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男性×育休

 育児休業。女性だけがとるものじゃないはず。
 「男性も取れるよ。」「安心して取りたい。」と思うので、一緒に雰囲気つくっていきませんか?

男性の育児休業取得のリアル

 厚生労働省によると、10月1日から翌年9月30日に育休を取得した割合は次のようになっている。

 表からわかるように、女性は平成19年度以降8割以上を示しているのに対し、男性は取得率は増えてきているものの、依然として6.16%に過ぎない。


 また、育児休業を取得した割合を、事業内容別に示すと、次のようになっている。

 表を見ると、女性は、最低でも約6割以上を取得しているのに対し、男性は、多くても18.69%であり、教育・学習支援事業に関してはたったの1.89%である。

 では、なぜ男性は育児休業を取ることができていないのだろうか?

 これは、厚生労働省の資料である。育児休業を取得しなかった理由として、制度が整備されていなかった割合は多いが、何よりも「職場が育児休業を取得しづらい雰囲気だった」「業務が繁忙で職場の人手が不足していた」などの理由を挙げている。

 業務が繁忙でも育児休業を取ることのできた先生方のリアル、そして育児休業をとりたい先生の理想に迫ろう。

理想の育児休業

 井筒先生は、育児休業に向けて、準備をしようと動いている小学校の先生である。
 分掌業務が嫌いで、マニュアル化することを趣味としている。マニュアル化されることによって、はじめてクリエイティブに考えることができると話す。

 そんな井筒先生は、自己理解、自己決定、挑戦、多様性という教育観をもっている。すべては「実験」であると話している。

 育休を取ることで、家族と時間をつくったり、自分の啓発ができたり、仕事を再魅力化できるのではないか?と考えているそうだ。

育児休業のリアル

 現在、育児休業を取得している、いっくきゅうさん。「きょうどう」に作業を進めていくことを大切にしているそうだ。そして、『幸せ』の環境調整を行い、『幸せ』の嗅覚を育み、『幸せ』の創造を目指している。

 育休のねらいについて、いっくきゅうさんは2つの軸で自己理解を図りたいと話す。1つ目は「自分が気がついているかどうか」、2つ目が「他者が気がついているかどうか」である。
 これらにより、『開放』『盲点』『秘密』『未知』の4つに分類することができる。

 育休のメリットとして、「はじめてのその瞬間を共有できる」というものがあるそうだ。
 もちろん、今日こんなことがあってね。という報告でも、喜びを共有することは可能だ。しかし、少し考えてみると代替のできない経験ではないだろうか?
 例えば、小学一年生が一人で名札をつけることができたとき、跳び箱を跳べなかった子が3段を跳ぶことができたとき、喜ぶはずである。
 もちろん、聞いた情報でも嬉しくなるかもしれないが、直接目の前で見た方が嬉しさは大きいのだ。

 そして、大切な考えをいっくきゅうさんは語ってくれた。思い通りにいかない。それをいかに楽しむことができるか?が大切であると。育休とは、夫に、そして父になるために取るものであるのだ。と。

育休先生

 営業職を経て、小学校教諭となった育休先生。育休を取ることは、権利で定められている以上、とって当然だと話す。
 パパ・ママ育休制度も活用し、1年間の育児休業を取得する。
 そして、パパがパパになるということ。ずっとママはママであることや子どもも立派な人格をもっていることに気がつく。

 さらに、育休先生は窓口で手続きをしていく中で、「お母様は…」という口調がとても気になったのだという。そこから、現在職場に戻ってきてからは、安易に「お母さん」という言葉は用いず、「お家の方」と使うのだという。

 パパとして、育児休業を取るという選択肢。これから増えていくといいなぁ。。。

グラレコ

 みずまるさん

 みなみさん


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