見出し画像

好きなことをするだけで生きる人が成功する時代著者:トッド・ローズ オギ・オーガス


気づきを3つ示す
1標準化時代に合わせた価値観を脱却すること
2自分の強み、個性に最適化すること
3大きな情熱ではなく小さなモチベーションに従うこと

1つ目
標準化時代というのは、国や組織が一定の価値観を指定している状態のことだ
例えば、学校教育の例がわかりやすい
一定の学業を修めると、出世コースの土台に乗ることができる
その先にマネージャー、部長、というような階段がある
これに乗り、他の人よりより優秀であれ、というのが標準化時代の価値観だ。

これに問題提起をしている
なぜなら、これは個人の充足感とは結びつかないからだ
若者が管理職を目指さない最近の風潮は、直感でその未知に幸せがない事を悟っているのかもしれない。


2つ目
自分の強みや個性に最適化をする事を考えようということだ
これは、誰かから与えられた価値基準で、他の人より優秀な道を行こうとすることに気をつけろと言っている。
なぜなら、上記しているように、出世コースに、幸せはないためだ。
他の本であるがショーペンハウアーも、外的な欲求の追求の先に幸せはないということを明言している。
この本では「自分の強みや個性にあったモノを見つけることが何より重要である」事を述べている。
それは時間がかかるが、大切であると繰り返し主張している。
自己分析の重要性を主張し、その上で、3つ目のことを意識していって欲しいとメッセージが書かれている

3つ目
これが「大きな情熱でなく、小さなモチベーションに着目せよ」というメッセージだ。
なぜなら、大きな情熱を追い求めることは、標準化時代の価値観であり、人の考えは変わることを前提としているためである。
例えば、医師になる、全国大会優勝する、社長になる、というようなものが大きな情熱と言える。少し前の時代の自己啓発本も「やり切る力」などが販売数を大きく伸ばしていたが、これは標準化時代において、金銭的に成功を収めるためのメソッドであると述べている。

それでは小さなモチベーションに着目するとは何か。
具体的には「仕事の中で面談をした時にお客さんから喜んでもらうのが好きだ。」「新しいことをマネージャーから教えてもらう瞬間が好きだ。」というような、かなり具体的な内容になる。
「偏った自分だけのモチベーションを探せ」
というメッセージがある。
そして、必ずしも、目的地を定めようとしないでほしい、とメッセージされている。
目的地を定めてしまうと、このような小さなモチベーションに着目することは少なくなるからである。
自分だけの、偏ったモチベーションを探し、それを行う回数を増やす。
結果的にエネルギーが湧き、できることが増えたりしているということが著者の主張だ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?