物とのの小規模な戦いやベラゴアルドの住人たちの関わり合いが、ドラゴンという強大な存在にどう結びつくのかさえ想像できませんでした。それが知りたくて、ギーの声に耳を傾け、ひたすらに物語を紡いできました。
というわけで、「ベラゴアルドクロニクル —妖精王の憂鬱」縦書き版、
よろしくお願いします!
PDF版。
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A5で作成。
PDFはAdobe Acrobat Readerで読めますがページ送りが下にスライドしか(たぶん)できません。また、固定レイアウトなのでスマホなどの小さい画面でも読みづらいかもです。スマホやタブレットによってはフォントが変わる事例があるようですがこちらでは確認できませんでした。さらにはmacで電子書籍を読むiBooksというものに摂り込んだら、右に捲ることしかできなくてとても読めたものではありませんでした。少し調べたらPDFは横文字規格なので、左捲りは想定していないそうです。なんでもマイクロソフトEdgeでならpdfでも左にスライドするような読み方が出来るようなのですが、試していません。誰か詳しい人がいたら教えて欲しいものです。
もしプリントアウトするならA4横で2ページ面付けするのが良いと思います。
EPUB版
↓
リフロー型でないので、これまた小さい画面では読みづらいかもしれません。ipadとデスクトップのiBooksで左捲りでスムーズに読めました。わたしはmacだけでしか試していませんが、epubはKindleでも読めるみたいです。ただ、レイアウトの崩れがあるかもしれませんが。OSやアプリの違いがかなりあるようなので、その報告だけでもダウンロードして教えて貰えれば助かります。
※親切なツイッ友さん(←一方的)が、iPhoneであればマンガリーダーのcomic glass、または紀伊國屋の電子書籍アプリキノッピーで左捲りができると教えてくれました。ありがとうございます。
動作確認だけでも良いので、ダウンロードしてみて読めるものかどうかお教え頂けると嬉しいです。
それではよろしくお願いいたします。