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愛は無限に広がる

写真は、odapethさんの作品です。感謝です♡

「おいしいおかゆ」というグリムの昔話があります。
「おはなしのろうそく 1」(東京子ども図書館)
貧しい女の子が、食べるものがなくなり、森へ行き、
(全てを知っている)おばあさんに会い、
魔法のお鍋をもらう。
そのお鍋は、「ちいさなおなべや にておくれ」と言うと、とてもおいしいおかゆを煮てくれて、
ひもじい思いをすることはなくなる。
女の子が留守の間、お母さんがそのように言ってみると、お鍋はいつまでもいつまでも、おかゆを煮たので、どんどんどんどんお鍋からこぼれて・・・・
とうとう町中がおかゆだらけになって・・・・。
まだ続きますが、こういうお話です。

とっても短いこのおはなしも、子どもを引きつける強い力を持っています。
つまり、
大人にとっても「何か」あるんです(笑)。

「まるで世界中を、おかゆでおなかいっぱいにしてしまいたいと、思っているようでした。」というこのお鍋。
それは、「大いなる何か」であり、私たちの心の器、魂ではないかと。
そしてまたこのお鍋から、無限に出てくる「おいしいおかゆ」は、私たちみんなが持っている、人の心の中にあるあたたかい「愛」ではないかと私は思います。

フランクル博士が、「ドイツ強制収容所の体験記録 夜と霧」(みすず書房)の中で、
「人間の実存が高く翔り得る最後のものであり最高のもの」と書かれていた「愛」。

私たちの魂は「愛」でできている。

そしてそれはまず、「自分」への愛が出発点。

おなべは「自分の心の器」。
自分が自分を認め、ありのままの自分を受け入れ、本当の意味で自分を愛することができて、はじめて「愛」は、お鍋からこぼれ出す。

自分の器に愛を注げるのは、「自分」しかいない。
親でも子でも恋人でもなく「自分」しかいないのです。

自分に愛を注ぎ、まずは「自分」が自分をご機嫌にする。
それが本当に大事なことだと思います。

どんな人もご機嫌な時は、優しい気持ちになります。
足を踏まれて痛くても、「いいよいいよ。気にしないで♡」という優しい気持ちになりますよね。とってもよい性格になります(笑)

自分の器が愛でいっぱいの人は、身近な人に、ご縁のある人に、全くがんばらないで、無意識に、愛を分けてあげられます。

自分に愛を注いで、ご機嫌だから、自然と優しくなる。
がんばらなくても、つい優しくなってしまう(笑)って、なんか力が抜けてていいですよね。
こういう時に、人の魅力は作られるのかもしれませんね。

ごきげんはうつります。
家族も、友人もごきげんになって、ご近所さんにも広がって、
どんどんどんどん、ご機嫌がひろがっていく。

自分で自分をご機嫌にすることほど、大事なことはない気がします。

私は病気になる前、自分にダメ出しばかりして、自分をいじめていましたので、心の中はご機嫌とは、ほど遠い感じでした。
だから、人のことも許せなかったし、家の中でも暗い顔していたと思います。

その反省から、古い価値観を手放し続け(今もですが)
自分を認めて、自分をほめて、
「今、本当の本当は何がしたい?どうしたい?」と自分に聞く癖をつけました。
ずいぶんと楽になりました。笑顔が増えました。
でもまだまだですね。

自分の心の器を愛で満たし、
自然とあふれでてしまうような、軽やかな愛を、
どんどんどんどん広げていけるといいですね。

あなたもどうか自分をご機嫌にする時間を作ってくださいね。
そこに罪悪感を持たないでくださいね。

あなたが心から笑顔になれば、
あなたの大切な人もきっと笑顔になりますよ♡

そしてそれがどんどん広がりますように♡

最後まで読んでくださって本当にありがとうございます。






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