アニメと漫画どっちが面白いか？原作の方が面白いに決まっている
小説や漫画を原作としたアニメがたくさん作られます。
こうして、原作を元にアニメ・ドラマ・ゲーム・ドラマCDなど別のメディアが制作されることをメディアミックスとか言います。
この場合に「アニメと原作はどっちが面白いの？」と言った疑問が生まれたり、「どっちの方が面白い」なんて議論が生まれたりします。
答えはすでに出ていて「原作が1番面白いに決まっている」です。
こんにちは。割水です。
アニメやドラマと比べると、元になった原作の方が面白いに決まっているのですが、「なぜ原作が1番面白いのか」という話をします。
原作は、基本的に小説か漫画です。そこからメディア展開したものが、アニメやドラマだと言う認識で進めていきます。
では、「原作がなぜ面白いのか」と言うと、原作になる時点でその作品は既に多くの人からの評価を勝ち取って原作になっているからです。
例えとして、週刊少年ジャンプをあげます。
週刊少年ジャンプに掲載される漫画は、漫画家さんが一生懸命頑張って作った作品が、少年ジャンプの編集担当・編集部に査読され、そこで「連載に値する」と判断された作品だけが少年ジャンプの連載枠を勝ち取るわけです。
連載を勝ち取れたら勝者かというとそんなことはなく、連載が始まってからは、今度は少年ジャンプの読者達、全国で100万人以上からの評価を受けます。しかも毎週です。
100万人以上の人間から評価を勝ち取って、ようやく連載漫画として生き残るかどうかになります。
そして、100万人以上の人間からの評価を受けて生き残った作品だけがアニメやドラマの原作として使われます。
ですから、アニメやドラマの原作は、すでにとてつもない競争を勝ち残ってきて「面白い」という表彰台に登っている作品なわけです。
では一方、「アニメはどういった流れで皆さんの目に触れるか」という話をしていきます。
作品は「ストーリー」と「表現方法」で面白さが決まると思っています。
小説であれば「面白いストーリーにその面白さを伝えられるだけの文章の書き方・表現がともなっている」から面白い小説作品として評価されます。
漫画であれば「面白いストーリーに漫画として素晴らしい表現方法で描かれる」から面白い作品として評価されているわけです。
では、これらの人気の小説や漫画を原作としたアニメやドラマはどのようになっているのか。
アニメ化される時点で、原作のストーリーは一定以上の評価が確定しています。ストーリーが面白い事は原作の人気で確定しているわけです。
しかし、その面白いストーリーをどういった表現方法で作るのか？どう見せるのか？が全く未知数の状態です。
小説や漫画の表現方法と、アニメやドラマの表現方法は全く別次元の話です。ですので、原作のストーリーが面白いからといって、アニメが面白いかどうかは全く別問題なわけです。
で、問題は、アニメやドラマは「まだ不特定多数の人間からの評価を得ていない状態で皆さんの目に触れてしまう」ことです。
つまり、原作の場合は
漫画や小説が世に出る
読者から評価される
生き残ったものが原作になって一般人の目に触れる
ですが、アニメの場合は
アニメが作られテレビで放送される
一般人の目に触れる
という感じで、評価される前の段階で皆さんの目に触れるんですよね。
だから、「アニメと原作とどっちが面白い？」という疑問や議論が起こるタイミングにおいては、原作の方がすでにふるいにかけられているぶん面白いのが確定なわけです。
皆さんの目に触れる段階で既に数多くの評価を勝ち取ってきた作品、つまり原作は面白いに決まっているし、「まだ何も評価がされてない状態で皆さんの目に触れるアニメは面白いかどうかはわからない」と言うことになります。
仮にアニメやドラマを確実に面白いものにしようとするのであれば、評価しふるいにかければいいのです。
例えば、面白い原作の漫画があったとしてそれをアニメ化するとします。
同じ原作の漫画を、3〜5社くらいの制作会社がアニメ化して「一番面白いと評価されたアニメだけをテレビで放映する」という仕組みにすれば、面白いアニメだけが皆さんの目に届く可能性が増えます。
とはいえ、アニメの制作コストを考えたらそんなことは実現不可能です。
その代わりに存在しているのが「レビュー」です。
動画配信サービスのレビューで星4以上の作品に限って「アニメか原作のどちらが面白いか」という議論の土俵に上がれている感じです。
原作とはつまり、小説・漫画の世界で星4以上の高評価を得た作品だけが原作となっているということ。
ですので、基本的には「原作の方が面白いに決まっている」です。
もちろん、原作を超えたと評価されるアニメ化作品がありますが、あれが例外です。
ということで、もし興味を惹かれたアニメに出会ったなら、ぜひ原作を読んでみると良いと考えています。
また、奇跡的に原作を超えると評価されるアニメ作品があるのであれば、それはそれでスーパーレアな作品なのでぜひ視聴するべきだと思っています。
それでは皆さんもぜひ原作を読んで、原作者を応援する形でエンタメ業界を盛り上げていただければと思います。
それでは、良い原作ライフを。
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