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ベラゴアルド名鑑【その15】

メイナンド・レウーラ
性別:男
年齢:27歳
身長:178cm
体重:69kg
利き腕:右利き
出身地:レムグレイド大陸南、ロイストの街
髪:金髪
眼:金色
武器:鷲の剣
道具:出兵に応じて持ち物は変わるが、主に魔法対策として、最上級の咒具は常に持ち歩いている

メイナンド・レウーラはレムグレイド王国最強とされる騎兵部隊、『白鳳隊』を総べる隊長である。若くしてその地位まで上り詰めた彼は、それに見合う実力を持ち合わせ、公式的にはレムグレイド最強の剣士とされている。実際に、剣技、馬術、判断力、統率力にも加えて容姿にも恵まれ、以前はマール・ラフラン姫と国民人気を二分するほどの人気であったが、彼女がガンガァクスへ出立するとその人気さらに高まり、近年では王政にさえ強い影響力を及ぼすほどである。また、平民から人気の高いマールとは違い、貴族や上級国民などからの支持が厚く、特に異性からの人気が非常に高く、彼が城下に訪れただけでも、路面は人垣で埋め尽くされ、黄色い声援が飛び交うほどである。
剣技としては、レムグレイドでは珍しいクファン流であり、抜刀術の使い手であった騎士ルブリ・モイアに師事し、その奥義の多くを伝授されている。
彼の剣、『鷲の剣(サブルオブイーグル)』は、レムグレイド王国に伝わる名剣であり、純ミスリル銀で精錬された片刃の刃は、透き通る程に薄く、二つに曲げても折れることのない弾性を併せ持っている。だがそのために扱うにはかなりの技術を要し、その薄過ぎる刃を振るうとしても、常人ならばただ紙きれがなびくような剣刀筋にしかならず、まず切れ味の望める刃としてさえ扱えない。また『鷲の剣』は別名『砂粒の剣』とも呼ばれ、達人ならば砂粒さえも両断できるとされている。だからこそメイナンドの身に付けた抜刀術は群を抜いて相性が良い。鞘で隠す構えからの振り抜く斬撃は、透明のつむじ風が通り抜けた程度にしか感じず、それを受けた者は斬られたことさえ気づかず、数秒置いて、自分の首がもはや胴と繫がっていない事実に戸惑いつつ唖然と絶命していく。


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メイナンドの登場するお話はこちら↓

オススメは縦書き版です!↓



捕捉知識


●レムグレイド大陸におけるレムグレイド王国について

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・レムグレイド王国、王都は同名大陸の中心に位置する。南、西、北側をレム・オル山脈の天然の防壁に抱かれる。また本城もその岩肌を削って建てられているため、防衛都市としても無類の鉄壁さを誇る。あらゆる面でベラゴアルドの中心とされ、その前身となったアラングレイド共和国の歴史を併せて考えれば、実に三千年余りに渡り、繁栄し続ける王国である。

・ノマリア、ナイララ、ソリトア、ロイスト、ハーファーなどが貿易都市として栄え、特に、ハースハートン大陸に面するノマリナ及びナイララは、重要な貿易拠点となっている。

・内陸ではアルトルとシルファが栄えている。シルファはハーファーとロイストの中継地点として栄え、アルトルは聖鈴の都と呼ばれ、アーミラルダ教団の本拠地でもあり、大聖堂を巡礼する信徒を中心に、観光地としても人気のある街である。


●白鳳隊について

・白鳳隊は、約六百年前の英雄、鳳凰ミルニアの白騎馬隊を祖とし、実質的にはレムグレイド王国の歴史よりも長く、アラングレイド共和国の頃から存在する由緒ある騎馬隊である。

・白鳳隊はより抜きの貴族のみで成される集団であり、兵数は少ないとはいえ、他の騎士団を総べる立場となっている。貴族のみとはいえ、実力を見初められた者は王族のみならず、平民からも徴用(その者は貴族称号を与えられる)される制度も設けられているために、単に特権意識だけで形成されたお飾りの集団とは一線を画している。

・荒れた土地や山や森の多いハースハートン大陸とは違い、比較的草原や丘陵地点の多いレムグレイド大陸においては、騎馬の機動力は絶大である。特にその平坦な草原が続く地形上、数知れぬほど戦の舞台となったメニウ平原は、いつの時代も白鳳隊の独壇場であった。



※地図はギーの物語に準じて常に更新されていくものであり、すべての地名が記されているものではない。


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キャラ名鑑は不定期で更新します。


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