売れないを売る
「唯一無二 【One and only】」
私の職業はパティシエ。群馬の片田舎にある普通の洋菓子店。
今までは他の競合店より良い仕事、良い商品を作っていればそこそこ経営していける時代でした。
ですが数年前から周りの洋菓子店、コンビニ、スーパーを見回しても何処に行っても同じ様な商品しか見かけなくなりました。
ケーキの飽和状態な現在なんです。
勿論、有名パティシエや大企業の作るモノは広告や宣伝力が桁違いなのでこれまでとそう変わらないでしょう。
ですが町の洋菓子店はコンビニにシェアを奪われ、いつ終わるか先の見えないコロナ禍によって人と人が集まらない事で利益率の高い焼き菓子やギフト類が壊滅的…
それでも働いてくれている大切なスタッフや店の存続の為に簡単に潰すわけにもいかない。
だからいち早くその飽和状態から抜け出し、地域で唯一無二なニッチなお店にならなければならないのです。
ここから先は
890字
¥ 400
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?