田舎の村ルールで生きている人は法律とかルールの概念・認識がおかしいと思う
地方や田舎に行くと「村ルール」が存在することは皆さんご存知だと思います。
ルールというものは所属する社会やコミュニティによってそれぞれ独自の規則が定められているものです。ですので、コミュニティ独自のルールが存在すること自体は何もおかしいことではありません。
しかし、村ルールはわざわざ「村ルール」と名付けられています。なぜかというと、村より上位概念の社会コミュニティである市区町村や国のルールを逸脱するルールを作るからです。
要は、都道府県条例や法律を無視したルールをつくっちゃうので、わざわざ「村ルール」と特別視されているのだと思います。
こんにちわ。割水です。
今回は、法律を無視した村ルールが運用される原因についての話です。
日本国民の皆さんならご存知かと思いますが、どこの村に住んでいようが共通して強いられるのが法律です。ですので、法律を逸脱しない範囲で村のルールを敷くのが通常です。
しかしながら、なぜ法律を無視した「村ルール」が作られるんだろう?と地元のおじさん・おばさん達を見て考えました。
そうしたら、なんとなく「法律やルールに対する概念が違う」という仮説ができたのでちょっと見てってください。
テキストだけだとうまく説明しにくいので図解しました。
まずは、日本の法律の基本ルールです。
「憲法」が一番上位に位置していて、その下に「法律」があります。ここまでは国が定めているもの。
その下に「政令・省令・条例」などがあり、行政や都道府県が決めているものです。
そして、個人が所属している組織や共同社会単位におけるルールがあります。会社とか学校とか地域とか家族間のルールですね。これをコミュニティルールと呼ぶことにします。
ここまでは当たり前ですね。
ただ、上の図は一般的によく使われるのですが、ルールの上下関係とかわかりづらいと思ったので、作り直しました。
一番下に憲法という基礎・土台があって、その上に法律、その上に条例と追加されて積み上がっていくイメージ。
もちろん、下にある土台の範囲内でしか追加のルールは乗せられません。こっちの図の方が合ってないですかね?
と、こういう理解であれば法律や条例をはみ出した村ルール(コミュニティ独自ルール)は作れないはずです。
じゃあ、田舎の村ルールで暮らす人達のあたまの中はどうなっているか?というとたぶんこんな感じだと予想。
まず、円の中心に自分がいる。この円の中が村ルールが適用される。
円の外側は一回り大きな円で囲まれていて、都道府県の条例がある。
もう一回り外側の円が法律、一番外側の円が憲法。
で、円の境目は壁がたっているので、中心にいる村民達は外側にある条例や法律や憲法があることを認識していない。中心から離れれば離れるほど、見えないし知らないし興味ない。
だから、「村ルールに則って法律を無視」したり「法律を逸脱した村ルールを他人に強制」したりする。
仮に「法的にはこうなってますよ」と言っても彼らには通じないですし、文章を見せても「そんなもの知らん」って法律に反論してきます。
これらの事象が、だいたい図解のイメージで説明がつくと思うのですがどうでしょう?
コメントかTwitterでツッコミいただけると幸いです。
それでは皆さん、村の掟を破らないようお気をつけてお過ごしください。
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